食材集めを始め日が落ち始めた頃、宙斗達はバロンタイガー、ヘビガエル、バナナキュウリ等の食材を捕獲して戻ってきた
「大量だな、やっぱ調達する人数が多いと集まりが良いな」
「それじゃあ早速調理しますね」
「私達も手伝います」
美紘達が調理を始めると、宙斗達は薪に火を起こし、それを囲む様に座り込んだ
「そう言えば、食材調達をしてる最中に変な物を見たんだよ」
『変な物?』
明久の言葉に宙斗達は声を揃えた
「うん、木が倒れてたんだけどね、その木の端を見たら何かに齧られた痕があったんだよ」
「それの何処が変なんだよ」
「だって、この層に居た猛獣じゃあんな風に噛み千切れ無いと思うんだけど」
「そう言われたら確かに変だな、ここら辺の木はかなりの太さがある、バロンタイガーや沼蛇じゃあ確かにそんな事は出来ねえな」
「と言う事は、考えられる答えはただ一つ・・・この層に君臨する、絶対的な捕食者が居るって事だ」
絶対的な捕食者、その存在を知り宙斗達は黙り込んだ
「まあいいじゃないか、そんな事よりもこの層にある最高の食材を探そうぜ」
『最高の食材?』
トリコの言葉に小松以外は首を傾げた
「あっ、皆さんは知らないんですよね?ここパンズジャングルにはまるでエメラルドの様な輝きを放つレタス『エメラルドレタス』と言う食材があるんです」
「エメラルドレタス!?」
「宏樹君知ってるんです?」
「ああ、前にネオナチュラルに行っだろ?そこで五月にしかならないと言う事から『五月レタス』とも呼ばれてるんだ、エメラルドは五月の誕生石でもあるからな」
「五月・・・あれ?今七月だよね?」
「ああ、だけどここは五月並に暖かい場所があるんだ、恐らくエメラルドレタスはそこになってると思う」
「五月か、そう言えば宏樹の誕生日も五月だよね?」
「ああ、五月九日だけど?」
「そりゃ丁度良いな、フルコースに加えたらどうだ?」
「悪くはないが、俺のフルコースに加わるならもう少しインパクトが欲しいな、何せ肉料理がジュエルミートで、デザートにアースを入れようと思ってるからな」
「何!ジュエルミートだと!?」
「しかもアースって、美食神アカシアのデザートじゃないですか!」
そして翌日、宙斗達はパンズジャングルに君臨する絶対的な捕食者の正体を明かす為にジャングルの奥へと入って行った
「宏樹、近くに居る?」
「いや、この近辺には居ないな、もう少し奥へ行ってみるか?」
「そうだね、丁度良い広さのエリアがあるから、あそこをキャンプ場にしよう」
宙斗達はキャンプの準備をしようとテント等を取り出した
ズン・・・
「ん?」
「如何したの宏樹?」
「・・・ヤバイな、来やがったぜ」
宏樹が目をやった方向に宙斗達も目をやるとジャングルの中から複数の足を持った巨大なワニが現れた
更新が遅くなってしまい申し訳ございません。
最近仕事が忙しくて中々パソコンに向かう事も出来なかったもので・・・
こんな状態で新作を作るとかほざいている作者ですが、これからもよろしくお願いします。