あの爆発はなんなんだ
「ポンポン打ちやがって…」
「何をですか?」
「奥義クラスのスキル、エクスプロージョン」
「へぇ…」
冗談じゃないぞ!?あれで奥義じゃなかったらやばいがぽんぽん!?そんなに打てるのか!?
もう余裕はない……
体力の消費は辛いができるだけ術をかけてみるか
「ところでみなさん…そろそろ動きませんか?」
何人かが立ち上がった
こいつらはかかったか
「姫を探さないと___」
言葉は眼前の刃に遮られる
「なんでしょう、ジャック殿」
「その魔法ハ……何のつもりダ?」
「魔法?残念ながら私には使える魔法が……」
「ナイ?そうか、じゃあ正体を現してもらおうカ?」
「……チッ……殺れ」
何人もが立ち上がった
洗脳済みの兵士だ
紫蘭にもかかったらしい、これはついてやがる
「……っしゃぁぁ!」
嬉しさに飛び上がる姿に周りは疑問を覚えた
「ネロ敵〜!これで敵を倒すという大義名分が……!」
「ど、どういうことだ?」
「簡単に言えば、洗脳されたくさいです、んで、カサシノさん、洗脳されてここにあの人たち連れてきてください」
「……は?」
「だってそうじゃないとネロを殺せ……ごほん、ホコリが飛んでるな、テキヲタオセナイジャナイカ」
「すっごいカタコトだ」
「まあ死なないだろうしいいけど」
「さて、洗脳の大元仕留めればいいわけですが……」
インベントリにハンドガンを放り込む
「おい、それは……」
「落し物ですね」
「そ、そうか」
鹵獲した兵器を使わない理由はない
「さて、ニアさん、あなたには囮になってもらう」
「な!?」
「大丈夫、遠距離が使えるやつはhiroさんだけ、狙撃しましょう」
「私は本当に囮か……」
「さてと、鯖味噌氏、ウィンさん、いいですか?」
「くくくくく」
「……」
息をしていない、これは死んだか?
「残念だったなァ?ジャックよォ?」
「……ごふっ」
「まだ生きてるのか……とどめは後で刺すとして姫はどこだろうなぁ……」
視界の端に鳥が映る
「……知ってるかもしれないなぁ…あいつは」
「さて、遊びますかー」
「お前なぁ!」
「存分に狂うんですよ、こういうのは」
「……来た」
「先陣は……?貰いますね」
「死ぬなよ……ネロ」
「うん、普通に殺しそう」
「いやまさか妹を殺すほどのクズでは……」
「息の根止める前にじっくり今までのストレス発散しますよ、マガジンが尽きるまで撃ちまくって肉塊にしてくれるわっ!」
「前言撤回」
「……」
「さーてどう殺そうかな、傀儡さんよ」
「……」
「えー、無反応かー、まあ傀儡じゃなくなろうと殺すけども」
「おいリオン!殺すな!」
「そぅちはそっちでやってろください」
ハンドガンを握り直す
2丁拳銃はなかなか扱いに困るがこの場合はむしろ好都合だろう
「さあ、こいよ」
初撃は決まって右斜め下からの切り上げ
わかってるのだからそれを撃ち弾く
「……!」
「お、落とさないんだ、傀儡だけあるがどんだけ頑張ってもそのうち痺れて感覚なくなるだけだ、つーかよく持ってられんなぁ」
「……」
「動かないなら眉間に穴空くのがお望みってことか?」
次は左から飛び上がって水平に回転して切り掛かってくるかな
今度はカンに頼る
「大当たりィ!」
弾かれた場所が空中なだけに吹き飛ぶ
階段の上にいるわけだから落下の距離もそれなりにあるわけで
まああとで白い目で見られるのも嫌だしマフラーを掴んでおけば最悪死にはしないだろうと思い掴むが
「ぅ…」
首が絞まったらしい慌てずそのままにしたい気持ちを抑え緩めてやる
「死んだ?これ死んだの?やったぜ、事故だ事故、これなら罪にもなるまい」
「生きてるから!?」
「んや?傀儡から戻った様子だな愚妹よ、今なら事故で片付くし死ね、ここで、なんなら殺してやるが」
「いやだ、そっちが死ねば?」
「アァ!?今殺してやるよ無残な肉片にしてやらぁ!」
「ミンチ肉にしてあげる!」
ここでは銃の発砲音と金属音が鳴り続けていたが
それはまた後に語るとしよう