仕事が忙しいわ風邪でダウンするわで大変でして・・・
でもこれからはだいぶ楽になってきたので、時間を作っては書こうと思っています。
それではどうぞ!
明久と宙斗がオゾン草を捕獲しているその頃・・・
「宏樹君、修行食材の捕獲に行かないんですか?」
明久と宙斗は勿論、浩将や広奈達は皆自分の修行食材を捕獲に向かったのだが、宏樹に至っては出発は愚かその準備もしていなかった
「そうしたいのは山々なんだが、親父が『お前は少し待て』って呼び止めてきたからな・・・」
宏樹は捕獲に向かう際に一龍に呼び止められ、瑞希と共にIGOの中にある所長室で待たされていた
「でも何で宏樹君のお父さんは宏樹君を呼び止めたんでしょうか?」
「さあな、まあ親父の事だからなんか企んでるんだろうな・・・あっやっと来た」
宏樹がそう言うとドアが開き、一龍が中に入ってきた
「待たせてすまぬな、じゃが盗み聞きしなかったのは利口じゃな」
「よく言うぜ、盗聴不可能な細工をしてある部屋で何をしてやがった?碌な用事じゃなかったら俺等はもう行くぜ?」
「まあ待て、実はな・・・」
一方その頃明久達は、もうすぐでベジタブルスカイに到着するところまで来ていた、かなりの高度にあるこの場所は酸素濃度や気温が低いのにも関わらず、二人は平気な顔でスカイプラントを上っていた
「凄いよ宙斗!宙斗に教えてもらった呼吸法がすっごく役に立つ!」
「でしょ?この低酸素の中で普通の呼吸じゃダメだ、酸素は逃さないように気管の上部で吐き出さずに止めて、その後に口から入りだした冷気で二酸化炭素が凍るから、二酸化炭素だけを吐き出して酸素だけを飲み込むんだ、そうすれば寒くても息は白くならない」
「お陰で楽にここまで来れたよ・・・でも妙だね、積乱雲の中なのに全然風が激しくないし雷もなってない」
明久達はかなり上の所まで来ていた、楽な呼吸法を身に付けただけではここまで来るのは難しい筈なのにここに来るまでの間、積乱雲の中なのに強風や雷などを受けていないのだ
「確かに、結構前からそんなに・・・」
「雷雲の中に住んでいる伝説の雷鳥、『ライトニングフェニックス』がいるなら話は別だけど、周りにはそんな気配も匂いも・・・ん?」
宙斗は辺りを見渡すと、雷雲のある一点を眺め始めた
「如何したの宙斗・・・何か見えるの?」
「流石にここまで暗い場所だと、浩将さんじゃないと・・・」
「いや、一瞬だけど・・・向こうから猛獣の匂いがしたんだ」
明久達も気になりそこを眺めていると、少し小さな光が現れ明久達に向かって徐々に近づいてきた
「あれは・・・鳥?」
光がかなりの距離まで近づいて来ると、その光は金色に輝く小さな鳥が発しているものだと分かった、小さいと言っても鳥はバスケットボールと同じくらいの大きさがあった
「ピィ!」
「「可愛い!」」
その鳥の姿を見ると美波と美紘が明久と宙斗の背中から身を乗り出そうとした
「この大きさ雛鳥なのかな?だとしたら親がどこかに居るはずだよね?」
「・・・まさかコイツ、『ボルティックファルコン』か?」
『ボルティックファルコン?』
「ライトニングフェニックスの亜種みたいなものだよ、元々はグルメ界に発生する雷雲に棲んでいるって聞いてる」
「迷い込んじゃったんでしょうか?」
「ボルティックファルコンは卵を産むと、そこから飛び去ってしまい卵から勝手に孵化して産まれた雛は雷雲の中を飛び回って成長する、恐らくグルメ界から迷い込んだ親鳥がこのスカイプラントで卵を産んだんだろ」
「それが孵ってこの子は雷雲の中を飛び回ってたって訳ね」
宙斗がボルティックファルコンの説明をしている中、ボルティックファルコンの雛は明久を見つめていた
「ん?」
するとボルティックファルコンの雛は明久の周りを一周して飛ぶと、明久の頭の上に乗り羽を畳んだ、すると居心地が良いのか安らいだ顔になった
「え?」
「明久の事が気に入ったんじゃないかな?」
「えっそうなの?」
「ピィ♪」
「そっか、じゃあ一緒に来る?」
「ピィ!」
ボルティックファルコンの雛は嬉しいのか、羽をパタパタと羽ばたかせた
((可愛い!!!///))
その可愛さに美波と美紘は身を悶えさせていた
「よしそれじゃあ・・・ピィピィ鳴いてるから『ピィ』でどう?」
「そのまんまだな・・・」
「てか成長しちゃったら、絶対にピィって鳴かないでしょ?まあ可愛いから良いけど」
「良いじゃん別に!それじゃあピィ、よろしくね?」
「ピィ!」
こうして明久はボルティックファルコン、ピィを仲間に加えた