『・・・』
桜が咲き誇る並木道、その道を通っている宙斗、宏樹、浩将の三人と秀吉の双子の姉『木下優子』は目の前の光景を見ながら歩いていた
「さっ、桜が綺麗じゃの///」
「そ、そうだね・・・///」
「「///」」
付き合ってまだ日が浅い恋人の様な会話をしている、秀吉と広奈の姿があった
『(何この二人・・・)』
「様子を見る限りじゃ、二人は両想いって事になるね」
「あの二人の心拍数が異様に高いからな、まず間違いないだろうな」
「電磁波も見えるけど、壁を作ってるイメージがあるから多分お互いの事に気づいてないんだと思う」
「小鳥遊君、だっけ?やけに耳が良いわね、それに電磁波って?」
三人の会話に優子が割って入ってきた
「浩将の目は、人間には見えない赤外線から弱い紫外線まで全部見えるんだ」
「え?」
「目には、光を受ける細胞『視細胞』があって、僕の視細胞は常人の数百倍あるんだ、光が無い暗闇も歩けるし、人が放つ電磁波を見ることができる」
「浩将はその電磁波の色、形、量を使って占いも出来るんだ、結構当たるんだぜ」
「へぇ~、今度占ってもらおうかしら?」
「うん、いいよ」
そんな話をしている間に一同は文月学園に到着していた
「おはよう木下姉弟、そっちの四人は転校生だな?」
『おはようございます(のじゃ)』
「うむ、俺は教諭の西村だ、主に生徒指導を担当している、そしてこれがお前達のクラス結果だ」
「封筒?張り出しとかじゃないのか?」
「そうした方が楽だろうが、これが学園のやり方なんでな」
「ふ~ん、変わった学校だな」
その結果
木下優子 Aクラス
小鳥遊宙斗 Aクラス
小鳥遊広奈 Aクラス
小鳥遊浩将 Aクラス
木下秀吉 Fクラス
小鳥遊宏樹 Fクラス
となった
(くっ、何故必死で勉強をしなかったのじゃ!)
(途中退席すれば良かったな・・・)
「って考えてるな絶対」
『うん』
「?まあいい、時間はまだあるがすぐに教室に行くように」
Aクラス教室前
『・・・』
一同はAクラスの教室を見て唖然としていた
「システムデスクにリクライニングシート・・・」
「ノートパソコンが支給されてる・・・」
「高級ホテルのロビーか何かなのここは?」
「実際見ると凄いなこれ・・・」
上から広奈、浩将、優子、宙斗の順で驚いていた
Fクラス教室前
「・・・帰って良いか?」
「ワシも出来ればそうしたい・・・」
二人の目の前にはAクラスの豪華な設備とは違い、築数十年は経ってるであろうボロ屋敷の様な教室だった
「まっまあ、住めば都とも言うしのう・・・」
「まあそうだな、じゃあアイツが居れば楽園か?」
「何を言っておるのじゃ?ワシは別に小鳥遊がおらんでも・・・」
「誰も広奈とは言ってねえし、俺に嘘は通用しないぜ」
そう言うと、秀吉は途端に顔が赤くなった
「気付いておったのか///」
「俺は呼吸音や脈拍数から、そいつの心理状況が読めるんだ」
「お主、凄い才を持っておるのじゃな」
「まあな、そろそろ入ろうぜ」
「そうじゃな」
そうい居て二人は教室に入っていった