家庭教師ヒットマンREBORN!~全てを切り裂く風の守護者~ 作:たぬさん蕎麦
さて、ここはどこなのか
あぁ、一応自己紹介しておこうか
俺は
数日前、ヒットマンを名乗る謎の赤ん坊に指輪を渡され、それから特に事件も無く平穏に暮らしていたんだが……ついさっきだな、急に煙に包まれたと思ったら、いつの間にか知らない場所に移ってた
さて、どうしたものか
助けは……あまり期待出来ないかな……うん、仕方ない、歩くか
歩き出した時、何かを蹴飛ばしたのに気がついた
それに目を向けると……立方体?
一面にだけ丸い穴の空いた立方体を蹴飛ばしたみたいだ
ふむ……とりあえず拾っておこう、もしかしたら何かに使えるかもしれないからな
ここは……どこだ? 俺が知っている場所に出ない……というか、どこまで行っても廃墟廃墟廃墟……無事な町にすら出ない
「オイオイ、こんな所にガキが居るぜ!」
「本当だなァ、まぁいい、行きがけの駄賃に狩っていこうぜ!」
声が聞こえた
その方向に目を向けると……二人の男が……浮いている?
紅く燃える靴を履き、突撃槍を装備した二人の男が、俺の方を向いて何かほざいてやがる
ガキ……は、まぁ良いだろう、見たところアイツ等は20代半ばから30くらい、それに比べたら俺はガキだろう
だが、狩るだと……? 誰を?俺を?
ハハッ…………
「何ほざいてやがんだ格下」
「あァ!?」
「ガキがなに言ってんだァ!?」
狩人は俺で………
「獲物がお前らだってことだよ!」
叫び、駆け出す
途中転がっている鉄パイプを蹴り上げ、右手でキャッチ
適当に壁を駆け上がり、男の一人に迫り、振り下ろす!
「うおぉ!? なんだコイツ炎も出してねぇ癖しやがって!」
チッ、振り下ろした鉄パイプが男の肩を掠め、それだけで上昇を許しちまう
あそこまで高いと、流石に届かねぇな……迎撃に意識を切り替えて………
「こいつはちっとばかり油断できねぇな、アニマル使うぞ!」
「チッ、しゃぁねぇ!」
そう言うと、男たちは手に……いや、指輪か? それに炎を宿し、もう片方の手に立方体を持って………なる程、そう使うのか
じゃ、俺も………
「「
「開匣……っつーのか?」
赤ん坊に渡された指輪を嵌め、炎を放出するイメージをする
それにより点った黄緑色の炎を、箱の穴に注ぎ込む……!
「
「
なるほど、イタリア語か、なら、俺のこれは………
「
「雷の炎か……いや、相手は一人と一匹だ、問題ねぇ!」
「行くぜオラァ!」
向かってくるのはハイエナと人間より二回りはデカイ蟻だ
どちらも連中と同じ紅い炎を身に纏っている
対して俺の箱から出てきたコイツは、黄緑色の……炎には見えねぇな、旋風のようなものを纏っている
ひとまずだ
「お前は飛んでる奴らを、俺があの畜生共をぶっ飛ばす」
俺の言葉に首肯した烏天狗は、二体を無視して男二人に襲いかかる
俺は鉄パイプを握り締め、二体に相対する
さて、どうなるか………!