インフィニット・ストラトス 新たな闇(試作物)   作:赤バンブル

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ウルトラマンゼアスを久しぶりに見て考えた作品です。
感想など次第でシリーズ化も考えて行こうと思います。
矛盾点があると思いますがどうぞご覧下さい。
オリ兄の名前は決まらなかったので気にしないでください。


闇の誕生

俺の名前は織斑一夏、どこにでも居そうな普通の人間だ。

 

今俺は、とあるところで生体改造という手術を受けている。。

 

俺には二人の兄妹がいる姉の千冬姉と双子の兄の和人だ。二人とも運動神経及び学力も良く、俺とは比べ物にならないくらい優秀だ。しかし、それが俺にとっての不幸でもある。姉と兄が優秀過ぎるため周りからの俺の評価は「織斑兄妹の恥さらし」、「出来損ない」と言われ続けていた。特に兄の和人はそれをいいことに俺を苛めていた。

 

「なんで千冬姉と俺は優秀なのにこんな出来損ないが俺の弟なんだろうな?(笑)」

 

和人兄はいつもこの言葉で俺を傷つけた。ISの登場から俺に対しての扱いは尚更だ。

 

 

 

 

そして、今俺は本来モンド・グロッソの決勝戦の千冬姉の優勝を阻止するべく、誘拐犯に捕まった。誘拐犯が俺の顔を見たとき「ミスった!間違って出来損ないの方を捕まえてきちまった!」って言っていやがった。連中は千冬姉が決勝に出たのを確認したときは俺もため息をついた。

 

やっぱり、俺は単なるオマケか。

 

誘拐した連中はそれからすぐに俺をどうするかについて話し合いを始めた。俺は多分ここで殺すんだろうなと思っていたので特に何も考えなかった。

 

「おい、坊主。お前の買い手が見つかったぜ。」

 

三十分ぐらいたった後、連中の親玉みたいな奴が俺に不気味に笑いながら声をかけてきた。どうやらどこかの実験施設へと売られたようだ。俺は目隠しをされた後車に乗せられ、どこかへと連れられて行った。そして、気がついたときはこの研究施設みたいな場所で妖魔な感じのする綺麗な女性の目の前に立っていた。

 

「あなたが織斑一夏君ね?」

 

女性は優しい声で声をかけてくる。

 

「はい、確かに俺は織斑一夏ですがあなたは?」

 

「私は影美、この施設の開発主任よ。」

 

この人、影美さんはにっこりと笑いながら俺を奥へと案内する。

 

「ところで影美さんはどうして俺を引き取ったんです?俺みたいな奴なんかいくらでもいるのに・・・」

 

「自分を過小評価することはないわ。あなたは本当は誰よりも優れている、ただそれを発揮していないだけなのよ。」

 

「誰よりも優れているか・・・」

 

俺は軽い冗談だと受け入れながら俺は施設の奥へと案内された。

 

 

 

 

 

俺は思わず口を開いた。

 

そこには巨大な残骸があった。黒く鋭い赤い目をした巨人の首がそこに転がっていた。

 

「こ、これは何なんですか!?」

 

俺は思わず影美さんに質問する。影美さんは少し険しい顔をしたがすぐに表情を戻し答えてくれた。

 

「これはシャドー、とある超人のデータをもとに創り上げた戦闘用ロボットよ。今はこのザマだけどね。」

 

超人!?戦闘用ロボット!?

 

俺には訳がわからなかった。でも、あまり怒らせると何をされるか分からないから取り合えずこれ以上質問するのをやめた。

 

 

 

そして、俺はとある部屋に案内された。部屋は白い壁で清潔感があり、部屋の中央には丁度人が入れそうなカプセルのような装置があった。なんかSFホラーとかで出てきそうなやつだけど。

 

「か、影美さん・・・・これは・・・」

 

「これがあなたを本当のあなたにするための装置よ。」

 

影美さんは笑みを浮かべながら答える。その笑みを見て俺は一瞬背筋がぞっとした。

 

「本当の俺に?」

 

「そう、あなたが今までダメだったのは今のあなたに足りないものがあったから。でもこの装置を使えば今のあなたは本来の自分になれるのよ、お姉さんやお兄さんにも劣らない、いやそれ以上の自分に。」

 

「千冬姉以上に!?」

 

俺は一瞬その言葉に引っかかった。もし、この装置で俺が千冬姉たち以上になればもう苛められることがなくなる。それどころが立場が逆転することになる。それに何となく憧れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論を言うと俺は影美さんの言葉にまんまと乗せられてこの「超人改造ポッド」の実験台にされてしまったということだ。おかげで俺はもう人間ではなくなってしまった。体は黒と黄色になり、顔はあの残骸のような姿になってしまった。

 

(記憶リセット準備開始。)

 

どうやら記憶も消されるようだ。でも、俺に後悔はない。だって、記憶が消えればもう考えることもないのだから・・・・・・

 

 

 

 

 

 

(記憶リセット完了、シャドーMK-Ⅲ再起動)

 

カプセルが開き、そこから黒い異星人のような物が起き上がる。記憶を失った彼は確認をするかのように辺りを見回す。

 

「・・・・・・・・・」

 

しばらくすると部屋に影美が入ってくる。

 

「どうやら実験は成功したみたいね、流石はベンゼン星の科学技術。人間をベースにしてここまでの超人を作りだせるのだから。」

 

「・・・・・・・・」

 

独り言を言っている影美を見る黒の超人。

 

「おっと、私としたことがつい独り言を言ってしまったわね。気分はどうかしら?シャドー。」

 

かつて一夏だったシャドーは彼女を見つめながら立ち上がる。

 

「・・・・・アナタガ私ノマスターデスカ?」

 

機械よりのような話し方をする。

 

「そうよ、私があなたのマスターよ。」

 

影美は思っていた以上の成果に喜びを感じる。

 

「でも、あなたはこれからやらなくてはやらなければいけないことがあるわ。」

 

「ヤラネバナラヌコト・・・」

 

「一つはこの人間どものバカげた社会を粉砕すること、それにはまずあなたを訓練して人間社会に潜り込んでもらうわ。」

 

「ハイ。」

 

「それともう一つ。」

 

「・・・・」

 

影美はモニターにある画像を映す。そこには赤い巨人が映されていた。

 

「私達の最も倒すべき相手、ウルトラマンゼアスを倒して夫の復讐をすることよ。」

 

「ゼアス・・・・」

 

一夏、シャドーはゼアスの姿を見る。

 

 

かくしてここに新たな闇の超人が誕生した。




よく分からない人への簡単な情報
・ウルトラマンゼアス
平成三部作序盤ぐらいに制作されたウルトラマン。
・影美
正体はレディベンゼン星人。これは映画二作の後日談(あくまでも今の設定上では)。
・シャドー
二作目の敵。ゼアスに所詮は勝利するも映画終盤で爆発してしまった。

シリーズ化はまだ決まっていませんがご意見があればどうぞ(但し批判的なものはお断りです)。
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