鯖民がリアルデジタライズしたようです   作:棃音

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No.7再来4

「!!!」

 

ブォン

 

風の唸る音ともに男の姿が消える

 

「……マジでか」

 

ブォブォブォブォン

 

今度は音の数の姿になる

 

「……ある程度わかった、幻術のようなものか」

 

「……素晴らしい、だが、解くことはできまいて…」

 

「……ああ、そうだな、マイクラにはこういう状態異常的なものを回復する術はない」

 

腰に手を伸ばしながらそう言う

 

「…マインクラフトの『仕様の中には』…な」

 

預かった銃を手に握りこめかみに向ける

 

ダン

 

こめかみを撃ち抜き目の前に出てくるパネルを流す

下の欄にある状態異常解除の欄を叩く

 

「でもどうやらあんたら含めこれも仕様外のシステムなんだろう、これなら解除できそうなもんだ」

 

視界から男が消える

 

「……チッ」

 

「……どこにいる」

 

「死ねぇぇぇぇ!!」

 

背後からの声、刀の鞘で背後への突き、確かな感触はあるがうめき声や何かが聞こえるわけではない、止められたのだろう

 

「……冷静だな」

 

前方に駆け出す、鞘から刃が姿をあらわす

 

「当たり前だろう」

 

ある程度駆け、軽く飛び回転する

 

「……貴様なら…マシな戦いができるかもしれんな」

 

柄を左手に乗せ頭上に上げる

刃はしっかり相手を捉える

 

「くくく……」

 

男は手を開き刀を落とし両腕を大きく振るう

 

ジャキン

 

鉤爪が姿を現し鉤爪の先が光る

 

「……」

 

「……」

 

静かに時が流れる

 

「くらえ!」

 

男が刀の柄を蹴りこちらに飛ばす

 

ひゅるるるるるるるるるる

 

「ッ!」

 

がキィ

 

刀で叩き落とす

 

「かかったな!」

 

気づけば目の前に鉤爪が迫っている

 

「っ!!!」

 

刀を地面に突き刺し垂直に立て防ぐ

 

「ふ……」

 

鼻で笑われる

 

「強いな…」

 

「当たり前だろう」

 

後ろに飛び鉤爪を構え直す、その様子を見て刀を地面から抜き構え直す

 

「基礎中の基礎を見せてやろう……分身」

 

ゆらりと揺れ分身が現れる、その数本体含め3、3対1となったわけだ

 

「……はぁ…」

 

ため息をつき刀をゆっくりとみつめる

 

「くらえぇ!!」

 

右、左、空

3方向から襲い来る

 

「!!!」

 

ぎぃぃぃ

 

1人が刀を鉤爪で押さえつけてくる、その分身を蹴りとばし空中から来る方に対空の突きを放つ

 

がギィ

 

左の鉤爪で刀をいなし右の鉤爪で切りかかってくる

 

「っ!」

 

刀の峰を蹴り柄で鉤爪を防ぎバク転し距離を離す

右手を前に出し大きく振るう

すると刀は何かに引かれるように手に収まる

 

「……糸付きか」

 

「ご名答!」

 

背後に刀を回し背後からの奇襲を防ぐ

 

「……」

 

「来いよ」

 

「はははは!」

 

同時に鉤爪を振るい迫る

一撃が重く流すのがやっとの状態だ

敵の攻撃をやっと流したと思うと一人が背中を見せる

 

「!!……」

 

落ち着き冷静に背後から背中をねらい突く

 

きぃぃぃぃぃ

 

しかしその突きは右から現れた鉤爪に防がれた

 

「!」

 

ぎぃぃぃぃぃぃぃ ギィン

 

嫌な音ともに剣の先が飛ぶ

 

「なっ!??」

 

刀の刃先が折れたのだ

 

「くくく…残念だったなぁ」

 

「いい勝負ができそうだったがもう終わりか」

 

「……!」

 

回転しながら剣を振るい間合いを作る

 

「……出し惜しみなしで行く…!分身の術」

 

「いまさらか、武器もそんな状態で分身なんて怖くもないわ」

 

「遅かった、そういうことだ…ククク…おいおい、分身も出てないじゃないか」

 

「……分身乱舞」

 

一瞬で間合いを詰める

そして分身とともに敵を切り刻む

 

「ぬぁぁっ!?」

 

「……!…!」

 

「なっ…」

 

「お前のと俺のとでは違う…今度は……俺の番だ…分身乱舞!」

 

9の光る刃が敵を切り刻む

たとえ一撃を受け止められようとも二撃を受け止められようとも数瞬後には腕が落ち首が飛ぶ

 

「例え刃先が折れても…全体の切れ味が変わるわけではない」

 

「……見くびっていたようだな」

 

「そうだな」

 

「…だが俺は負けん!」

 

ヒュッと音が鳴り首に針が刺さる

 

「……!いつ仕込んで…!」

 

「敵に隙を与えた貴様が悪い、詰めが甘かったな?」

 

「ぐ……」

 

膝をつく

そして静かに前方へ倒れこむ

地面に体が落ち土煙が立つ

 

「……?」

 

その土煙が大きくなり体を包む

いや、土けむりにしては大きすぎた

 

「なんだ…!?」

 

数秒後には煙が消えた、しかし其処には何もない

sabamiso_sabuなど倒れていなかった

 

「な……!?」

 

ジャキッ

 

「詰めが甘いのはどちらだったかな」

 

首元に刃を突きつける

 

「……く…負け…か…」

 

「……知ってること、しゃべってもらおうか」

 

「口はわらん、しかしその前にお前はあいつを止めなくていいのか?直ぐに仲間は死ぬぞ」

 

「……それはどうかな」

 

「……貴様を賞賛しよう、そしてその強さに見合うものを…くれてやろう」

 

懐に手を入れ小太刀ほどの剣を取りだす

 

「……くれてやる」

 

「……どういう…」

 

「さあ、殺せ……」

 

「……」

 

「早くしたほうがいいんじゃないのか」

 

「……ああ」

 

腰から銃を取り出し撃ち抜く

コマンドで石化を選ぶ

石となった男は覆面の下の笑みを見せた

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