ベジタブルスカイに向かう為にスカイプラントを上っていた明久と美紘の前に巨大な積乱雲が現れ、明久は周りを見るとあまりの強風で猛獣達は吹き飛ばされ雲の中に入っていくとその場所が激しい光を放った
「あっ、あの中に入って行くの・・・」
「そうしないとオゾン草が捕獲できませんからね・・・」
二人はその様子を見て顔を青ざめさせていた
「どうする?天候が良くなるのを待つって言う手もあるけど・・・」
「でもそれじゃあ修行にならな「げっ!やっぱり積乱雲だよ!」え?」
『え?』
明久と美紘は声が聞こえた方を向くと、後ろから宙斗と美波が登って来ていた
「宙斗さんと美波さん!」
「二人共、如何してここに!」
「それはこっちの台詞だよ!」
「何でアンタ達がここに居るのよ!」
「僕の最初の修行食材がベジタブルスカイにあるから、捕獲しに・・・」
そこまで聞くと宙斗は何か考え込んだ
「なあ明久、お前のその捕獲しに来た食材って、もしかして?」
「オゾン草だけど・・・」
「もしかして美波さん達も?」
「ええ、ウチ等もオゾン草を・・・」
『・・・』
四人は暫くそのまま黙り込んでいた
「全くあの親父は、食材被ってるなら先に言えよな・・・」
「アハハ・・・それよりも如何する?いくら協力したとしても、あの積乱雲を攻略するなんて」
「だよね、流石にこのままここに居ても修行にならないし・・・美波、アレ取って」
美波は頷き、リュックの中に手を入れると二枚の葉を取り出した
「それは?」
「希少な『酸素の樹』になる『酸素の葉』だよ、取り敢えずこれを美波と美紘に付けさせて・・・」
宙斗は呼吸器の様なマスクを取り出すと、そこに酸素の葉を入れ、美紘に渡した
「よし、怖がってちゃ居られないね、それじゃあ行こう!」
『おう(はい)!』
そして明久はもう一度美紘を背負うと布で結んだ
「・・・」
その様子を美波は何やら羨ましそうな目で見ていた
「ん、如何したの美波?」
「えっ!なっなんでもないわよ!///」
「?・・・!」
宙斗は何かを考え込むと、何かに気付いたのか美波を自分に抱き寄せた
「ふぇっ!!?///」
「こうして、こうして・・・」
そして宙斗は明久がしているのと同じ様に美波と自分を布で結んだ
「あれ、美波どうしたの?」
「いや、流石にここからは危険だし、明久達みたいに結んでないと」
「良かったですね美波さん」
美紘は明久達に聞こえないように小声で美波に話しかけた
「うん///」
「明久、ここは一気に駆け抜けるよ」
「うん・・・」
明久と宙斗は積乱雲を睨みつけると、積乱雲に向かって走り出した
「待ってろよ、オゾン草!」