学校の帰りに途中で美紘と合流しFクラス全員で明久の家に向かっていた
「みんな、本当に家に来る気?」
「一体何を隠してるんだ?」
「・・・特に物音もしないけどな」
「宏樹、君はプライバシーって知ってる?」
「明久がその言葉を知ってる事に驚いているのは俺だけか?」
「なんか酷くない!?」
そう話している内に明久の家の前に着いた
「まっ中に入れば分かるしな、さあ明久、鍵を開けろ」
「いっ、嫌だ・・・」
雄二は明久の肩に手を置いた
「裸Yシャツの苦しみ、味わってみるか?」
「涙目で上目遣いだと有難い・・・」
「売る気!?僕の純情を売る気!?」
「あの康太さん、Yシャツのボタンは上二つを開けてもらって欲しいんですが///」
「任せておけ・・・」
「美紘もオーダー細かいよ!分かったよ!開けるよ!開ければいいんでしょ!」
「ボタンを?(ワクワク)」
「鍵をだよ!」
明久が鍵を開け、ドアを開けると女性用の下着が干されていた
「いきなりフォロー出来ない物があああ!!!」
「これ以上に無い物的証拠だな」
「殺したい程妬ましい・・・」
「ダメですよ明久さん」
「え?」
「この下着は明久さんのサイズに、合ってないですよ?」
美紘は笑顔で明久に言うが目が笑っていなかった
(((認めない気だ(じゃ)(ですね)・・・)))
「ん?何だこれ?」
皆は雄二が拾った物に注目した
「化粧用のコットンパフじゃな」
「何言ってるんですか?それはハンペンですよ」
(((ハンペン・・・)))
宏樹はキッチンに置かれていたある物に目をやった
「これは・・・女性向けのヘルシー弁当か?」
宏樹の言葉に美紘は膝を突いた
「如何したの美紘!」
「もう否定しきれないです!(泣)」
「何で下着と化粧がセーフで、お弁当がアウトなの!?」
「あら、お友達ですか?」
皆が振り向くと大量の買い物袋を持った女性が立っていた
「とっ年上美人・・・」
美紘は女性のある部分を見るとorzの状態になった
「酷いですよ明久さん!私の純情を返してください!(泣)」
「もう何を言ってるのか分からないよ・・・分かったよ、正直に話すよ・・・僕の姉さんなんだよ」
『姉さん!?』
「吉井玲と申します、いつも弟がお世話になっています、今後ともウチの弟をよろしくお願いします」
(あれ?意外だ、何処からどう見ても普通の姉だよ、ありがとう姉さん!)
明久はガッツポーズをした
「俺は坂本雄二です」
「土屋康太・・・」
「小鳥遊宏樹です」
「ワシは木下秀吉じゃ、よく間違われるのじゃが、ワシは女ではなく「男の子ですよね?」ワシを一目で男と分かってくれたのは主様だけじゃ!」
「ええ、うちのバカでブサイクで甲斐性なしの弟に、女の子の友達なんて出来る訳がありません、ですから、こちらの3人も男の子ですよね?」
「いきなり何て事言うの姉さん!折角良い感じだったのに、四人とも女の子だからね!」
「いや、ワシは男で合っとるぞ・・・」
「女の子?・・・貴方はいつから女の子を家に連れ込む様になったのですか?」
「ギクッ!」
「不純異性交遊の現行犯でマイナス百ポイントです」
玲は取り出したメモに-100と記入した
「ふぎゃああああ!」
「明久、お前も苦労してたんだな・・・」
「うん・・・」
暫く雑談をしていると明久は夕飯を作るために立ち上がった
「ああ明久、いきなり押しかけたんだ、夕飯作るくらいなら手伝うぞ?」
「あっ私も手伝います」
「じゃあ私も・・・」
『!』
瑞希が立ち上がろうとすると玲と美紘を除く全員は瑞希から離れた
「如何したんですか皆さん?」
「みんな酷いです、もうあの時みたいな事はしませんよ・・・怖いですから(ガクガク)」
瑞希は以前、宏樹に王水の入った肉じゃがを食べさせた事により美紘に叱られたのだ
(うん、アレは俺も怖かった・・・肉じゃがの方だがな)
「あっ宏樹、どうせなら宙斗達も呼ぶ?あの三人料理出来なかったでしょ?秀吉も優子さんを呼ぶ?」
「良いのか?」
「はい、食事は多い方が楽しいですし」
「そうだな、じゃあそうさせてもらうか、家からいくつか食材持って来させようか?」
「じゃあお願い」
それから数分後に宙斗達は明久の家に着き、美紘が一人で夕飯を作っていた
「出来ましたよ」
テーブルには宙斗達のフルコースメニューが並べられた
「見た事の無いお料理ばかりですね」
「これを一人で作るなんて、やっぱり美紘は凄いよ」
そして皆で食卓を囲み、楽しい一時が過ぎていった
宙斗達はグルメ世界にある大陸『アイスヘル』へと訪れていた
「ここにセンチュリースープがあるのか・・・」
「凄く寒いね・・・」
「マイナス50℃だからな、寒いのは当然だ」
『マイナス50!?』
「さっ、それじゃあ行きますか」
宙斗達はアイスヘルの大地に足を踏み入れた