艦隊これくしょんーDeep Sea Fleetー 作:きいこ
現在活動報告にて109話で台場が建造している新造艦の深海棲器を募集しています、宜しければ是非!
○ナスカ
・登場艦娘:鳥海、摩耶
「よし!次の問題だ!」
再びゲーセンのクイズゲームに挑戦中の鳥海と摩耶。
○第25問/入力問題
・世界遺産にも登録されている、ペルーに存在するのは「○○○の地上絵」?
「これは分かるぜ!“ナスカ”だ!」
摩耶がパネルに答えを打ち込むと、画面に正解の文字が出る。
「よっしゃあ!」
「すごいわね摩耶、ナスカ知ってるの?」
「当たり前だろ?トマトにジャガイモ…」
「それはナス科よ」
摩耶はナスカの地上絵をどんな風にイメージしていたのだろうか、そう思いながら鳥海はつっこみを入れる。
○リズム感
・登場艦娘:秋月、朝潮
「本当に出来るんですか?秋月さん」
「当たり前でしょ?この秋月に任せなさいって」
ゲーセンに来ていた秋月と朝潮はゲーム筐体を前にそんな会話を繰り広げていた、今秋月がやろうとしているのは『Beat Shoot!』という音楽ゲームだ、画面に表示される敵を曲のリズムに合わせて撃ち抜いていくというルールとなっている、この日は課題曲を規定点数以上取ると景品が貰えるチャレンジデーなるものをやっていたため、秋月が挑戦することになった。
「射撃能力なら駆逐艦一の秋月の実力、とくと見るがいいわ!」
~プレイ後~
「まさか…そんな…」
秋月はゲーム画面を見ながら愕然としていた、結果から言えばチャレンジは失敗した、点数も目標の10分の1にも満たないという有様である。
「確かに秋月さんの狙いは正確でしたけど、リズム感が無さ過ぎてタイミング外しまくってましたね」
「無念…」
心底悔しそうに秋月は崩れ落ちる。
○SOS!
・登場艦娘:青葉、吹雪
「ん?青葉さん、あれって何ですか?」
「あれって?」
「ほら、あのバスの所の…」
昼食の買い出し帰り、吹雪は前から走ってくるバスを指差した、その行き先表示には『SOS』と出ている。
「あぁ、あれは文字通り緊急事態って意味だよ、バスジャックなんかにあったとき、ああやって周りに事態を知らせるの」
「へぇ…バス会社も中々やりますね」
「あれは中々頭いいアイデアだと思うよ」
2体はそう感心しながらすれ違うバスを見送る。
「…ってそれじゃあのバスやばいって事じゃないですか!のんきに感心してる場合じゃないですよ!」
「もしもし警察ですか!?SOSのバスを見つけました!」
ちなみにその後、SOSを出していたバスは無事に保護されてみんな無事だったみたいです、もちろん犯人は捕まりました。 by吹雪
○『おかしも』と『いかのおすし』
・登場艦娘:大井、暁、三日月
鎮守府でも防災と防犯の意識を高めよう、という提督の意向の元、駆逐艦娘を集めて大井を先生役に特別講習を行うことになった。
「それでは皆さん、まずは『おかしも』の約束がわかる人~?」
大井の質問にほとんどの駆逐艦娘が手を挙げる。
「それでは暁さん、答えをどうぞ」
指名された暁は自信満々に答えを言う。
「
「はい、正解です!」
大井の声とともに周りの駆逐艦娘が拍手を送る。
「では次、『いかのおすし』がわかる人~?」
次の問題は手を挙げる艦娘が半分ほどに減っていた、こちらは駆逐艦娘には少し難しいだろう。
「では三日月さん、答えをどうぞ」
指名された三日月はこれまた自信満々に答えを発表する。
「
三日月の答えに大井含む部屋にいた駆逐艦娘がざわつく。
「えーっと三日月さん…?その答えはどうやって考えたんですか…?」
「前に雪風が『いかのおすし』は近付いてきた不審者の撃退法を謳ったものだって教えてくれました、多分あちこちに言いふらしてると思います」
「暁さん、雪風さんを呼んできてください、再教育です♪」
数時間後、顔を青くして大井の自室から出て行く雪風と三日月が発見されたのはまた別のお話。
ちなみに皆さんはいかのおすし全部言えますか?