ラブライブ!〜only desire〜   作:ハイネ1021

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*注意
①この作品はSF要素が含まれています。
②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラが含まれます。
それではお楽しみ下さい。




第3話 あなたとはんぶんこ

私、高坂穂乃果は突然の廃校の知らせとその本当の理由とともに告げられた人型高機動兵器μ'sのパイロットに指名されてもう何がなんだかわからなかったけど…、

 

さっき出会ったばかりの北条真姫ちゃんに励ましてもらって…そんな悩み、いつの間にかどっかにいっちゃったような気がする。でも実際に、どうすればいいかはわからないままではいた。

 

『元気いっぱいなのがあなた取り柄。』そう言われたことをとりあえず何度も頭の中に反芻しながら、私は『あの場所』へと向かう。

 

穂乃果「あった!いつ見ても大きな木だよね〜。」

 

そう。『あの場所』とは私のお気に入りの木がある場所。行き詰まった時とか、悩みがある時とかはいつもこの木に登って、木の太い枝に座って、この街で一番絶景な夕焼けと、それに照らされている街全体を眺める。

 

この景色をみていると、私の悩みなんか小さく思えて…なんだが心の奥底が透き通るような、でも包まれてあたたかい。そんな気持ちになる。

 

しばらくその景色をしばらく眺めてると…、

 

???「どうか、しましたか?」

 

という声が木の下から聞こえた。

私と同じくらいの、若い男の子だ。

少し背が高くて、さらにスラっとした体型。いかにもアスリートみたいな感じ。髪も普通の長さで瞳はきらきらとしている。正直、ちょっとかっこいい。

 

穂乃果「ふぇ?私?」

 

???「そうだよ。だって君、泣いてるじゃないか。」

 

穂乃果「あっ…。」

 

目から夕焼け色に輝いた粒が静かに落ちているのに気づいた。私、泣いてたんだ。

 

穂乃果「あははっ…。ごめんなさい。私、言われてるまで気づかなかったぁ…」

 

私は力の入らない言葉でそう言う。

 

???「自分が泣いてるのに気づかないんなんて、変わった人だね。もし良かったらそこ、隣座っていい?あと君さえよければ話、付き合うけど?」

 

???「って、初対面なのに話してくれるわけないかー。あはは…。」

 

と言って彼は頭の後ろに手を乗せる。

この人…真姫ちゃんと同じで…優しいんだね。

 

穂乃果「えっ…。まぁ…いいけど。少しだけだよ?」

 

今日は2人も私に優しくしてくれた。

そういう意味では今日はラッキーなのかも。

 

???「りょーかい。じゃあ、ちょっと右に避けてくれないかい?」

 

穂乃果「え、ちょっとあなた…何する気なの⁈」

 

???「決まってるでしょ?ここからジャンプして木の枝に座るんだよ。」

 

穂乃果「ええ⁈危ないよ!地面からちょっと高いし!枝折れちゃうんじゃない⁈」

 

???「こんだけ太ければ大丈夫さ。そら行くぞ、それっ!」

 

ピョーン!彼は軽々しくジャンプした。なんてジャンプ力!並の男子と比にならないくらい、高い。

 

???「よっと!」

 

空中で体の向きを変え、ドスンッ!

そのまま着席体型。

よかった。木の枝折れなくて。

 

穂乃果「ふぅ〜…。」

 

???「今、『よかった。折れなくて。』って思ったでしょ?」

 

穂乃果「え、なんでわかったの⁈」

 

???「まぁ…なんとなく…かな。」

 

???「それじゃ話、聞かせて。あ、自己紹介がまだだったね。僕の名前は

高崎翔(たかさきしょう)。君は?」

 

穂乃果「私は高坂穂乃果。よろしくね。」

 

翔「うん、よろしく。高坂さん。」

 

穂乃果「ねぇ、一つお願いがあるんだけど…」

 

翔「ん?なにかな?」

 

穂乃果「できればさ、下の名前で…穂乃果って呼んでくれると…その…嬉しいな。その代り、私も下の名前で呼ぶから…。ダメ…かな?」

 

なに言ってるんだろう。私。

初対面の人、しかも男の人にそれはいくらなんでも…。今鏡で私の顔みたら多分、真っ赤っかなんだろうな。

それでも彼は私に、

 

翔「うん。いいよ。改めてよろしくね。穂乃果。」

 

と優しく微笑みながら言ってくれた。

私はなんだかすごいドキドキしてる。

けど、すごい嬉しい。

 

穂乃果「うん!よろしくね!翔ちゃん!」

 

と、こっちも私らしく笑顔いっぱいに答えた。

 

翔「ところでお話、聞かせてもらってもいいかな。話せる範囲でいいからさ。」

 

穂乃果「うん、わかった。」

 

穂乃果「もし、特に何も力ない自分がいきなりやったこともない大変なお仕事を任されたとするよ?

できるんなら力になりたい。期待に応えたい。でも、そんな役私じゃ務まるはずないって思ってる。選ばれたからにはそれなりの理由もあるんだろうけど、やっぱり…不安なの。なんで私が選ばれて、なんで私がその場所で必要とされてるのか、わからないままその仕事をやるのが…不安なの。

だから私、もうどうすればいいかわからなくなっちゃって…。」

 

翔ちゃんは少し考え込んでしまった。

やっぱり話さない方がよかったかな…。

そう思った時、翔ちゃんが、

 

翔「難しいよね。そういのって。」

 

と答えた。

 

翔「僕もね、実は自分がなんでこんな場所にいるのか、自分がなんで必要とされているのか、わからなくて一人で悩んでた時期があった。」

 

翔「でもある人にそれを打ち明けたら、『今すぐに答えを見つける必要なんかないよ。焦らないで今できることを精一杯やれば、そのうち答えも見つかるから。それに私も一緒に探してあげる。あなたと私で、その悩みはんぶんこ。だからあなたはもう一人じゃない。一人でなんでも抱え込まないでね。』

なんて言われたこと、あったかな。」

 

穂乃果「はんぶんこ…。一人…じゃない?」

 

翔「そう、穂乃果は一人じゃない。みんながきっと君のことを支えてくれる。だから穂乃果は自分の信じたことを信じて、自分の役割を精一杯頑張ればいいんだと思う。」

 

翔「僕にもできることがあったらなんでもする。それと僕も君と一緒に悩んであげる。嬉しいことも、悲しいことも、つらいことも全部、はんぶんこしよう。」

 

翔「だからさ…。」

 

翔「ファイトだよっ!」

 

ガッツポーズをしながら、翔ちゃんはそういった。

ファイトだよっ!。これは私の一番好きな言葉。それを今、目の前で言われて私は…、

 

穂乃果「……、ぷっ…。」

 

穂乃果「…っあはは!!。」

 

翔「えっ!なんで笑ってるの⁈真面目な話してるのに!」

 

穂乃果「だってぇー。あなたが『ファイトだよっ!』って言うの、なんか似合わなくて〜。」

 

翔「なっ…!失礼な…!僕だって少し恥ずかしかったんだから!」

 

穂乃果「ごめんごめん。でもね…、翔ちゃんの言葉で私、元気もらった気がするよ。」

 

心の底から私はそう思った。彼に対する感謝の気持ちがこみ上げてきた。

だから、今の…今私にあるこの想いを伝えたい。だからせめてもの私は、

 

穂乃果「ありがとう。翔ちゃん。」

 

と精一杯微笑んだ。

今はこれくらいしかできないけど、いつか私が彼の代りに何かしてあげたいと思った。

 

翔ちゃんはビクッ!とした後、何故か

顔が真っ赤になって、

 

翔「う、うん。僕も君のお役に立てたなら嬉しいな。」

 

と答えてくれた。

 

翔「それにしてもここの夕焼け…きれいだね。」

 

穂乃果「だよね!だよね!私もそう思う!」

 

翔「うん。穂乃果が元気になってくれてよかった。」

 

翔「また…これるといいな。ここに。」

 

穂乃果「またいつでもおいでよ。私待ってるから。今後またあった時には、もっともっとたくさんお話しよう?」

 

翔「そうだね…。」

 

そう答えて夕陽を眺めてる翔ちゃんはどことなく、寂しそうだった。

 

翔「そろそろ。行かなきゃ。」

 

穂乃果「あ、じゃあ私ももう降りて帰らなきゃ。」

 

私と翔ちゃんは木から降りて、私はスクールバッグを取ろうとしたその時…

 

???「穂乃果っ!!」

 

と突然叫ぶ声がした。

それと同時に私はすごく嫌な予感がした。

 

第三話 to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも!ハイネ1021です!
いかがだったでしょうか。
本当はもう少しはやく仕上がる予定だったのですが、文章の表現に行き詰まったり、新登場のオリキャラ君の一人称やキャラ作り等で少し悩んでたりしました。
ん?この件で悩んでた時どうしてたって?そりゃあ仲のいい友達とこの悩みをはんぶんこ…(ry。すみません。本当はしてません。(笑)
しかし今回の話のように、嬉しいことも悲しいこともつらいこともはんぶんこにできる友達や恋人…いるといいですよね。ですが嫌いな食べ物をはんぶんこにするのはなしですよ!
とまぁぐたぐた話してしまいましたが、そろそろしめたいと思います。
その前に、SF要素が全然出てないじゃないか!いい加減出せよ馬鹿野郎!と思ってるそこのあなた!
ごめんなさい。それと安心してください。
次回からようやく出てきそうです。というか出せるように頑張ります(汗)
今回も誤字・脱字等ありましたらご指摘くださると嬉しいです!
では次回もお楽しみに!

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