原作準拠の同時転入か、アニメ準拠の別々か迷いましたが、
原作準拠にしました ただ、ラウラをどっちのヒロインにするか
マジで迷ってます。意見有ったらコメントください
前回までのあらすじ
IS学園に転校してきた一夏の幼馴染で中国の代表候補生の『凰鈴音』
ある事をきっかけに喧嘩をしてしまう一夏と鈴。
そんなこんなで始まったクラス代表による対抗戦
しかし、そこに突然、束の放った無人IS『ゴーレム』が襲来してしまった。
さらに運の悪い事に一夏の放った一撃がゴーレムの制御のためのアンテナを
破壊してしまい、暴走するゴーレム それを破壊したのが3式機龍改へと
姿を戻した機龍だった 圧倒的な火力と攻撃力でゴーレムを破壊した
機龍はエネルギーの消耗も激しく、気絶するにまでなってしまったが、
結局は大したけが人も無く、事件は終了した
事件からしばらくしたある日
今日も今日とて通学路では注目を集めている機龍
簪は何やら用があるからという事で今日は一人で登校していた。
周りからは面白半分で機龍を見ているという感じの視線がほとんどだった。
だが、中には束と言うISの生みの親の所から送られてきたという
事情に対する『嫉妬』
自分よりも年下なのに専用機を持つ事実に対する『怒り』
機龍が男と言う事実に対する『侮蔑』のような視線も交じっていた。
この時機龍は、その視線の中の感情に気づいていた
だが、それは彼が前世で感じて来たものと同じ、『負の感情』だった。
機龍『こういうのを向けられるのは馴れてるし…気にしないでおこう。』
彼にしてみれば、今まで浴びせられて来た負の感情はもっと濃密で
絡みつくような殺意と敵対心だった それに比べれば彼女達の嫉妬や怒りなど
雲泥の差だ そして同時に、それが人間の本質だと理解している機龍だった。
『……だったら、滅ぼしちまえよ…人間と言うごみを…』
その時、心の中で囁く魔王がいた それは背中合わせのもう一人の自分の
声だった。
立ち止まり、しばらくして、何とか心を落ち着かせる機龍
機龍『あれは…表に出すわけには行かない……絶対に』
と、そこに箒や鈴と一緒に一夏がやってきた。
一夏「よう、おはよう、機龍。」
機龍「お、おはよう一夏お兄ちゃん……あ、そういえば、鈴お姉ちゃんとは
仲直りできたの?」
一夏「あぁ、何とかな。」
機龍「そうなんだ。良かったね。二人とも。」
その後、他愛ない会話をしながら登校する四人
そう思いながら教室にやって来た機龍たち
「おはよう。」
本音「あ、リュウ君達も、おはよう~…ねぇねぇ、実はリュウ君達に
聞きたい事が、もがっ!?」
そう言って近づいて来た彼女の口を塞ぐ静寐と清香
静寐「ちょっと!?男子の機龍君と織斑君には内緒だってさっき言ったでしょうが!?」
と言って本音を後ろの方に連れて行く二人だった。
それを首を傾げながら見送った機龍と一夏 その頭には大きな疑問符が浮かんでいた
その後、やってきた千冬と真耶によって説明された『2名の転校生』と言う話
機龍「高校って、ここまで転校生が多いんだね。」
一夏「いや、普通はこんなにたくさん転校生が来る事なんて
滅多にないからな?」
真耶「ま、まぁ確かに珍しいのは確かですね。ある意味…」
機龍「?どういう事ですか?」
千冬「話すより見た方が手っ取り早いだろう…2人とも、入れ。」
そう言って入って来た二人の内の一人は…
シャルル「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れな
事もあるかと思いますが、みなさんよろしくお願いします。」
そう名乗ったのは女子――ではなく一夏や機龍と同じ夏服姿の、男子だった。
女子「お、男…?」
クラスの中で誰かが呟いた
シャルル「はい。こちらに僕と同じ境遇の方が2人もいると聞いたので、本国から
転入を…」
だが、そんな説明が終わる前に
女子「「「「「「「「「「きゃあぁぁぁぁ!」」」」」」」」」」
女子の黄色い歓声によって説明の続きがかき消された。
一夏とシャルルは咄嗟に耳を抑えている だが、機龍は
機龍「一夏~頭がクラクラするよ~」
抑える間もなくソニックウェーブクラスの衝撃波をもろに喰らった。
一夏「機龍!しっかりしろ!」
目の周り焦点がはっきりしない機龍とそれを揺らす一夏
シャルル「あ、あははは…」
これにはさすがに苦笑いしかできないシャルル
そして喜びに沸いていたクラスを鎮めたのが千冬と
もう一人の転校生だった
その転校生は千冬を教官と呼び、自分の名前だけを明かし、そして
…一夏をビンタした。
あまりにも唐突な出来事のせいでクラスの空気は一瞬にして凍り付いた
先ほどまでの姦しさが嘘のようである。
その行いに機龍はポカンとするしかなかったが…同時にある種の危機感を
覚えていた
機龍『あの子から、嫌な感じがする……これは、悪意と…それを冗長する物?』
機械であるがゆえにラウラの、正確にはラウラのISに隠された『あるシステム』
の存在に薄々勘づき始める機龍だった
千冬「では、織斑と機龍はデュノアの面倒を見てやれよ。同じ男子なんだからな。
それと、今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。着替えてすぐに
第二グラウンドに集合だ。解散。」
そして、機龍と一夏の前にやって来たシャルル
シャルル「君が織斑君と機龍君?初めまして、僕は…」
一夏「あぁ、それはいいから、先に移動だ。女子が着替え始めるからな。
行くぞ。機龍もだ。」
機龍「あ」
何か考え事していた機龍とシャルルの手を引いて教室を出る一夏
そして廊下には、案の定大量の女子が待ち構えていた。
女子「居た!噂の三人目の男子よ!」 「しかも織斑君達と一緒!」
「あ!三人で手つないでる!」 「イケメン三兄弟ね!」
「そそられるわ!」 「私のリビドーが凄い事に!」
後半二つに頭を抱えながら逃げる一夏と何のことか理解できない
機龍とシャルルだった。
その後、一夏に先導され、女子包囲網から脱出する三人
その後、更衣室に入った一夏達
一夏「えっと、改めましてだな。俺は織斑一夏。一夏で良いぜ。」
機龍「僕は篠ノ之機龍。よろしくね。デュノアお兄ちゃん。」
シャルル「お、お兄ちゃん?!」
一夏「あぁ、気にしなくて良いぞ。機龍は俺達の事をお兄ちゃんとか、お姉ちゃん
て呼ぶからな。」
機龍「みんな年上だから。」
シャルル「そ、そうなんだ。」
一夏「あ!やばっ!早く着替えないと!」
機龍「ホントだ。時間が。」
そう言って上半身裸になる一夏と機龍
それを見て咄嗟に小さな悲鳴を上げ、二人に背を向けるシャルル。
「?どうかしたの?」
シャルル「え?!あぁ何でもないよ!…あ、でも…僕が着替える間、
あっち向いてて…」
一・機「「??」」
それには疑問符を浮かべるも、素直に従う二人だった
その後、着替えた三人は無事、授業に間にあ…わかなかった
着替えの際に、妙にシャルルが落ち着かない様子だったが、そんな事を気にしつつ
歩いていると見事に遅刻し、一夏は叩かれ、シャルルは転校してきたばかりで
免除された 機龍はと言うと。千冬は頭を叩こうとしたが、機龍が首を傾げながら
千冬を見上げる姿が小動物を連想させ、結局叩かなかった。
ちなみに、それを見て笑った一夏と、こそこそ話をしていたセシリアと鈴も
叩かれた。
そんなこんなで始まった二組との合同授業
千冬「それでは、これより専用機持ちのよる実演をしてもらう。…
オルコット、凰。前に出ろ。」
鈴「あ、アタシ!?」
セシリア「な、なぜ私まで!?」
千冬「専用機持ちならすぐに始められるからだ。……うまくやれば、あいつ等に
良い所を見せられるぞ?」
後半は機龍や一夏に聞こえないように耳打ちする千冬
それを聞いた瞬間、二人のやる気はマックスになった。
鈴『やってやろうじゃない!一夏に絶対良い所見せてやるんだから!』
セシリア『機龍に、私の華麗な姿をお見せしますわ!』
と、意気込む二人だった
千冬「それでは、対戦相手だが…」
その時、『キイィィィン』と言う飛行機が飛ぶときのような甲高い音が聞こえてきた
すると
真耶「ああ~~!ど、どいてくださ~~い!」
濃い緑の色のISに身を包んだ真耶が生徒たちに向かって突っ込んできた。
そして、その中央に居るのが一夏だった 他の生徒が脱兎の如く逃げるのに対し、
一夏はそれを驚きながら見上げているだけだった。
誰もがぶつかると予想して目を瞑ったが、衝撃も音も、何も起こらなかった
恐る恐る目を開けてみると、そこには銀色の尻尾だけを展開して、
器用に真耶のISを受け止めている機龍がいた。
どうやら、ぶつかる直前に尻尾を引っ掛け、強引に真耶のISの速度を
殺したようだ 実際、機龍の足もとは、かなり踏ん張ったのか、地面が
削れていた。
機龍「……ふぅ。」
無事に真耶が停止したのを確認すると、器用に尻尾を戻してから、装備を解除した
女子「「「「「おおぉぉぉ!」」」」」
『『『パチパチパチ』』』
それを見た周りの女子からは拍手が起こった
真耶「ありがとうございます機龍君。久しぶりのISで慌ててしまいました。」
機龍「それより、大丈夫でしたか?」
真耶「はい。おかげ様で助かりました。」
ひざを折った状態で機龍と話す真耶 その姿は幼い子供と同じ目線で
話す母親のようであった。
その後、真耶VSセシリア・鈴タッグによる試合が始まった
その頃、地上ではシャルルによる真耶のIS『ラファール・リヴァイヴ』の
説明が始まった
結局試合は見事に追い込まれたセシリア達2人の負けだった
回避先を読まれたセシリアが鈴と衝突し、その隙をグレネードランチャーで
狙い撃ちされ、墜落 グラウンドに小規模なクレーターを作る羽目になった
その後、グループに分かれてISの実習をする事になり、班のリーダーが
専用機持ちになったのだが…
一夏、機龍、シャルルの周りに集まる女子たち
女子「織斑君!私に教えて!」 「あ!ずるい!私も!」
「機龍君!よろしくね!」 「私も機龍君が良い!」
「デュノア君の操縦技術も見たいなぁ」 「ね、ね、私もデュノア君の
班で良いよね?」
と、すぐさま女子の集中砲火の的になった。
その後、嫌気がさした千冬の言葉ですぐさま番号順に並んでそれぞれの班を作る女子たち
一夏、機龍、シャルルの班になった生徒は喜び、セシリア、鈴の班になった生徒は
落ち込んだ そして、ラウラの班になった生徒は気まずく、重い空気に支配されていた。
その後、打鉄とリヴァイブをそれぞれ三機ずつが手配され、実習が始まった。
のだが、一夏やシャルル、果ては機龍の担当の生徒たちが腰を折った状態で
右手を前に突き出してきた
女子「「「「「「よろしくお願いします!!」」」」」」
機龍「…うん。」
それを見た機龍は一人一人の手を取り握手をした
女子「「「「「「あ、ありがとうございます!!」」」」」」
この時の機龍はただたんに礼儀として握手をしたのだが、彼女達とは
微妙に考えがずれていたのは言うまでもない
周りではそれを見て悔しそうな顔をしていた女子が無数にいた。
機龍「それじゃあ、最初の人から順に装着、起動、歩行までやってみて。」
女子「そ、それじゃ、行きます。」
少し緊張した女子が機龍が借りて来た打鉄に乗り込んで起動した
機龍「それじゃ歩いてみて…でも、一歩ずつ、自分の感覚でね。
無理せずゆっくりで良いから。」
女子「は、はい。」
その後、何歩か歩くとISを降りる女子
機龍「それじゃ、次の人、お願い。」
女子「はい!…あ、でも、これじゃ…」
機龍「…成程。」
今、打鉄は直立した状態で停止している これだと人が乗り込めない
「一夏達は…」
そちらを見ると、白式を展開した一夏が生徒をお姫様抱っこして運んだ
「…そうか。…運ぶだけなら…」
最後の方は人に聞こえないように呟いた機龍は、いつものシークエンスを
通して、三式機龍へと姿を変えた。
女子「「「「「「おおぉぉぉ!」」」」」」
周りでは女子たちが驚いている
機龍『怖いかもしれないけど、僕を踏み台にしてISに乗って。』
女子「あ、あの、機龍君。」
機龍『どうしたの?』
女子「で、できれば、織斑君みたいに、お姫様抱っこが良いなって…
ダメかな?」
機龍『え?……良いの?』
この時機龍は彼女達が機龍の姿を怖がると思っていた、が
女子「平気平気!だから、ね!お願い!」
機龍『……わかった。』
了承した機龍は片膝を突いて、両手を広げた
『…来て。』
それを言った瞬間、なぜか機龍班の女子や近くにいたセシリアの班の女子たちが
顔を真っ赤にした
『?…どうかしたの?』
女子「あ!な、何でも無いよ!」
そう言うと機龍に近づき、その右手に背を預けるようにする女子
それを爪で傷つけないようにゆっくりと手を操作し、さらに左手で足を
持ち上げる機龍。
そのままゆっくりと立ち上がり、打鉄の方にゆっくりと体を向けた
機龍に抱っこされた女子はもう満足、と言わんばかりの恍惚とした表情を
浮かべていた
機龍『ここまで接近すれば大丈夫かな?』
女子「あ!う、うん!ありがとう。」
そう言って打鉄の方に手を伸ばし機体に乗ろうとする女子
「…うわっ!」
だが、途中で手が滑ってしまい、重力で地面の方に手を伸ばす恰好になった。
「危ない!」
他の生徒が叫んだ際 倒れた女生徒の手の前に機龍の尻尾が現れ、
それを掴む事で何とか落下を堪えた女子。
そのまま尻尾で女子の体を下から持ち上げる機龍。
機龍『大丈夫?』
女子「あ、ありがとう////」
機龍『落ち着いて…ゆっくり、焦らずに、ね。』
そう優しく語り掛ける言葉に顔を赤くする女子たち
『怪我をしたら痛いだけだからね。気を付けて。』
女子「は、はい////」
その後、無事に午前の内に実習を終えた合同組
その後、実習で使ったISを格納庫に運ぶためにカートに乗せてISを
運ぶ事になった
やがてカートにISを乗せた機龍だったが…
女子「機龍君は休んでいていいよ!」 「そうそう!私達が運ぶから。」
機龍「…みんなの方が色々やって疲れたはず…それに、これ位なら
大丈夫……ん!」
と言って一人で重いカートを押し始める機龍
これには周りの生徒どころか先生である千冬と真耶もびっくりだった
ここに、機龍怪力伝説が始まった
その後、一夏や箒、鈴、シャルルが屋上で食事をしている時、
機龍とセシリアは合流した簪と共に食事をしていた
その時のセシリアは何かをぼやいていた。
機龍「実弾の武器が欲しい?」
セシリア「はい。できれば連射が効くアサルトライフルのような武器が…ですが、
本国がそれを拒否していまして…」
簪「でも、どうして?オルコットさんはそう言うのが無くても十分強いと
思うけど?」
機龍「うん、僕もそう思う。」
セシリア「機龍…それに更識さんも…その言葉はとても光栄なのですが、
今の私の装備では一夏さんの白式の零落白夜にとても相性が悪い
のです…それに、ブルー・ティアーズのライフルもビットも連射には
向かないタイプです。できれば、サブマシンガンのような武器が
あれば良いのですが…」
簪「成程……でも、どうしてそこにこだわるの?」
セシリア「以前の一夏さんとの戦いや今日の練習で理解した事ですが、
機動性の高い相手には、スターライトやティアーズでは
有効な攻撃がありませんでした。ですから、そう言った速い相手
と戦うためにそう言った装備が欲しいのです。」
機龍「そうなんだ……でも、どうしてセシリアお姉ちゃんは戦うの?」
少し、暗い表情で問う機龍
セシリア「そうですね……私には、夢があります。」
簪「夢?」
セシリア「私の実家は母国では少しは名の知れた企業だったのです。
それを作りあげたのが母でした。だからこそ、私は母のような…
自分の出来る事で上を目指したいのです。」
機龍「それが、セシリアお姉ちゃんの夢?」
セシリア「はい。」
そう返事をした彼女の瞳には確かな信念の色が映っていた それを見た機龍は
機龍「だったら、僕が使う両腕のレールガンのユニットの設計図を渡すよ。」
それを聞いた驚く簪とセシリア
「僕は…戦いが嫌いだけど、セシリアお姉ちゃんにはその夢を叶えてほしい。
だから、僕にできる事で協力するよ…でも、武器自体は整備科にお願いして
もらうしかないけど…」
簪「そこは大丈夫。」
セシリア「更識さん?」
簪「わたしの知り合いに腕の立つメカニックが居るの。見た目はゆったり系だけど、
腕は私が保証する。」
機龍「でも、どうして?」
簪「私も、セシリアさんの夢を助けたいって思ったし、少しでも機龍に恩返し
できたらなって思って…機龍には、弐式の設計を手伝って貰ってるし、
機龍のお陰で、セシリアさんと知り合えたし…」
セシリア「更識さん…」
簪「私の事は簪で良いよ。セシリアさん。」
セシリア「ッ…はい!ありがとうございます!機龍!簪さん!」
こうして、親睦を深める三人だった
そしてそれを遠目に見ながらも、笑みを漏らす楯無だった
新たな友人を迎えた一組と絆を深めた機龍、簪、セシリアの三人
だが、トラブルの芽は今まさに芽吹こうとしていた
第5話 END
最後の方は3人が仲良くしているシーンがありましたが、あんな風に
原作ではあまり絡みの無いキャラを絡ませて行こうかと思ってます。