①この作品はSF要素が含まれています。
②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラが含まれます。
それではお楽しみ下さい。
6話
翔「(μ's…それが君の応えなのか…?)
翔「(それになんで…。関係ない穂乃果をμ'sのパイロットなんかに選んだんだ…?)」
翔「(僕はまた…彼女のように誰かを傷つけてしまうのだろうか…?)」
穂乃果「えぇ⁈翔ちゃんもμ'sのパイロットに?」
にこ「さすが伝説のパイロット、ミナリンスキーの元パートナーね。」
絵里「でもいいの?高崎少佐。あなたはまだあの出来事を…。」
翔「僕は…どうでも構わない。
だけど…。」
翔「だけど、穂乃果は…μ'sのパイロットにするのは納得できません!」
一同「え…⁈」
翔「穂乃果を…関係ない人を巻き込むのは僕は反対です。」
理事長「気持ちはわかります。ですがこれはμ'sの意志なの。私たちはμ'sの意志には逆らえない。敵勢力解体のためにも。」
翔「黙って見ていろと言うのですか!
普通の女の子が戦場に足を踏み入れるその姿を!」
理事長「仕方ないのよ!それしかもう方法がないのだから!」
理事長「それに、μ'sのパイロットはみんな…初めは特別な子たちじゃなかった。それでも、μ'sに選ばれそして戦う理由と意志があってここにいるの。」
理事長「彼女たちはもう、生まれながらにして関係者よ。そう、これは運命だったのよ。だから、本人の拒否権は一応あるけれど、私たちにはどうすることもできないわ。」
理事長「それを聞いた上でまだ納得できないとでも?」
翔「それは…。」
翔ちゃんは黙り込んでしまった。
私のために翔ちゃんは…。
理事長「いずれにせよ、決めるのはμ'sとそのパイロットである高坂さん自身よ。あなたは自分がμ'sに乗るかどうかだけ、決めて頂戴。」
翔「はい…。了解しました。」
翔ちゃんは手を握りしめ、うつむきながらそう答えた。
理事長「高坂さん。あなたはどうするの?聞いての通り、拒否権は一応あるわ。」
穂乃果「私は…。」
私は…どうしたらいいのかわからない。
わからないよ…。真姫ちゃんや翔ちゃんが励ましてくれたおかげで、なんとなく
だけど…私にもできるかもって自信がついときた。
でも、さっきの戦闘をみて…いきなり襲われて…まだ私の手足が恐怖で震えていた。
だけど、私が思い出そうとしてる…大切な約束、大切な想い。大切な願い。ここにいれば、それらを思い出せることができるかも知れない。そう思うから…。
私は確かめたい、私の知らない真実を!
ーー私、μ'sのパイロットやる!
やるったらやる!!
穂乃果「私…やります。」
理事長「覚悟…できたのね。」
穂乃果「はい。私、μ'sのパイロットやらせていただきます!」
理事長「あなたならそう言うと思ってたわ。ありがとう。」
理事長「それと、これからは南司令官ね。よろしく。」
南司令「はい、話は以上よ。それでは解散。」
南司令官の号令の後、みんなはそれぞれの持ち場に戻っていった。
ただ翔ちゃんだけ、辛そうな顔をしていたのであった。
私はその後の翔ちゃんの様子が気になったので、艦内で彼を探し回った。
その探している途中、
陽介「あ、高坂さん。もしかして、高崎のヤツを探してるの?」
と、花陽ちゃんのお兄さんである小泉陽介さんが声をかけてきた。
背は翔ちゃんより少し高く、いかにも「お兄さん」て感じ。
口調は少し軽いけど、すごくいい人だ。
穂乃果「あ、陽介さん。そうなんですけど、どこ探しても全然いなくて…。」
陽介「高崎なら自分の部屋にいるよ。ここからまっすぐ行って奥から2番目の部屋。」
穂乃果「ホントですか⁈」
陽介「ああ。でもあいつ、さっき俺が声をかけたとき全然返事がなくてな…。」
穂乃果「そうなんですか…。私、ちょっと行ってきます。翔ちゃんに話したいこと、ありますから。」
陽介「おう。そしてやってくれ。」
へへっ、と笑いながら陽介さんはそう言った。
穂乃果「ありがとうございます!」
穂乃果「それと、私のことは穂乃果と呼んでいただいて構いませんよ。」
陽介「じゃあ、今後からそう呼ばせてもらうぜ。よろしくな、穂乃果!」
穂乃果「はい!」
陽介さんに教えてもらった道を進み、
翔ちゃんのいる部屋の入り口にたどりついた。
穂乃果「翔ちゃん?入っていい?」
翔「穂乃果か。うん、いいよ。中に入って。」
穂乃果「お邪魔します。」
翔ちゃんの部屋にはパソコンが乗った机と布団、それといくつかの荷物があるくらいの小さな部屋だった。
翔「どうしたの?急に。」
穂乃果「翔ちゃんにちょっと話したいことがあって…。」
翔「そうか…。」
翔「…木の上で相談したあれ、μ'sパイロットのことだったのか」
穂乃果「うん、黙っててごめん…。」
翔「いや、いいんだ。別に…。」
翔「でも、μ'sのパイロットになるっていうと…話は違う。」
翔「穂乃果、やっぱり君はここにいちゃいけないんだ!理事長はあんなこと言ってたけど、僕は…っ!」
翔ちゃんは涙を必死に堪えている様子だった。
私のために、まるで自分のことのように考えてくれている。怒ってくれてる。そして…泣いてくれているんだ。
穂乃果「…翔ちゃんは…優しいね。」
翔「そんなこと…ない。」
穂乃果「そんなことあるよ。だって、
もしそうじゃなったらこんなに…今日初めて会った人に、こんなに一生懸命にならないもん。」
翔「……。」
穂乃果「その堪えてる涙だって、私のために流してくれてるんでしょ?」
穂乃果「ホントはね、怖いよ。今すぐにでもここから逃げ出したいくらい。さっきの戦いを間近で見て、より、そう思ったの。」
穂乃果「それと、なんで私が選ばれちゃったのかもまだはっきりわからないし…。とにかく今はすごい不安だし、
こわいよ…。」
翔「だったら…!」
穂乃果「でもね…。私、できたの。私の戦う理由が。」
翔「戦う…理由…?」
穂乃果「うん。私は知りたい。私とμ'sのすべてを。そして、応えたい。仲間の、みんなの期待に。だから…。」
穂乃果「決めたの、私。戦うって。」
私がそういうと翔ちゃんは微笑し、
翔「…強いんだね。穂乃果は。」
翔「なら、僕も決めた。」
そう言って、
ーーガバッ!
穂乃果「……!!」
翔ちゃんは私を抱きしめた。
翔「僕も戦う。君を守るために。穂乃果は僕が絶対に守る。どんなことがあっても君を死なせたりなんかさせない。」
なんて…温かくて、優しいんだろう。
すごく心地いい。胸の奥がすごい高鳴って…翔ちゃんの想いが私に伝わっていくのがわかる。
そうか…。私と同じだ…。翔ちゃんも苦しくて悲しくて…気持ちは私と何一つ、変わらないんだ…。
今ならわかる。これが…二人ではんぶんこすることなんだって。そして、翔ちゃんの想いを受け止めてあげることが、今私ができる精一杯のことなんだって。
穂乃果「翔ちゃん…。」
翔「あ…!ご、ごめんっ!いきなりこんなことしちゃって…。嫌…だったよね。
今日初めてあったばかりなのに…。」
翔ちゃんは慌てて私から腕を離してた。
穂乃果「ううん、そんなことないよ。」
穂乃果「むしろ、とっても嬉しかった。
ずっと、そうしていかったくらい…。」
穂乃果「ありがとう。私、頑張るから!!」
穂乃果「私も…ずっとあなたのそばにいる。これから私たちは二人で一つ、一心同体…だねっ!」
翔「一心同体か…。うん、そうだね。」
穂乃果「えへへ…。」
なんだかとってもこそばゆい。
こんな時間がずっと続けばいいのに。
私…もう何もこわくないよ。
翔ちゃん、あなたがいるから。
背中を守ってくれるあなたがいるから。
ーーそして…私たち、一心同体だから。
穂乃果「私、もう行くね。」
翔「うん。パイロット実技テスト、頑張って。ファイトだよ!」
穂乃果「うん!頑張るね!行ってきます!」
そう言って私は翔ちゃんの部屋を後にした。
翔「そうだ…。穂乃果は俺が守る。絶対に。」
翔「もう二度、誰もあんな目にあわせないために…。」
翔「ことり…。お前は今、どこにいるんだ…?」
私、頑張るよ。あなたの想いが、わたしを守ってくれるから!
係員「それでは高坂二等兵、発進の準備、お願いします!」
穂乃果「はい!よろしくお願いします!」
穂乃果「高坂穂乃果、いきますっ!!」
第6話 想いの在処 to be contined
はい、どうも!ハイネ1021です!
今回は随分内容かくのに悩みましたが、
その分結構自信ある回に仕上がりました(笑)
結構2人の間がいい感じでしたね!(誰とは言わない)
すみません…明日(正確に言えば今日)旅行に行くので、今回はもうこのへんでしめたいとおもいます。
今回も誤字・脱字等ありましたらご指摘くださると嬉しいです!
それではまた!