「・・・」
明久は目隠しをして棒を持っており、その目の前にはスイカが置かれていた
「明久、右だよ」
「違いますよ明久さん、左です」
「吉井君、もっと前だよ」
(くそっ、誰が正しいんだ・・・)
「アキ君、そこから左前方四十二度、直進距離で3.8mです」
『細かっ!』
(ごめん姉さん、多分正しいんだろうけど、僕には無理だよ・・・)
「よし明久、今から俺の言う通りに歩け、三歩全身で左に直角でそのまま真っ直ぐ進み続けろ」
明久は雄二に言われた通りに進んでいった
「よしストップ、そしてそのまま棒を振り被り・・・そしてそのまま!」
「やめろおおお!」
明久は気になり目隠しを外すと、顔から下を砂に埋められた宏樹が居た
「・・・変わったスイカだね」
「おい待て!振り被ろうとするな!」
「冗談だよ」
「なんか疲れた~・・・」
「海行くと大体こうだよな」
「それにしても皆遅いね、混んでるのかな?」
男子達は砂浜の上に置かれたシートに座っており、女子達は昼食を買いに行っている
「お待たせ~」
すると人数分の焼きそばやたこ焼を持った広奈達が帰ってきた
「遅かったね、なんかあったの?」
「うん、さっきそこでナンパにあった」
「・・・皆、カキ氷奢ってあげるよ、イチゴで良い?」
「待て宙斗!カキ氷買いに行くのに何釘パンチの構え取ってんだ!」
「氷割るため?」
「お前の場合は別の物割る気だろ!」
「じゃあ僕も手伝うよ」
「宙斗、僕グレープが良い」
「待て明久!お前も肉叩きパンチの構え取んな!それから浩将、こんな所で毒化すんな!」
「元気だな雄二」
「お前も少しは止めろよ!」
その頃、グルメ世界では
「会長、何をされているのですか?」
「これか?あの七人に頼もうと思っておる食材を書き出しておるんじゃよ」
「会長がですか?一体どんな食材なんですか?」
一龍の目の前には七枚の紙が置かれていた
「まあ、あいつ等を強くする食材じゃよ、どれも一筋縄ではいかんがな」
それから二日が経ち、宙斗達は旅行から帰省しIGOに来ていた
「何だよ親父、俺達を呼び出して」
「いや、お前達に頼みたい食材があってな、所でお前等アイスヘルで息は白くなったか?」
「?まあなったけど」
「それじゃあ無理じゃな、『グルメ界』に行くのは」
『グルメ界!?』
「ん?グルメ世界とどう違うんだ?」
「グルメ世界は、僕達がそう呼んでるだけでここは人間界って呼ばれてて、グルメ界は地球上の約七割の領域を占めている場所で、そこにはここ人間界に無い食材が沢山ある」
「そのため、『食の楽園』とか言われてるけど、アレは楽園じゃねえ・・・地獄だ」
「地獄?何で?」
「グルメ界に入った者は、大抵の者は生きて帰れる者は居ない、そう言われているからだよ」
「まさか、強い猛獣が居るのか?」
「それだけならまだ良い、グルメ界で最も危険とされているのは環境だ、激しい気温差や低酸素地帯、更には毒の雨までもが降る場所だ」
「そっそんな所の行かなきゃいけないの?」
明久達は顔を青ざめさせていた
「でも行かないと、僕はGODを手に入れる事が出来ないんだ」
「GODはグルメ界の食材なのか!」
「ああ、因みに俺が狙ってるアースもそうだが、アカシアのフルコースは全てグルメ界のものだ」
「じゃあ手に入れられないの?」
「その為のこの食材じゃ、まあさしずめ『修行食材』と言ったところじゃろう」
一龍はそういって七枚の紙を取り出した
「修行食材は全部で七つじゃ、どれも人間界の厳しい環境の中で手に入る物ばかりじゃ」
明久達はその紙を受け取ると自分の捕獲するべき食材の確認をした
「どれも簡単にいきそうにないな」
明久達美食屋メンバーは美紘達の方に振り向いた
「勿論私達も行きます!」
「ウチ等はコンビでしょ、絶対行くから」
「覚悟は出来ています!」
「言っても聞かなそうだな・・・」
明久達は仕方ないと頷いた
「因みに、食材は協力しても構わんぞ、それじゃあ行くが良い!」
明久達はIGOを後にした
次回からは修行食材編です、トリコ達とのコラボ編をした後に始めようと思います