「全く、師匠も酷いよなぁ・・・なんで俺がこんな所に来なくちゃいけないんだよ・・・」
猛吹雪が吹き荒れる極寒のアイスヘルの大地を平然と歩く一つの影があった
「美食四天王の奴等だっけか?そいつ等を助けるついでに、センチュリースープの様子を見て来いだなんて・・・まあ少し、急ぎますかな」
広奈達がセンチュリースープを捕獲に向かっている中、宙斗達はトミーロッド達と戦っていた
「『イレギュラーショット』!」
ボギーウッズは体を鞭の様に伸ばし、宙斗達に襲い掛かったが、宙斗達に攻撃を当てようともしなかった
「おい宙斗、こいつ等なんだか可笑しくねえか?」
トミーロッド達は宙斗達に大したダメージは与えておらず、まるで足止めする様な攻撃をしていた
「ねえ、これって僕等が足止めしてるんだよね?」
「なんかまるで、俺等が足止めされてるような・・・まさか!」
宏樹は洞窟の方に振り向き、反響マップを広げると広奈達の少し後ろの方に一つ影を捕らえた
「マズイ!まだ他に美食會の奴が居やがった!」
「「!?」」
「あれ?漸く気付いたの?」
「始めから僕達をここに留めて置くのが目的だったのか!」
宏樹は音弾を飛ばした
『広奈!美食會の奴がまだ他に居やがった!』
「えっ!」
宏樹の音弾が耳に入り、広奈は足を止めた
「お姉ちゃん?」
「皆下がって、美食會が来るわ・・・」
「それじゃあ宙斗達は・・・」
「いいえ、三人は負けてないわ、他にも来ていたのよ」
全員が後ろを振り向くと、何者かが近づいてくる足音が響いた
「私の感だけど、相当強そうよ」
暫くすると何かが姿を現した、その何かは体を黒い毛の様な物で覆われており、鳥の様な顔をしていた
「ん?美食四天王の広奈か?」
「貴方は・・・」
「美食會副料理長スタージュンだ、そこを通してもらおうか?センチュリースープを取りに行きたいんだが」
「貴方をここから先へ通す訳には行かないわ、センチュリースープは貴方達美食會には渡さないわ、『ヘアロック』!」
広奈は髪の毛のセンサーを使いスタージュンの動きを止めた
「これで動きを止めたつもりか?」
スタージュンは広奈のセンサーを引き千切った
「っ!」
スタージュンは広奈の首を掴み持ち上げた
「この程度か?」
「広奈!」
「『ナイフソード』!」
スタージュンが広奈の鳩尾に拳を撃とうとしたが、光を纏った剣を持った明久に邪魔をされた
「小鳥遊さんを放せ!」
スタージュンは広奈を放し、明久に向き直った
「お前は?」
「僕は明久、美食屋だ!」
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