この素晴らしい世界に祝福なんざいらない。 作:グリムリッパー02
ps.アニメ見て新人サキュバスたんに恋しました。
Q.冒険するにおいて一番大事なものを答えよ。
豊富な武具?強いパーティーメンバー?どんな場面でも対応できるスキル?レベル?
否否否。全て否。どれも違う不正解だ。
この世をチートで生きていけると思うなかれ。
現実のファンタジーで、もっとも必要なものは別にある。
それは ーーーー
「はーい。冒険者の登録料が必要となりますが大丈夫でしょうか」
「ノープロブレムだ。ほいお金な」
A.金だ。
✳︎✳︎✳︎
冒険者ギルドの一角、奥のカウンターにて。
金を受け取った受付さん(以降おっぱいさん)は慣れた手つきで作業を始める。
こいつをどう思う?
すごく、大きいです。
なんて、馬鹿なことを考えるくらいに余裕がある俺様はお金もちゃーんと用意してあるわけ。
え?どうやって資金を得たのかって?
そりゃ俺様、純粋無垢な青少年ですし?清く正しく働いたのですよ。
「おい、聞いたか?最近噂になってた悪徳冒険者、あいつら街のはずれでぶっ倒れてたらしいぞ」
「あぁ、しかもどうやら身包み全部剥がされてさらには縄で縛られ身体中罵倒の文字が書いてあったらしいな」
「因果応報とはいえ、酷いことしやがる」
酒場の方でなにやら物騒な話が聞こえる。
どうやら町の外れで事件があったらしい。異世界でも人の世は常に危険に満ち溢れているということか。やだねー怖いねー。
俺様を見習ってほしいよ。
まぁやったの俺ですけどね(´>ω∂`)テヘペロ
そんな屑を見るような目で見ないで…いや、ちょっと言い訳させて欲しい。
そう、それは転生直後の出来事だった。(回想入りまーす)
転生した俺は今いるこの街、始まりの街アクセルの、よく分かんない所に居た。
最初は辺りのファンタジー感に感動していたが、流石の俺も知らない街の中彷徨うのはつかれるので頂けない。
ここはゲームの様に周りの人間に声をかけギルドなりなんなりの場所を教えてもらおうと思ったわけだが、場所が悪かった。
どうやらそこはアクセルでも治安の悪い場所だったらしく、俺が学ランだったこともあり直ぐにそれっぽい連中に囲まれた。
ま、それくらいなら広く寛大な俺は怒らないのでさっさとギルドの場所を教えろって言った。
まぁ案の定突っかかってきたのでOHANASIさせていただいたというわけだ。
因みに奪った防具や武具は足がつかない様に全品売捌きました。いやーお陰で序盤から懐があったかいのなんのって!
「ま、それにあの人達も冒険者だったみたいだし?そのお金は必然的クエスト報酬としてギルドから頂いたものだし?あったものは元の場所に返してきなさいってばっちゃが言ってたし?冒険者(未所属)は町の人の不満も解決しなきゃいけないし?俺は悪くない」
「あのー、なんの話ですか?」
「いえいえ、ご心配なく。今後のことを考えてただけですので」
そう言ってにっこりと微笑むが、別に顔を赤らめたりはしないか。俺様の主人公力もまだまだだな。
俺の言い訳がましい独り言や微笑みフラッシュにも動じず、おっぱいさんは実に手際の良いスピードで登録を済ませる。仕事もできるおっぱいとは中々に優秀な
「では冒険者になりとたいとの事ですから承知の事でしょうが、改めて簡単な説明を。・・・まず冒険者とは街の外のモンスターや人に害を与えるモノの討伐を請け負う人の事です。ですが基本的には何でも屋みたいなものです。冒険者とはそれらを生業とした者の総称の事です。そして冒険者には各職業というものが有ります」
長い。3行で
「冒険者、モンスター達倒す。
冒険者、アイテムも拾ってくる何でも屋
冒険者、色々職業がある」
おk把握
ゲームの知識がこの世界の常識なら、職種はとても貴重だ。なんせ今後の俺のスタイルを決めるのだから当然だわな。
ゲームだと戦士などの前衛職。魔法使いなどの後衛職。それらの攻撃担当をsupportする支援職がある筈だ。
前世では割となんでもやっていたので、俺としては何でも良いのだが…やはり魔法なんかは打ってみたいな。浪漫がある
そんな事を思っているとおっぱいさんが一枚のカードを差し出してきた。おっぱいから出すと思ったが普通に引き出しから出てきた。残念だ。非常に残念だ。
で、どうやらこれがゲームでいうステータス画面の代わりのようなものらしく、俺のステータスは勿論。経験値やモンスターの討伐数、果てはスキルまでこれで覚えることが出来る優れものらしい。いやー便利なもんだ。
サラサラとカードと一緒に渡された書類に記入。どうでもいいが俺ちゃんとこの世界の言葉と文字を把握してんだな。アレでも女神は伊達じゃなかったってことか。
「ほい、書けましたよっと」
「はい、結構です。ではこちらのカードに触れてください。それでステータスが分かりますので、ステータスに応じた職業の中からなりたい職業をお選びくたさい、選んだ職業によって様々な専用スキルを習得できるようになりますのでそこも踏まえてお選びくたさい」
ほぉ、ステータスはによって職業が違うのか。
特典を拒否した分。俺のステータスは勿論俺自身の物。これは面白い。真剣に自分の実力を知れることなんてそうそうないからな。
逸る気持ちを抑え手をかざす。するとカードに文字が浮かび上がりステータスが刻まれていく!
おぉ!!!めちゃくちゃファンタジーぽいな!
「・・・はい、ありがとうございます、ハルノ トウヤさんですね。えーと、トウヤさんは筋力に敏捷性が高くて知力も平均以上…って!なんですがこの器用度の高さ?!職人レベルですよ!!いや、まぁでも冒険者にそれ程必要って訳でもないですが、筋力俊敏性の高さも総じてこのステータスなら〈盗賊〉や〈アサシン〉なんかの技術を必要とする職業なら選び放題ですよ!」
わぁっと湧くおっぱいさん。え?俺様凄いって?当たり前だ。
さらに言うならこの世界。なんでも盗賊やアサシンはソードマスターやアークウィザードなんかとは違い地味な上、対人的なスキルが多く煙たがられることもあるので選ぶ冒険者が少ないんだと。
ダンジョン攻略には大変重宝されるらしいが、言ってしまえばそれだけである。
因みに盗賊とアサシンの違いはそのスキル。
盗賊のスキルが窃盗や罠解除に対し、逆にアサシンのスキルは罠作成や状態異常といったもの。
そして共通して暗視や敵感知。気配遮断スキルを取ることができ、そのどれもが習得ポイントが低いという。
ある程度の説明を受け、俺は〈アサシン〉になる事にした。理由は影から這いより敵を倒すやり方が面白そうだったからだ。まぁ建前ですけどね?
盗賊と迷ったんだけどなぁ……やっぱ罠作成なんて夢の言葉には敵わなかった。クフフフフ……これで色々と楽しみが増えたってもんだ。
せっかく異世界に来たんだ。存分に楽しんでやるさ。
「はい!ではハルノ トウヤさん。それでは改めまして、ようこそ冒険者ギルドへ!今後の活躍を期待しています」
こうして、俺は異世界で無事冒険者となることが出来たのだった。
とりあえず、主人公の紹介的なもの
名前:ハルノ トウヤ
年齢:17
身長:176
体重:ひ、み、つ(*/▽\*)キャッ
職業:アサシン
持ち物:学ラン(装備)お金(20万エリス)ティッシュ(箱)