艦隊これくしょんーDeep Sea Fleetー 作:きいこ
先月日向をゲットしたので、通常建造で手に入る戦艦を全てゲットしました、結局一度も通常建造で戦艦建造出来ないまま揃いました(全てドロップのみ)。
あとは大型建造の大和型と海外戦艦を残すのみですが、揃うかなぁ…
木村から準備が出来たという館内放送が流れたので、吹雪たちは横須賀鎮守府の食堂に向かう、中に入ると台場鎮守府とは比較にならないほどの艦娘たちがキレイに列を成して待機していた、その最前列の艦娘の何体かは深海痕に気付いたようで、声こそ出さなかったが目を剥いていた。
「今日から相互着任会で一週間この横須賀鎮守府に限定着任する台場鎮守府の艦娘たちだ」
木村の挨拶が終わると、吹雪たちは1体ずつ前に出て自己紹介する、出来れば
「あぁ、それと最後に一つ…」
木村は締めの一言を言おうとしたようだが、何を思ったかマックスをこちらに抱き抱えると、左足の深海痕を隠すために穿いていたハイソックスを躊躇なく下ろす。
「こいつらは全員深海棲艦と艦娘の
堂々とぶっちゃけやがった、しかも深海痕を全員に晒した状態で。
その直後、食堂が驚愕に包まれたのは言うまでもない。
◇
「(ねぇ、深海棲艦との
「(あの黒いアザがその証拠でしょ、何だか怖いわね)」
「(いつ深海棲艦になって私たちに襲いかかってくるか分かったもんじゃないわ)」
「(関わらないようにしましょ)」
期間限定着任挨拶終了から約1時間後、何とか大騒ぎの食堂から抜け出した吹雪たちはこのまま部屋に閉じこもっていようか…などと考えていたとき、吹雪たちに提督室への召集命令がかかってしまった、それで今は提督室に向かっている最中なのだが、途中すれ違う艦娘たちがこちらを見ながらヒソヒソと話しながら後ろ指を指してくる。
「…あのクソッタレ、余計な事ばっか言いやがって…」
暁は心底不機嫌そうな表情で乱暴な言葉を吐き捨てる、一応深海痕は隠せるような服装で来たのだが、木村のせいで台無しである。
「失礼します」
提督室にたどり着いた吹雪たちはノックをして中に入る、台場ではノックなどせずにずかずかと入る艦娘も多いが、余所ではそんなことは出来ないのでそこはちゃんとする。
「おぉ、来たな」
Deep Sea Fleetを迎えたのは木村と秘書艦の大和、そして3体の艦娘だった、状況を見る限りだと出撃が何かだろうか。
「お前たちを呼んだのは出撃任務に出てもらおうと思ったからだ、お前たちの中から3体選んで出撃艦隊に加わってもらう」
そう言うと木村は出撃艦隊の3体の艦娘に自己紹介するよう促す。
「雲龍航空母艦の雲龍よ」
「…古鷹型重巡の古鷹です」
「ザラ型重巡のポーラです」
雲龍たちはDeep Sea Fleetに向けて挨拶をするが、その態度はあまり友好的ではなかった、やはり
「…メンバーはこちらで選んでもいいんですか?」
「あぁ、お前たちの戦闘力は全く把握してないからな、そっちに任せる」
木村にそう言われると、吹雪たちはメンバー選出のためにプチ会議を行っていた。
…そして30秒後、結論が出た吹雪は木村にメンバーを伝える。
「こちらからは私とマックスと大鯨さんが参加します」
◇
「さてと、それじゃあこれからの段取りを確認するわよ」
期間限定着任の挨拶を終えて部屋に通された矢矧、天雲、秋霖の3体はベッドに座ると、ノートを囲って今後の予定について話し合っていた。
「基本的には艦娘たちや海原提督の監視を行うわけだけど、くれぐれも気付かれずにやるのよ、ヤツらと普通に接するふりをして情報を聞き出すの、もし提督の言っていたように台場の目的が“深海棲艦の
「それを私たちで見つけるという事ですね」
秋霖がそう言うと、矢矧が頷く、一応台場の艦娘が
「あんな得体のしれない連中と仲良しごっこするのは気が乗らないけど、これも提督が掲げる海軍の安全の為に頑張りましょう」
「はい!」
「了解です!」
こうして、木村が台場に向けた