無免ライダー改めて仮面ライダーになりました(仮)   作:ミスターキシドー

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どうも、なんとなく描いた作品です
よければ読んでいってください


第1話 激動

〜HERO〜

 

それは何か、過去に多くの人間が探求し追い求めてきた存在

人々は己が不幸に苛まれたときにHEROの存在を渇望する

『英雄』を求めるのだ

人は常に不幸に苛まれているのだから・・・

 

小さい頃から憧れていた

テレビに出てくるわかりやすい悪役と戦うわかりやすいヒーローに

テレビのヒーローは絶対最後には勝って困ってる人を助ける、それがたまらなくかっこよかった

 

しかし、子供はいつか大人になって現実を知る

憧れていたヒーローの仕組みを知り、それは作り物だと知り、そうして夢と希望をなくしてしまう

 

あぁ、こんなことなら大人に何てなりたくなかった

現実を知らないままなら俺のヒーローはいつまでも理想のヒーローだったと言うのに・・・

なんて、なんて悲しい世界なのか、こんな世界なら俺はいっそ・・・

 

 

 

 

 

 

そして俺は目が覚めたら違う俺になっていた

 

 

 

 

 

 

目が覚めたらそこは見知らぬ風景だった、正確に言うなら見知らぬ風景というよりは目をつむるまえの景色とは違うが正解であって、その風景は何度も見たことのある青い雲1つ無い空だった

 

「いつの間に俺は外に出てたんだ?」

 

声を出して更に驚く、なにせ今までの俺の知っている馴染み深い声ではなくまるでアニメに出てくるイケメンキャラのような声がでたからだ

さらに俺は自分の異変に気付く

俺は家着を着ていたはずなのに今は何かプロテクターのようなものや頭に何かかぶってる状態だからだ

 

近くに何か鏡代わりになるものを探し携帯を見つけたのでカメラを使って今の自分を見るとそこには・・・

 

全く知らない男の顔があった

 

「これは一体・・・?」

 

自分の身に何が起きているのかわからない状態でいると不意に携帯が鳴る

俺は慌てて落としそうになるも、恐る恐る携帯にでた

 

「大丈夫か無免ライダー!?」

 

すると携帯から知らない声でこちらを心配する声が聞こえてきた

しかし、無免ライダーとは一体?

 

「あの、無免ライダーとは一体なんのことですか?」

 

そう言うと相手側の人は息を飲んだ

 

「まさか・・・自分のことを忘れてしまったのか?」

 

「自分のことって・・・もしかして無免ライダーって俺のことですか?」

 

そう聞くと相手は少し間をおいて俺の今の状況について教えてくれた

なんでも、俺はC級ヒーローで街中に現れた賞金首のハンマーヘッドを追いかけていたらしい

しかし、途中で連絡が途絶えモニターで様子を確認したら俺が倒れていたようだ

絶えず声掛けをしていたけど意識が回復しないので応援のヒーローを向かわせようとした時に俺の意識が回復したらしい

 

「何も覚えていないのか?」

 

「すみません、何がなんのことやらさっぱりで・・・」

 

「そうか、わかった とりあえずこちらの人間を迎えに向かわせる、それまでそこで待っていてくれ」

 

「わかりました」

 

そう言って通信を切ろうとした瞬間に電話越しに大きな警戒音が聞こえてきた

それと同時に森の奥から何やら騒ぎが聞こえてくる

 

「助けてくれ!」

 

「ヒーローはまだか!」

 

「お母さん!誰か!お母さんが!」

 

聞こえてきたのは沢山の悲鳴だった

一体この森の奥でなにがおこっているのか?

そう思い森を抜けて行くとそこは市街地だった

すると1人の女の子が俺を見て縋るように言ってきた

 

「ヒーローの人ですよね!?お願いです!お母さんを、お母さんを助けて!」

 

そう言ってきた女の子は高校生くらいの子だが所々を怪我している、切り傷やすり傷様々だ

俺はその女の子が指した先を見るとそこには化け物がいた

その化け物の近くには1人の女性が倒れていた

 

「キシャアァァア!」

 

甲高い悲鳴にも似た声で鳴く化け物

その姿はまるで特撮に出てくる怪人を本物にしたようなで

カミキリムシのような頭の人型の化け物だ

俺はその姿を見ただけで足が竦んだ

そして体が震えるのを感じた

 

あれをどうにかしろと?何が何だかわからない状態のこの俺に?あの化け物を?

無理だ、勝てっこ無い

ただでさえ足が、体が動かないこの状態で何ができる?

何もできやしない、不可能だ・・・

そう思って女の子を見るとその顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた

何よりその目には心の底から助けて欲しいと言う思いを感じた

 

彼女を見て頭の中が真っ白になった

そして気づかないうちに俺ははしりだしていた

身体はまだ震えている、けれど足は動く

頭の中は引き返せ、にげろ!と言っているが心は助けないとと叫んでいる

矛盾している、それでも俺は化け物のまえに立っているのが結果だ

 

化け物は俺に向かって鳴く

その声を聞くだけで膝から崩れ落ちそうになる

それでも俺は二本の足でたって言う

 

「早く逃げろ!俺がこいつを引きつけている間に早く!」

 

そう言うと倒れていた女性は一目散に逃げる

そして彼女と合流して一緒に逃げ出す

それでいい、これでいい・・・

 

そう思い俺は目の前の化け物に向かい合う

頭の中は後悔で一杯になっている

それでも、どこか満足している自分がいた

 

そして目の前の化け物がその鋭い爪の生えた手で俺に攻撃を仕掛けてくる、恐らくこれが当たれば俺はただじゃすまないだろうな・・・

だが、その攻撃は届かなかった

 

「グググ・・・」

 

いきなり俺から距離を置くように後ろに飛び退く化け物

一体何が・・・?

すると、胸の奥底が熱くなる

 

ドクン・・・!

 

暑い!胸が燃えるよう暑い・・・!

そして俺の体に変化が生じる

 

腰にベルトが出現する、そしてベルトにある宝石のようなものが光り出すと体を黒い鎧が覆う

そしてベルトの光が治ると全身を鎧で覆った姿の俺がいた

 

その姿には見覚えがある

 

『仮面ライダー』

 

そう、俺が昔憧れたヒーローの名前だ

それもこの体のフォルムを見ただけでわかる

 

クウガだ

 

 

俺は突然わけもわからず、何も理解できないまま

過去に憧れていたヒーローになっていた

 

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