艦隊これくしょんーDeep Sea Fleetー   作:きいこ

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太鼓の達人でメタナイトの逆襲メドレー配信されたので、一発フルコンボを友人の前で堂々宣言してプレイした結果↓

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友人に冷ややかな目で見られました、畜生!メタナイトに逆襲された!(責任転嫁)。


第170話「東京湾沖海戦6」

「妨害電波…?」

 

 

吹雪の発言に古鷹は首を傾げる、吹雪の考えはこうだ。

 

 

そもそも電探というのはレーダーのように電波を飛ばしてそれに反応するモノをモニターに映す装備だ、艦娘の電探は同じ周波数の電波を飛ばして互いに同調させているので電探はそれを“味方”と判断し、それ以外の巡航物は深海棲艦…つまり“敵”と認識するのだ。

 

 

おそらくあの戦艦棲艦のアンテナは艦娘の電探と同じ周波数を飛ばして相殺するジャミング装置…いわば深海電探とも言える役割を果たしているのだろう。

 

 

「あの敵艦隊はだいぶ前から私たちをつけていたのでしょう、そしてさっきの巡洋艦隊はそれを隠すための(みの)…と言った所でしょうか」

 

 

「つまりはじめからあいつらの手のひらの上だったってわけね、忌々しい…!」

 

 

古鷹は舌打ちしながら敵艦隊を睨み付ける、もうすでに戦艦棲艦や空母棲艦は攻撃準備を終え、いつでも牙を剥く事が出来る状態だ、それでも攻撃してこないのは雲龍を機能不全にした事による余裕の現れだろうか。

 

 

「提督!敵の増援と会敵しました!、戦艦3体、空母2体、重巡1体です!おまけに雲龍は奇襲を受けて中破!攻撃不能状態です!」

 

 

『何だと!?』

 

 

木村は驚いた様子で椅子から立ち上がる、いくら横須賀の練度(レベル)が高くても主力の雲龍が攻撃不能では戦艦棲艦を3体も相手取るのは無謀と言える。

 

 

『総員撤退!戦闘は無しだ!』

 

 

「了解!」

 

 

古鷹たちは中破の雲龍を庇いながら撤退を試みようとするが…

 

 

「っ!敵空母棲艦艦載機発艦です!」

 

 

2体の空母棲艦が艦載機を発艦させた、どうやら古鷹たちを逃がすつもりは無いらしく、攻撃機のみのガチ攻め体制で向かってくる。

 

 

「総員対空射撃!」

 

 

古鷹の指示で雲龍を除く全員が対空射撃を行う、古鷹とポーラは対空用機関銃で敵艦載機を撃墜していくが、命中率に若干難がある。

 

 

「って、あなたたち何で主砲なのよ!しかも何その命中率!」

 

 

対空用機関銃など当然持ち合わせていない吹雪たち台場組は主砲で、大鯨に至ってはアサルトライフルで対空射撃を行っている、当然連射出来ないので効率は悪いのだが、撃った弾丸は必ず艦載機に命中しており、その数を確実に減らしていく。

 

 

「対空用機関銃なんてご立派な装備は持ってませんからね、主砲で代用するしかないんですよ!無いなら無いなりに工夫を凝らす!それが台場のやり方です!」

 

 

古鷹のつっこみにそう答えながら吹雪は敵艦載機を落とし続けていく、しかし敵が空母棲艦だけではないという事を忘れてはいけない。

 

 

「敵戦艦棲艦砲撃確認!来ます!」

 

 

戦艦棲艦が3体同時に砲撃を行い、殺人級の弾丸が降り注ぐ。

 

 

「っ!?マズい…!」

 

 

しかもそのうちの一発が古鷹へ直撃ルートを決め込んできた、古鷹は最悪大破を覚悟したが…

 

 

「させません!」

 

 

吹雪がナギナタを振るって弾丸を切り裂き、古鷹を守った。

 

 

「あなた…それは…!?」

 

 

初めて見る深海棲器に古鷹は目を剥いているが、吹雪はそれに構わず口を開く。

 

 

「古鷹さん!私とマックスで敵を足止めするので、その隙に撤退して下さい!マックス行くよ!」

 

 

「えぇ、分かったわ!」

 

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!駆逐艦があれだけの数相手に勝てるワケが…!」

 

 

吹雪の言葉に古鷹は反論するが、吹雪とマックスはそれに取り合わず敵艦隊に向かって突撃していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ、それじゃあハチは読書が好きなのね」

 

 

「はい、本を読むのは楽しいです」

 

 

台場鎮守府の食堂、ハチと矢矧は互いの趣味について話し合っていた。

 

 

「ハチさんはDeep Sea Fleetの中で一番頭が良いですからね、知恵袋的な存在なんですよ」

 

 

すると天雲と秋霖を連れて食堂に入ってきた三日月がそう言ってハチの隣に座る。

 

 

「そうなの?でも私たちも頭の良さなら負けないわよ?艦娘たるもの教養は重要なんだから」

 

 

「あら、それじゃあ試してみますか?」

 

 

矢矧が得意気な顔をすると、ハチがニヤリと笑って紙に何かを書き始めた。

 

 

「ここに書いてある10問のクイズに答えてみて下さい」

 

 

「ふふっ、あまり私を侮ってもらっちゃ困るわよ」

 

 

矢矧は意気揚々と問題を受け取る。

 

 

 

 

 

問1.自動販売機で一度の買い物で入るお金の上限は?

 

問2.レジで一度に使える硬貨は何枚まで?

 

問3.横断歩道が日本で始まったのは1920年ですが、当初はどんな模様だった?

 

問4.「カラオケ」を略さずに言うと?

 

問5.星座占いなどで使われる12の星座の事を何という?

 

問6.『籠球』←この漢字で表されるスポーツは?

 

問7.人間の消化器官で、胃と小腸の間にあるモノは?

 

問8.金属元素の中で、唯一常温で液体になる金属は?

 

問9.サメの頭部にに備わっている器官で、微弱な電流を感知する器官を何という?

 

問10.日本の県庁所在地で、都道府県名と県庁所在地名が同じ場所は何ヶ所ある?

 

 

 

 

「ってこれ半分くらい雑学じゃない!普通こういうのって5教科とかでしょ!」

 

 

「雑学も教養のうち…ですよ?」

 

 

抗議する矢矧にハチはふふん♪と鼻を鳴らす。

 

 

(どうしよう…ほとんど分からない…!)

 

 

しかし矢矧はそれどころでは無く、問題を前にダラダラと汗を流すしか出来なかった。




次回「駆逐艦(デストロイヤー)

その名に違わぬ力を見よ。

○おまけ
!!!吹雪タイム!!!の艦種別レベルランキング【駆逐艦編】

【挿絵表示】

何気にレベルの開きが凄まじい艦種だったり。

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