『おぉ~・・・』
明久達はグルメ世界にある大都会『グルメタウン』に来ていた
「ここがグルメ世界、凄い・・・」
「ビルがフォークやナイフの形をしてやがる、しかも高い・・・」
雄二はグルメタワーを見上げていた
「いや~ボク達も誘ってくれてありがとね♪」
愛子が宙斗にお礼を言う、今回はプールの時のメンバーに愛子と優子が加わっていた
「折角だし、みんなで楽しみたいからね」
「この辺りだと思うんだが「お~い!こっちじゃお前達!」あっ居た」
声のする方向を見ると派手な格好をした老人が手を振っていた、その隣にはスキンヘッドの男が椅子に座っていた
「ようお前達」
「マンサム所長じゃないですか、お久しぶりです」
「えっ?今ハンサムって『言ってないです』」
「その子達が言っておった友達か?」
『こんにちは』
「うむ、ワシは小鳥遊一龍、宙斗達の父じゃ」
「ワシはマンサム、『グルメ研究所』の所長をしておる」
「因みに、この二人は今回のグルメ春祭りの主催者なんだよ」
「今日は思いっきり楽しんでいくといい」
そして一同はグルメ春祭りが行われる会場に向かった
『おお~!』
東京ドームと同じ大きさのグルメドーム、その中では出店などが並んでいた
「凄い!春だからこそ楽しめる食材が沢山ある!」
「団子の様な食感のリンゴ『ダンゴアップル』か」
「こっちは『サクライクラ』一粒一粒が桜の花弁のイクラだよ」
「あっ!あっちの食材も凄いわよ!」
「どれも調理のし甲斐がある食材ばかりです!」
宙斗達五人は食材に夢中になっており、明久達はその光景に苦笑していた
「本当にあの兄弟達は、食べ物の事になると周りを見失うのかしら・・・」
「まあ優子、お祭りなんだから仕方ないよ」
「でもこれだけの食材があるんだったら一つは決まるんじゃない、アイツ等のフルコース」
「フルコースって?」
「えっと、宏樹君達みたいに未知の食材を探して捕獲や採取をする人達の事を『美食屋』って言うんですけど、あっ美紘ちゃんは違いますよ」
「美食屋はそれぞれ『人生のフルコース』を決めるために食材を探しておるのじゃ、因みに現在決まっておるのは宙斗は魚料理、宏樹は肉料理、浩将はサラダ、そして広奈のデザートじゃ」
「一つしか集まってないのか?」
「フルコースはそうホイホイ決まる物ではないからの、それにアイツ等は『世界にはまだ美味い物が沢山ある』と言いながら中々決めんからな」
そう話をしていると宙斗達が大量の袋を持って帰ってきた
「大量大量!美紘、調理頼むよ」
「はい!腕がなります!」
「それで?フルコースに入りそうな食材は見つかったの?」
『うん(ああ)、無かった』
四人は声を揃えた
「どれもイマイチだった」
「ああ、フルコースには程遠いな」
「折角開いてやったというのに・・・今度はグルメ夏祭りにするか」
「シーズン化すんのか!?」
その後、明久が美紘と楽しく話している所を一龍に見られ二人が交際していることがバレたため二人は一龍にからかわれていた
「そうじゃお主等『BBコーン』は知っておるか?」
「それって確かグルメ界の食材だろ?」
「その筈なんじゃが、『ウール大陸』という所でなっとるらしいんじゃ、グルメ界の食材が人間界になるのは可笑しいんじゃがな」
「で?俺達にそれを取りに行けってか?」
「うむ、ついでにお前達のフルコースに加えると良い」
「BBコーンか・・・誰が行く?」
「ここは公平にジャンケンで・・・」
『ジャンケンッ!』
結果、ウール大陸にBBコーンを取りに行くのは
「よし、行きますか」
宙斗に決まった
「ねえ宙斗」
「何?島田さん」
「あの、ウチも行って良いかな?///」
「行っても良いけど、ウール大陸は危険な大陸だよ?」
「それでも良い!覚悟なら出来てるから!」
宙斗は美波の目を見ると笑顔になった
「じゃあこれだけは約束して、僕から離れないで」
「分かったわ」
「よし、それじゃあ戻って準備をしますか」