ラブライブ!〜only desire〜   作:ハイネ1021

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*注意
①この作品はSF要素が含まれています。
②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラ(2人)が含まれています。
④この話から…
音の木勢力→オトノキ勢力
と、表記が変わります。
それでお楽しみください。


第5話 もう1人の戦士

 

〜音の木第一防衛基地 司令士官室〜

 

理事長「(今は亡き私の一人娘、南ことりの再来…。高坂穂乃果さん。)」

 

理事長「(今は亡き…というのは、少し違うのかしらね…。)」

 

理事長「(私はあの事故を…。ある日突然、地球に向かって降ってきた小惑星の衝突を、μ'sシリーズNO.1 織姫とそのパイロット南ことりが未然に防いだ。

しかしその事件の直後、南ことりの行方がわからない、と私は知らされた。)」

 

理事長「(あの子の乗ってた機体、織姫のメインプログラム搭載型デバイス以外はほとんど全部残っていたけれど、どの部分も大破に近い。)」

 

理事長「(そのプログラムとコクピット内にいた南ことりの姿は確認されず…。

そして未だに所在不明…。)」

 

理事長「(あの時の爆発のエネルギーからして助かるはずは…生きている可能性はほとんどゼロに近い…そうまわりの人たちは言ってる…。)」

 

理事長「(だけど…少なくとも私は今でも信じてるの。あの子は…今でもきっとどこかで…。)」

 

???「失礼します。南司令。」

 

理事長「あら、いらっしゃい。絢瀬大佐。あと今日からは絢瀬絵里艦長…だったわね。現場の状況は今どんな感じかしら。」

 

絵里「はい。現在、高崎少佐の機体…ルシファーの収容が完了しました。まもなくこちらの基地に到着される模様です。」

 

理事長「そうですか。あなたもご苦労様。もう部屋に戻って休んでいいわよ?」

 

絵里「はい。ありがとうございます。」

 

絵里「…南司令、やっぱり娘さん…南ことりさんのこと…。」

 

理事長「あら。やっぱり、わかっちゃう?」

 

絵里「はい…。なんとなく、司令の顔を見ていればわかります。」

 

理事長「そうよね…。余計な心配かけちゃってごめんなさい。上官なのに、情けないわよね。私。」

 

絵里「いえ!そんなことはありません!

誰だって…家族が生きてるかも亡くなってるかもわからない…そんな状況を…心配でするのは…当たり前です…。」

 

理事長「絢瀬さん…。」

 

絵里「私も、信じてます。必ずことりさんが生きているってこと。だから今は、せめて私たちができることを…尽くしましょう。」

 

理事長「そうね…ありがとう。絢瀬さん。あなたのお気持ち、受け取っておくわ。」

 

絵里「ありがとうございます。では、私はこれにて失礼いたします。」

 

絵里ちゃんは一礼をし、司令士官室を後にした。

 

 

〜音の木坂学院裏庭

基地入り口第3ゲート前〜

 

あの後、ルシファーを回収し終わり、

オトノキ基地本部の方々に基地に連れて行ってもらうことになった私、高坂穂乃果と高崎翔ちゃん。私は突然のアクシデントでまだ落ち着きを取り戻せないでいた。

 

翔「大丈夫?穂乃果?」

 

穂乃果「うん…まぁ、さっきよりかは…。」

 

基地の係員「到着しました。さぁ、こちらへ。」

 

私たちは案内に従って基地のゲートを通った。ゲートを過ぎてエスカレーターを降りた後、基地の係員さんは長い廊下の突き当たりにある奥の部屋の扉を開けた。

基地の係員「こちらになります。」

 

そこは戦闘指揮所にあたる場所だった。どうもここは船の中だったらしく、さっきの長い廊下とエスカレーターは船と地上をつなぐ道だったようだ。

 

その戦闘指揮所には南理事長をはじめ、オトノキ勢力の人と思われる方々がいた。

 

その中の一人に、私がよく知ってる顔の子がいた。あれはもしかして…!

 

穂乃果「え、絵里ちゃん⁈絵里ちゃんなの⁈」

 

絵里「穂乃果⁈」

 

穂乃果「えーりちゃーーん!!」

 

ーーバッ!!

 

私は絵里ちゃんに思いっきり、抱きっ!

 

絵里「もう…穂乃果ってば。相変わらずね。」

 

そう言いつつ絵里ちゃんは私に、

ヨシヨシ。と頭を撫でてくれた。

これがまた堪らない!

高級ホテルのスウィートルームのベッドなんかよりも絵里ちゃんの膝枕&ヨシヨシのほうが断然いい。

 

絵里ちゃんと私は中学校からの付き合いで、独りぼっちだった私に手を差し伸べてくれた、私の優しいお姉さん…みたいな存在。それからというものの、私たちの上下関係…というよりも友達関係は今でも健在だ。

 

理事長「あの…。お取り込み中申し訳ないのだけど…そろそろ話始めてもよろしいでしょうか…?」

 

穂乃果「はっ…!し、失礼しました!」

 

絵里「私もつい…。ゴホン。申し訳ありません。南司令。」

 

???「ふん、何勝手にイチャついてるのよ。馬鹿馬鹿しい。」

 

???「にこちゃん、いきなりそんなこと言ったら失礼だよぉ。」

 

にこ「別にいいのよ!てか花陽もなんかいいなさいよ。あんたは優しすぎるわ。」

 

花陽「えぇ⁈」

 

にこちゃんというらしいツインテールの小さい少女にこちゃんと、彼女の隣にいた花陽ちゃんが何やらこそこそ話している。

 

理事長「矢沢曹長!聞こえてるわよ!あなたも私語を慎むように!」

 

にこ「はいぃっ!!」

 

理事長「オトノキ基地へようこそ、高坂さん。見ての通り、ここは船の中で本部と直接繋がってるの。μ'sシリーズの機体もこの船の中に収容できるようになってるわ。詳しくは後で艦内を案内しながら説明させていただきます。」

 

理事長「それと、紹介するわ。左から、絢瀬絵里大佐。彼女はμ'sシリーズNO.2のパイロットで、それとこの艦の艦長に就いてもらってるの。それから…」

 

穂乃果「あのっ!ちょっと待ってください!」

 

理事長「何かしら?」

 

穂乃果「今オトノキ勢力が持ってるμ'sシリーズは私の機体だけなんじゃないんですか?なのに今、絵里ちゃんがμ'sシリーズNO.2のパイロットって…」

 

理事長「あ、そのことでしたら…。」

 

理事長「つい先ほど、矢沢曹長率いる矢沢隊が、ニシキノ勢力からμ'sシリーズ3機の強奪に成功したわ。それでここに戻ってきたところで、ちょうどあなたたちにあったのよ。」

 

穂乃果「えぇ⁈本当ですか⁈」

 

理事長「ええ。で、その任務に成功した矢沢曹長ていうのが…。」

 

にこ「はーい!矢沢にこ曹長でーす!μ'sシリーズNO.5のパイロットでぇ〜、得技は機体整備・潜入または陽動作戦でぇ〜す!最近まわりから付けられた異名はぁ〜、『不死身の252(にこにー)』!にこにー大佐って呼んで、ガチャにこ♡」

 

穂乃果「が…ガチャにこぉ…?」

 

南理事長「ふぅ…。説明が省けたわ。」

 

にこ「なによ、そのリアクション…。」

 

花陽「にこちゃん、穂乃果ちゃんが困ってるよぉ?」

 

絵里「そうよ、にこ。それにあなたは大佐じゃなくて、曹長よ。私の階級取らないで。あなたには立派な異名があるでしょう?」

 

にこ「わかってるわよ…。ま、とりあえずよろしく。新人パイロットさん。」

 

絵里「言いそびれてしまったけど…改めてよろしくね。穂乃果。」

 

穂乃果「うん!2人ともよろしくね!」

 

理事長「次に、小泉花陽二等兵。μ'sシリーズNO.8のパイロットで、あなたと同じ配属されたばかりの新人パイロットだわ。でも機体整備の腕も良くて、μ'sシリーズの、特に構造に関しての知識なら誰にも負けないわ。」

 

花陽「よ、よろしくお願いしますっ!」

 

穂乃果「うん!よろしくね!花陽ちゃん!」

 

理事長「そして、彼女の兄である小泉陽介少佐。彼は花陽さんの支援機のパイロットをしてもらう予定だわ。」

 

理事長「花陽さんのμ'sとドッキングできる機体だから、一応μ'sのパイロットということにもなるわね。」

 

陽介「よろしく。高坂さん。」

 

穂乃果「よろしくです。陽介さん!」

 

理事長「最後にオペレーターの絢瀬亜里沙兵長。絵里大佐の妹さんね。艦内の通信等でいろいろ活躍してくださるわ。」

 

亜里沙「よろしくです!穂乃果さん!」

 

穂乃果「よろしくね!亜里沙ちゃん!」

 

理事長「さて…。自己紹介も済んだところですし、私から一つ、申し上げたいことがあります。」

 

みんなが静かになって理事長に視線を向けた。

 

理事長「今回、高坂穂乃果さんがμ'sシリーズNO.9のパイロットになることは皆さんもご存知かと思います。」

 

理事長「しかしそれともう1人、μ'sシリーズNO.9のパイロットに選ばれた方がいます。」

 

え…。もう1人…?

 

にこ「ちょっと!それどういうことですか!一機で二人乗りしろとでも…」

 

理事長「そうです。その機体は二人乗りの仕様になっています。」

 

理事長「μ'sシリーズは元々、選ばれたパイロットから供給されるμ's粒子を動力源として稼働しています。そして、パイロットがμ's粒子を供給できる濃度や量は人それぞれ。」

 

理事長「今回の場合、それのμ's粒子の供給量が極めて多いとされる高坂さんと、」

 

理事長「逆に粒子の供給はしないけど、機体操作の技量が極めて高いとされるその方が、2人それぞれが双方を補って機体を動かすことになるのよ。」

 

にこ「つまり、穂乃果は『電池』ってことね。」

 

ガーン!!

 

穂乃果「でんち……。」

 

理事長「言い方が悪いけど、まぁそうなるわね。」

 

理事長「でも、今後の高坂さんの成長次第でμ'sもそれに応えてくれるはずだわ。安心してちょうだい。」

 

穂乃果「はあ…。そ、それでそのもう1人のパイロットというのは…?」

 

理事長「そのもう1人のパイロットは…。」

 

理事長「高崎少佐。あなたよ。」

 

翔「えっ…。僕が…?」

 

翔「僕が…、μ'sのパイロット?」

 

翔「(僕がまた…選ばれるなんて…。)」

 

翔「(μ's、それが君の応えなのか…?)」

 

第5話 to be contined




どうも!ハイネ1021です!
いかがだったでしょうか?
今回は話自体はそこまで変化というものは見られませんでしたね。というより、理事長の台詞が長すぎましたね。
失礼しました。(理事長推しには嬉しいことかな)
ですがことり死亡確定のフラグは回避された模様です。(笑)
あと今回こだわったところは、翔ちゃんと穂乃果の設定ももちろんそうですが、なんといってもにこの異名!
『不死身の252(にこにー)』です!
自分で描いといてなんですが、なんかかっこよくないですか⁈ え?それ某アニメのパクリじゃないかって?…さて
なんのことやら…(白目)。
今回も誤字・脱字等ありましたらご指摘くださると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに!
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