バカ達の世界に来た転生者達   作:ウィンド

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11話

「さあ、みんな覚悟しといてね」

 

宙斗達はドアの前に立っていた

 

「小鳥遊よ「宏樹でいい」「僕も宙斗で」「わっ私は広奈で///」うっうむ///・・・所で宏樹は何故縄を持っておるのじゃ?」

 

秀吉は宏樹の肩に提げられている縄に目をやった

 

「行けば分かる」

 

「それじゃあ行くよ?いざ、グルメ世界へ!」

 

ドアを開けると、雲が広がりそよ風に揺れる草原が広がっていた

 

「何じゃここは!?」

 

「私達、さっきまで宏樹君達の家に居ましたよね・・・」

 

「ここが、グルメ世界?」

 

三人がグルメ世界に驚いていると一匹の巨大な蛇が宙斗達に近づいてきた

 

「蛇!?」

 

「クイン!久しぶり!」

 

広奈はクインと呼ばれる蛇『マザースネーク』に近づくとクインは広奈の顔を舐め始めた

 

「アハハ、くすぐったいよ」

 

「宙斗、こっちも来たぜ」

 

宏樹の指差す方向から白い毛並みの狼が走ってきた

 

「テリー!元気にしてたか?」

 

「ワン!」

 

「俺達の家族のテリーとクインだ、後カラスのキッスが「クアァ!」お、帰ってきた」

 

「キッス、浩将が何処に居るか知ってる?」

 

「クァ、クアァ!」

 

「ネオナチュラル?結構遠くに行ってるな」

 

「ネオナチュラルってどんな所なんですか?」

 

瑞希は宏樹に話しかけた

 

「ネオナチュラル、全ての植物が育つ大陸だって聞いた事があるな」

 

「別名『植物の楽園』危険な猛獣が一匹も居ないことからそう言われてるの」

 

「一匹除いてね」

 

宏樹と広奈は首を傾げた

 

「キッスから聞いたんだけど、ネオナチュラルには浩将がフルコースに狙っている、フォレストドラゴンって言う猛獣が居るんだって、『捕獲レベル』は70を超えるらしいよ」

 

「「70!?」」

 

「捕獲レベルって何?」

 

「捕獲レベルってのは俺達四人が定めた、食材を捕獲する難しさの事だレベル1で猟銃を持つプロのハンターが10人係でやっと捕獲できるレベルだ」

 

「・・・えっじゃあそのフォレストドラゴンは700人でやっとって事ですか!?」

 

「正確には700人か戦闘用の戦車70台分だね」

 

「それを浩将の奴は一人で倒しに行ったのか・・・」

 

「まっ目的地は分かったんだ、早く行くぞ」

 

「クイン、お願いできる?」

 

クインは自分に乗り易い位置まで顔を下げると鱗三つを椅子の様に逆立たせた

 

「ここに乗って」

 

秀吉がクインに座ると宏樹は持っていたロープで秀吉とクインの鱗を縛った

 

「何をしておるのじゃ宏樹よ・・・」

 

「いや、こうしてないとお前等が危ないからな」

 

『?』

 

美波と瑞希も秀吉と同じ様に縛った

 

「クイン、ネオナチュラルまで行ってくれる?」

 

行き先を聞くとクインは顔を上げジェットコースターよりも速いスピードで動き出した

 

『きゃあああああああああ!!!』

 

 

 

 

 

「結構歩いたけど、何処にも居ないな・・・」

 

フォレストドラゴンは見つからず、珍しい食用植物が袋に詰まっていく一方だった

 

「フォレストドラゴン、体全体が木で出来ていて、鱗が森みたいに生い茂っているからその名が付いたとされる猛獣、足の裏に生えている根から土の中の養分を吸い取って成長しているって言うからきっと美味しいんだろうな~・・・」

 

ガサガサ

 

「ん?」

 

 

 

 

 

「宏樹ぃいい!!!スピード落としてぇええ!!!」

 

美波は目に涙を溜め大声で減速するように呼びかけている、秀吉と瑞希は気を失っていた

 

「てかなんでアンタ達は平然と立ってられるのよ!!!」

 

『これ位普通だけど?』

 

「アンタ達は化け物かあああああ!!!」

 

美波の叫び声がグルメ世界の空に響き渡った

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