Adult Dawn   作:石頭

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大学受験という名の地獄から何とか這い上がってくることが出来ました。
という訳でそろそろ執筆活動を再開したいと思います。
えっ、他の2つを早く完結させろって?

……まぁその内連載を再開させていくってことで

因みに、今回の主人公は既存の駆逐艦ではありますが、名前の方はこの前書きと話の途中では敢えてわからないようにしています。
でも、ヒントなんかはあるんで予想をつけながら読んでみるのも面白いかもしれません。
それではまた後書きで会いましょう


その艦娘の名は

 

ふと、目が覚めた。

 

駆逐艦でも秘書艦筆頭だからと貰った一人部屋の窓から射す、朝日の光がどうやら原因らしい

 

そういえば昨日は何時に寝たんだっけ?

確か、先日に終えた大規模作戦の結果やらなんやらの事務処理をただひたすらにこなしていたら、深夜を越えていた事は覚えているんだけど

 

そういえば、流石に深夜残業はまずいと、司令官と他の秘書艦を執務室からさっさとつまみ出し、本当はやってはいけないけど、残っている書類を自室でやっていたのだ。ということは………

 

少し考え事をして目を覚ましたことで、私はやっと顔を上げる。

 

そうすると、自分が枕だと思っていた物は自分の腕で、ベッドだと思っていたところは、書類で囲まれた作業用のデスクだった。どうやら寝落ちしていたらしい

 

やれやれ、深夜残業中に寝落ちする事は其れこそ数え切れない程してきたけど、まさかそれに気づかないレベルだったなんて、まさに社畜の鑑じゃない……

 

 

自分で言ってて悲しくなってきた。

 

 

朝っぱらから自分の社畜レベルを把握してしまったせいで軽く鬱になってしまった。

 

ま、まぁその分駆逐艦には不相応なお給料はもらってるし問題ないということにしようそうしよう

 

ちらっと時計を見ると針が5時を指していた。

食堂が7時からだし、まだちょっと書類も残っているからさっさと片付けちゃいましょうか

 

あぁ忙しい忙しい、駆逐艦のする仕事量じゃないわよこれ

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

食堂といえば、暖かい飯と暖かい雰囲気が想像されるんじゃないだろうか

 

間宮さんの暖かい笑顔や辺りに響く艦娘達の笑い声、きっと深海棲艦との戦いや事務仕事でひーこら言っていた艦娘達の疲れ切った心を癒してくれるだろう。

 

で、何でこんなことを言ったかというとそれは簡単な話で、そんなアットホームな雰囲気の筈の食堂が今は閑散としていて、逆に心が荒みそうだとおもったからですハイ。

 

まぁ、7時から開く食堂に6時から来てるからなんだけどね、それでも普段と違い過ぎて余計に寂しく感じてしまう。

 

まるで、自分の私生活を見せられているようで……

 

って、さっきから荒みすぎでしょ私⁉︎

ダメダメ!朝からこんなんだったら1日ブルーなまま過ごすことになりかねない、もっとポジティブな事を考えなくっちゃ!

 

そうだ!お腹が空いてるからいけないんだ。そうと分かればさっさと朝食にしよう!

 

 

「間宮さん、今日の朝ご飯は何ですか?」

 

「あら?まだ7時じゃないんですけど……、ってまたあなたですか、ダメじゃないですか、また自室で書類仕事をしていたのでしょ?そういうことしていると体調を崩しますよ?」

 

「そう言いながらちゃんと出してくれる間宮さんマジ天使!そうだ、今日の夜に鳳翔さんとこで飲みません?間宮さんだって最近大規模作戦の関係でとても忙しそうでしたし、飲んでストレスを発散しましょうよ!勿論私の奢りです」

 

「あなたって本当に駆逐艦?まぁ、お誘いは感謝しますけど、でも大丈夫なんですか?昨日はあんなに忙しそうにしていたのに、また深夜越えしちゃうんじゃ……」

 

「大丈夫ですよ、何のために自室に持って帰ってまでやったと思ってるんですか、今日の夜に飲み明かすためですよ?幸い、明日は非番ですし」

 

「はぁ、言ってることがおっさんみたいですよ?はい、今日の朝はうどんです」

 

「せめて女性として扱って欲しいんですけど……あっ、ありがとうございます。それじゃあまた後で!」

 

 

本当に間宮さんっていい人だよね。

6時に押しかけても事情を察して、嫌な顔せずに作ってくれるなんて、これからは迷惑を掛けないような自室で書類仕事をするのを控えよう

 

じゃあ執務室に書類を返却するためにうどんをさっさと食べちゃいましょうか!

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

朝ご飯も食べ終わり、執務室に書類を返却してから一息ついていると、執務室に誰かが入ってきた。

 

 

「うぃ〜す、おはよう」

 

「おはよう司令官、あの後(自室で)書類を全部終わらしといたからね」

 

「サンキュー、じゃあそれを大本営に送ったら今日は通常勤務かな?」

 

「まぁ、そうなるわね」

 

「んじゃ、勤務上がりにでも鳳翔んとこにでも飲みに行くか」

 

「別に行くのはいいんだけどさ、司令官が私を居酒屋に誘うのって、なんか犯罪臭がハンパないんだけど」

 

「ほっとけ、大体お前が『見た目は子供中身はおっさん』を地でいくからいけないんだよ、そんな姿で酒をガバガバ飲みやがって」

 

「さっきも間宮さんに言われたけど、だから女性として扱いなさいよ、それにこんな仕事やってると酒のひとつやふたつ飲みたくなるは!あっ、あと間宮さんも誘っといたから」

 

「はいはい、じゃあついでに他の秘書艦も誘うか、お前以外は書類仕事と出撃のダブルアタックだったしな、酒で(ストレスを)ゲロらせちまおう」

 

 

知っている?この会話、司令官と駆逐艦との会話なんだよ?仕事で疲れ切った社畜達の会話とかじゃなくて

まぁ、ここ数日で疲れ切ってはいるのは事実だけれどね

 

因みに、通常の勤務体制なら司令官と私が固定で、複数の秘書艦がローテションしているんだけど、大規模作戦があったときは変則的になる。

今日は、他の秘書艦は大規模作戦で出撃もかなりさせられていたから全員非番で、固定組のみとなっている。

 

「あぁ、後これな」

 

そう言って司令官が私の頭の上に何かを置いた。

 

「ん?これって……あ、私の帽子か」

 

「そのちょっとよれってる錨マーク入りの黒帽子をつけてんのは、ウチではお前だけだろ。その帽子、廊下に落ちてたぞ、それにすら気づいてないってことは、また自室で仕事してたろ、ったく」

 

司令官のゴツゴツした手が頭を撫でる。

というか帽子の上からはやめて!布か髪が擦れて痛い痛い‼︎

 

「もう、子供扱いしないでよ‼︎……というか痛いから!摩擦でもの凄くいたいから‼︎」

 

「はははは‼︎確かにガキじゃないもんな、おっさんだもんな‼︎」

 

「おっさんでもないわよ!……というかさっさと仕事しましょうよ」

 

「そうだな酒が俺らを待っているからな!んじゃあ今日も張り切って行くか‼︎……暁」

 

そう言ってさっさと仕事を始めた司令官に対して

 

私はちょっとニヒルに笑ってこう言ってやった。

 

 

「このレディに任せときなさい‼︎」

 

 

 

 

 

 

因みに、この夜めちゃくちゃ(酒を)飲んだ

 




という訳で正体不明?の駆逐艦の正体は暁ちゃんでした‼︎
因みに、本文内にもヒントを入れてましたが、もっと分かりやすくタイトルに書いてあったりします。
Adultが『大人,大人の』で、Dawnが『暁,日の出』という意味があります。わかったかな?
因みに今回の暁ちゃんの社畜臭に自分の父親の影を見てしまいました。
まぁ、社畜も大人なと言えば大人ですし?(白目)
もちろん、社畜暁ちゃん以外にも正当派アダルティ暁ちゃんも書くのであしからず。
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