H×H  『Brother's complex』   作:CAGED-BIRD

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はじめまして,CAGED-BIRDと名乗っているものです。

自分の読みたい小説がないなら自分で書けばいいじゃないかの精神で,筆をとらせていただきました。
前向きにネガティブをテーマに据えた作品です。
よろしければ目を通していってください。


prologue

~●○ ▽side~

 

 兄が死にました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いえ、恥しいことをいつものごとくやってしまってクラスの雰囲気的に死んだとか、私の先輩に女装させられて男として終わったとかそういう話ではなく、命の蝋燭が消された、つまりは息をしてない。もう、あの笑顔をみることさえできない。

 

 父、母そして年の離れた弟も一緒に泣いたのを覚えている。

 

 死因は圧死。原因は不明。なにかで体をつぶされており本人と確認されたのは近くに落ちていた学生証のおかげで、また近くによく一緒にいた学校の兄の後輩(私の先輩)が全身の穴という穴から血をだして同じく死亡していた。わかっているのはそれだけ。

 

 犯人もわからずじまい。ニュースにもとりあげられ、警察のほうでも大規模な捜査がおこなわれた。・・・しかしなにもわからず。

 

 そして、事件から現在。6年がたった。 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「行ってきます、お兄ちゃん。」

 

 いつものように兄の遺影にあいさつをし、学校に行く。

 

 『兄』が通ってた高校だという理由で決めた学校。

 

 『兄』が生きていた空間を少しだけでも味わいたくて。 

 

 いつもの日常。何も変わらない。

 

 『兄』のいない世界になんて価値はない。

 

 ただ毎日を何となく過ごしているだけの日々。

 

 『兄』との思い出だけを糧として生きる日々。

 

 

 

 

 だった。

 

 

 

 そぅ、だった。

 

 

 

 

 

 

 

 頭上から落ちてくるナニカ。

 

 

 もうすでに目の前に迫って来るナニカ。

 

 

 よくみると光ってるように見えなくもないナニカ。

 

 

 ただ、分かること―――――――――――――

 

 

 私はこれで――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『死ねるのだと』『兄と同じ場所に行けるのだと』




日常の裏。

 弟「なぁ、××」
××「ん?どうした?」
 弟「最近うちの姉がな死んだ兄の名前を呼びながらベットにもぐりこんでくるんだ・・・どうしたらいいと思う?」
××「・・・」
 弟「・・・」
××「・・・」
 弟「・・・」
××「・・・頑張れ」
 弟「はぁ・・・うん」

こんな一幕。
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