FAIRY TAIL ~恐竜の爪~   作:床下の狸

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他の方の作品を見て書きたくなったのでとりあえず書いてみました。
FAIRY TAILのRをLと間違った作者です。おそらく誤字はあるかと思います。
誤字などがあれば指摘していただけるとありがたいです。


第一話 ギルド「恐竜の爪(クロウダイナソー)」

-----恐竜の爪(クロウダイナソー)-----

 

「おい!妖精の尻尾(フェアリーテイル)がまたやらかしたらしいぞ。港を半壊させやがった」

 

黒髪を後ろに逆立てた少年は興奮しながら言う。

 

「ああ・・・全く困ったギルドです。元評議員として問題起こしているメンバーを一斉に検挙してやりたいくらいですよ。全く・・・わたしが評議員を辞めてから妖精の尻尾(フェアリーテイル)は問題を起こしすぎです。シュラ、あなたレベルの問題児がわんさかいるなんてわたしがそのギルドにいたら卒倒していますよ。マスターマカロフも大変ですね。あの方も大分お年でしょうに・・・・・・」

 

灰色っぽい髪を左右に分けた中性的な顔立ちの青年は持っていた紅茶の入ったカップをテーブルに置き、大きくため息をつきながら黒髪の少年を横目に見る。黒髪の少年シュラ・グローリアは心外そうに眉をひそめて抗議する。

 

「なっ!!おいディノ!俺はこいつらに比べたら全然マシだろうが!」

 

灰色の髪の青年ディノ・ラウバキスはその言葉を聞いてゆっくり立ち上がりシュラに詰め寄る。

 

「スカ村の闘技場を勢い余って破壊。トレモロマウンテンに誤ってクレーターを作る。依頼主の別荘を戦闘中に倒壊させる。貿易都市エルダに向かう列車に仕掛けられた爆弾を車両ごと吹っ飛ばす。怪物ザーシップ討伐のさい怪物を吹っ飛ばしてジンの塔にブチ当てジンの塔崩壊。ボニタにてケンカで町の倉庫二つを吹っ飛ばし、挙句、ケンカ相手に全治2カ月のケガを負わせるetc・・・これだけやっておいて全然マシですか?毎回あなたを庇っているのは誰だと思っています?」

 

真顔に殺気を纏って迫ってくるディノにさしものシュラも気圧される。元評議員であるディノはその時のパイプを生かし何度かシュラの起こした事件を庇っていた。そのせいでストレスが溜まっているのに、この反省していない黒髪ツンツン野郎の態度にプッツンと来たわけだ。

 

「ディノ、そこまでにしておくのじゃ。シュラもだいぶ反省したじゃろう」

 

完全にヘビに睨まれたカエル状態になっていたシュラに、見かねたこのギルドのギルドマスター テイラー・サウスレッドは助け舟を出す。ディノは不服そうな顔をしながらも席に戻り紅茶を飲み始める。

 

「たいへんねー。ディノも。ほっとけばいーのに」

 

テーブルの下からピンク色の髪の少女が顔をのぞかせる。それを見て再びディノはため息をつく。

 

「そういう訳にはいきません。シュラそしてアリサ、あなたも我がギルド最強の4人”爪堅四戦士(そうけんしせんし)”の一人なのです。ギルドの頂点として相応しい振る舞いをしなければいけません。」

 

ピンク髪の少女アリサはディノの言葉に嫌そうに顔を歪め、机に突っ伏す。

 

「ディノってお堅いよねー。さっすが() () 四 戦 士。」

 

この言葉に、またもため息をつくディノ。

 

「はあ・・・。あなたもわたしのストレスを溜めにきますね。アスクを見習ってください」

 

アスク・レオブリング。爪堅四戦士の長であり恐竜の爪(クロウダイナソー)最強の魔導士である。温厚かつ世話焼きな性格でギルドのメンバー全員から慕われている人物である。

 

「アスクみたいな生き方したらあたし死んじゃうー。むりー。あたしは自分のやりたいことだけして生きたいのー。・・・ってあれっ?ていうかアスク居ないの?」

 

アリサはキョロキョロとあたりを見回す。

 

「アスクならレイを連れて仕事に行っておったぞ。一週間くらいで戻ってくるはずじゃ。その間わしも定例会でおらんでの。あまり騒ぎすぎないでおくれよ。」

 

「マスター テイラーわたしもその定例会に参加することは可能でしょうか。少々用があるのです」

 

「定例会に一緒に行きたいとな?ほうほう......ふーうむ................................................」

 

この瞬間、その場にいたメンバー全員がマスターテイラーの癖に苦笑いする。テイラーは、質問に対し、何故か永遠と考え込む癖があり、誰かが声をかけなければその場で固まったままなのである。そのためディノが声をかける。

 

「マスター テイラー?」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「ですから定例会に出席可能かを教えていただきたいのです」

 

「うむ。可能じゃ。なんの問題もない。わしの護衛とでも言えば間違いなく歓迎されるじゃろう。ほかのマスターともディノは面識があるしの。」

 

あれだけ考え込んでいて二度目の質問の時は即答である。テイラーに質問をすると二度手間なのである。マスターでさえもディノにストレスを与える人物の一人であった。

 

「ディノー、定例会行って何するの?」

 

「そこまでの用ではないのですが、マスターマカロフに少し警告しておきたくてですね」

 

「へぇそーなの。定例会って5日後でしょ。それまでいくつ問題起こすかなー?」

 

「やめてください。評議会でもかなり妖精の尻尾(フェアリーテイル)は問題視しているのです。本来であればもう解散命令が出ていてもおかしくはないのです。一部の評議員が擁護しているのとその実力から何とか保っているものの・・・・・・」

 

「まあ、俺達には及ばねぇがな」

 

さきほどのショックから立ち上がったシュラが横から口を挟む。

 

「どうでしょう?すでに恐竜の爪(クロウダイナソー)妖精の尻尾(フェアリーテイル)幽鬼の支配者(ファントムロード)がこの国を代表する魔導士ギルドとなっています。実力は確かに我々には及ばないでしょうが数年経てば我々を追い抜かすかもしれませんよ。そういう意味では、これからが楽しみなギルドですかね」

 

「そのまえに解散するかもだけどねー」

 

「まあまあ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)にはギルド立ち上げの際にお世話になったのじゃからそう言うな。」

 

窘めるテイラーの言葉に三人は、

 

「「「お世話になったのは妖精の尻尾(フェアリーテイル)ではなく...」」」

「マスターマカロフです」

「マカロフさんだな」

「マカロフさんだねー」

 

これである。

 

「昔はここまで問題ばっか起こすようなギルドじゃなかっただろ」

 

「いえ、今に比べればかわいいものですが昔も問題ごとは起こしていたみたいです」

 

「じゃーただ単にひどくなっただけってこと?」

 

「そういうことですね」

 

「マカロフさんたいへんそー」

 

「こないだ俺が始末書提出しに行ったときマカロフさん見たけど抱えている始末書の量が異常だったな。俺の10倍はあったぜ」

 

「シュラの10倍ってとんでもないわねー」

 

「訂正しましょう。シュラ以上ですね。妖精の尻尾(フェアリーテイル)は。評議員だったら間違いなくストレスで倒れてますね。危ないところでした。」

 

言いたい放題の3人にテイラーは首を振る。

 

「おぬしら恩はないのか・・・・・・」

 

その言葉に反応したのはディノだけであった。ほかの二人は何のことかわからないように首をかしげていた。

 

-----妖精の尻尾(フェアリーテイル)-----

 

ここはフェアリーテイルのギルドの門の前

 

「わぁ・・大っきいね」

 

そう言ってルーシィーは建物を見上げた。

そこには大きな文字で「FAIRY TAIL」と書かれていた。

 

「ようこそフェアリーテイルへ」

 

青い猫のハッピーがそう言って、3人はギルドに門をくぐっていった。

 

 

 

 

 

 

ギルドの中はがやがやと騒がしい。これが妖精の尻尾(フェアリーテイル)である。

フィオーレの東に位置する商業都市マグノリアの魔導士ギルドで評議員を悩ます問題児ぞろいのギルドだ。

 

「ミラちゃーん!こっちビール3つお願い!」

 

「はいはーい」

 

ギルドの看板娘であるミラジェーン改めミラは呼ばれた方に振り返って微笑む。

グラビアを務めるほどの美人であるためこういうことがよくある。

 

「ミラちゃ~ん」

 

「はいはい、何かしら?」

 

リーゼントの中年男性『ワカバ』は、ふぅーっと煙を吹くと、3つほどハートを作り出した。

 

「今度俺とデートしてよぉ」

 

「あ!ズリィ、抜けがけすんなよ」

 

「もぉ・・」

 

デートのお誘いである。ミラはこういうことに慣れているため空いている手を動かして自身の得意な変身魔法を使う。

 

「あなた奥さんいるでしょ?」

 

「どわーっ!うちの嫁なんかに変身するなよォ!」

 

自分の嫁をなんかのもどうかと思うが効果はあったようでワカバをしょんぼりとして諦めた。

 

「あ」

 

ミラが変身を解いて、ギルドの方を見る。

 

「ただいまー!!!!」

「ただー」

 

くわっという怒ったような表情を貼り付けているナツと呑気なハッピーが門を開ける。

 

「ナツ、ハッピー、。おかえりなさい」

 

「また派手にやらかしたなぁ。ハルジオンの港の件・・・新聞に載・・・て」

 

「テメェ!火竜(サラマンダー)の情報、ウソじゃねェかっ!」

 

「うごっ」

 

「あら・・・ナツが帰ってくるとさっそくお店が壊れそうね。うふふ」

 

「壊れてるよー!」

 

それきっかけに至る所でケンカが始まっていく。氷の魔導士グレイ、接収(テイクオーバー)を使う大男エルフマン、イケメンの女たらしロキなどが参戦し事態は収拾がつかなくなっている。それの様子にキレたカナは持っていた酒樽を置きカードを取り出す。

 

「あーーうるさい。落ち着いて酒も飲めないじゃないの。アンタらいい加減に・・・」

 

カードが光り魔法を発動させる。

 

「しなさいよ・・・」

 

それを皮切りに皆魔法を使う。

 

「アッタマきた!!」

「ぬおおおおおおおおおっ!!」

「困った奴らだ・・・」

「かかって来いっ!!」

 

「魔法!?」

「これはちょっとマズイわね」

 

「やめんかバカタレ!!!!」

 

そこに巨大な黒い巨人が現れる。その一喝に全員が動きを止め、辺りに静寂が訪れた。

 

「あら・・・いたんですか?マスター」

 

「マスター!?」

 

目の前にいる巨人がマスターだと知り、驚愕するルーシィ。

皆バツが悪そうにしながらも、ケンカを止めたのだが・・・一人だけバカがいた。

 

「だーっはっはっはっ!!!みんなしてビビりやがって!この勝負は俺の勝ぴ-」

 

1人調子に乗っていたナツはマスターに踏み潰される。

 

「む、新入りかね」

 

「は、はい・・・」

 

「ふんぬぅぅぅ・・・!」

 

見慣れない顔に気づいたマスターの言葉にルーシィは怯えながら返事をする。

突然力みだすマスターにルーシィは口をパクパクさせていた。

そしてその瞬間、マスターはどんどん小さくなっていく。

 

「えぇーーーーーーーーっ!?」

 

「よろしくネ」

 

しゅたっと片手を上げる妖精の尻尾(フェアリーテイル)ギルドマスターマカロフ。

最終的にはマスターはルーシィの膝くらいの背丈になった。

 

「とう!」

 

マスターが2階の手摺に飛び乗る。

その際に誤って手摺に頭を打ちつけてしまった。

ぴくぴくと小さく震えながら2階の手摺の上に立ち上がる。

 

「ま~たやってくれたのぅ、貴様等。見よ、評議会から送られてきたこの文書の量を」

 

評議会とは、魔導士ギルドを束ねている機関の事だ。

 

「まずは・・・グレイ」

 

「あ?」

 

「密輸組織を検挙したまではいいが・・・その後街を素っ裸でふらつき、挙句の果てに干してある下着を盗んで逃走」

 

「いや・・・だって裸じゃマズイだろ」

 

「まずは裸になるなよ」

 

盛大に溜息をつくマスター。

 

「エルフマン!貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行」

 

「『男は学歴よ』なんて言うから、つい・・・」

 

マスターはふるふると首を横に振る。

 

「カナ・アルベローナ。経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個。しかも請求先が評議会」

 

「バレたか・・・」

 

「ロキ・・・評議員、レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求が来ておる」

 

そしてマスターはがっくりと肩を落とした。

 

「そしてナツ・・・デボン盗賊一家壊滅するも民家7軒も壊滅。チューリィ村の歴史ある時計台倒壊。フリージアの教会全焼。ルピナス城一部損壊。ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止。ハルジオンの港半壊」

 

「貴様らァ・・・ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞォ・・・」

 

マカロフはプルプルと怒りで体を震わせる。その様子を見たルーシィはビクッと震えた。

 

「だが・・・」

 

ゆっくりとマスターが口を開く。

 

「評議員などクソくらえじゃ」

 

そう言って2つの文書を燃やして放り投げ、それをナツが口にくわえる。

 

「良いか。理を超える力はすべて理より生まれる。魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある『気』と自然界に流れる『気』の波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う。いや、己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。上から覗いてる目ん玉気にしてたら魔道は進めん。評議員のバカ共を怖れるな」

 

そう語りながら、マスターはにんっと笑う。

 

「自分の信じた道を進めェい!それが妖精の尻尾フェアリーテイルの魔導士じゃ!」

 

『オォォォォォオオオオオオッ!』

 

マスターの言葉に全員が声を上げ、先ほどまで喧嘩をしていたのが嘘のように笑い合った。

 

-----マグノリア駅-----

 

「ア、アスク、ピア。待っ・・・て」

 

真っ白な髪の10歳くらいの子供が足をもたつかせながら走ってくる。

 

「レイ遅いぞ。列車がもうすぐ来るからもう少し急げ」

「てゆうかもう来てるんだよ?」

 

アスクと呼ばれた銀髪の青年はやんわりと注意しながら白髪の少年レイを待つ。その肩に乗っているピアと呼ばれたネコが何故かふわふわとした口調でしゃべっている。

 

「アスク、ピア、ごっ、ごめっ・・・ん・・なさい。・・人が多くて・・・」

 

おどおどしながらレイはアスクに連れられて列車に乗り込む。人見知りなレイは人が多いところでは、話すのが途切れ途切れになる。その様子にアスクは苦笑した。

 

「レイはもう少しその人見知りな性格は何とかしないとな」

「依頼主に一人で会えないのは困るからなんだよ?」

 

その言葉にレイは申し訳なさそうにうつむく。

 

「し・・知らない人だとこっ・・・怖くて」

 

少し言い過ぎたかな、と思ったアスクは頭をかいてレイの顔を上げる。

 

「まあ、これから直していけばいいさ。それより今からの仕事に集中しようか」

「簡単な仕事だけど少し遠いんだよ?」

 

「うっ・・うん。がっ、頑張る」

 

列車はガタンゴトンガタンゴトンと音を立てて進んでいく。アスク達は仕事を終えた後のことを考えながら仕事に向かうのであった。

 

 




これだけでは内容やキャラがよく伝わらないと思いますが頑張って更新していきますのでお付き合い頂ければ幸いです。

国語の成績3なので文章と漢字と句読点が本当にあってるか不安です・・・。
というか、セリフもう少し変えた方がいいのだろうか。最初は、オリキャラとの絡みが無いからどうしても同じになるのだが・・・。
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