美食屋の力を持ってネギま!に転生!   作:須佐之男

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連続投稿です


友との約束

 

四狼side

 

 

「着いたか、ここは・・確かエリア7だったな。」

 

そう、四狼が神に飛ばされたのはグルメ界にあるとある大陸エリア7と呼ばれる場所である、ここには八王の一角である猿王バンビーナが住んでいる。

 

「うーん、来たのはいいが、どうしたらいいんだ?」

 

四狼が途方に暮れていると原作で見た事のある奴がこちらに近づいてきた。

 

「ウキーー!」

 

「む!お前は⁉︎イアイアイか!」

 

イアイアイ

和傘を携えた薄青色のアイアイ。

長く伸びた尾の先端が刀になっており、敵を察知すると素早く相手の間合いに入って居合い斬りを仕掛けてくる凄腕の剣士。

 

瞬間的に捕獲レベルを上げることで受けたダメージを流動させて体外に放出するため、生半可な攻撃では倒せない。

新入りとはいえ猿武の基礎を習得しているため、10Gの重力下でも軽々動くことが出来る。

 

「イアイアイよ、俺は何も争いに来たわけじゃあないんだ。猿武を習いに来たんだ。言っている事はわかるか?」

 

こちらをずっと警戒していたイアイアイだが四狼に争う気が無いのを知るとわずかだが警戒を緩めた。

 

イアイアイは四狼が猿武を習いたいと言った事を何となく理解し猿武の修行となるビービーダンゴムシを持ってきた。

 

四狼は早速ビービーダンゴムシを使ってお手玉を試みるが猿武は力があっても細胞1つ1つが同じ動きをしないと使えない技、狼王ギネスと数十年一緒に生活した事でグルメ界でも屈指の実力を持っていようともそれとこれとはまた別の話である。

 

「くっそー!難しいなこれ!」

 

四狼の隣ではイアイアイが危なげながらも3つでお手玉をしている。

 

「くっ!狼王ギネスに育てられた身としてこんな所で立ち止まっている訳にはいかない!原作では確かトリコ達が猿王とエンカウントした事でグルメ細胞1つ1つが死を感じ約60兆もの細胞が1つに纏まった結果早く習得出来た。

なら、何度もギネスに死を感じさせられた俺ならいけるはずだ!」

 

四狼はそう思い直し猿武の習得に励んだ。

 

 

 

 

 

猿武習得の修行を始めてから約5時間ようやく四狼は3つのビービーダンゴムシを使ってお手玉を出来る様になった。

 

しかしビービーダンゴムシ3つは猿武での階級で言う新入りに値する。そう3つ出来て初めて新入りとみなされるのだ。

四狼が3つ出来る様になった頃、イアイアイは5つで出来る様になっていた。四狼も負けじと修行に励む、イアイアイも抜かされまいと頑張る。会って間も無い2人(?)の間に妙な友情が生まれていた。

 

四狼とイアイアイはこの時から共に行動する様になった。

 

四狼は猿武の修行の傍ら食没が出来る様食への感謝の修行もしていた。実は四狼はグルメ界に来てから食事がどれだけありがたいか痛感していた。

四狼はいつの間にか食義を極めていた。

 

 

 

 

 

四狼がエリア7に来てから数十年

 

四狼とイアイアイはたえず切磋琢磨し己を磨き続けた。四狼はすでに200個もの数でお手玉が出来る様になり、イアイアイは四狼には早い段階で抜かれたが76個でお手玉が出来る様になりまた師範となっていた。

 

「そろそろいいだろう。もうほぼ猿武は極めた。猿王と修行してくる。」

 

四狼はそばにいるイアイアイに告げる。

 

「イアイアイ、俺は今から猿王の所に行ってくる。なーに大丈夫だ。修行を終えたら戻って来るさ、そしたらまた美味いものを一緒にたらふく食べよう!」

 

「ウキキーー!」

 

イアイアイは四狼の言葉に何度も頷く。そして次郎は猿王の元へと向かった。

 

 

四狼side out

 

 

 

 

 

 

猿王side

 

暇だ、暇すぎる。この大陸にいる奴らは何をしているのだろうか、遊び相手が1人でも増える様にと猿武を教えたのに誰も挑んで来ない。

面白く無い。

 

今日も日課の水切りをしに行く。これは暇つぶしの1つだ。

 

そんな暇な時を今日も過ごすと思っていたその時

 

「よう、猿王バンビーナ、遊び相手になりに来たぜ!」

 

来た!来た!来た!来た!来た‼︎

ついに来た遊び相手が遂に来た!待ち望んでいた相手が来たんだ!

 

 

猿王は四狼を見た瞬間に直感した。こいつは強い!とそして最高の遊び相手だと、猿王は四狼に襲いかかった。

 

猿王side out

 

 

 

 

四狼side

 

「よう、猿王バンビーナ、遊び相手になりに来たぜ!」

 

四狼がそう言うと猿王はいきなり襲いかかってきた。

 

「うおっ⁉︎」

 

四狼は猿王の蹴りを猿武を使って受け流す。そして瞬時に猿武の奥義である60兆ものグルメ細胞を纏めたパンチを猿王に打ち込む。

 

(俺にはトリコやココ達のような技が無い!次郎の様な技術も無い!あるのは腕力だけだ‼︎)

 

四狼が今出来る本気のパンチが猿王の腹に突き刺さる。わずかに猿王の動きが止まる、四狼はその隙を逃すまいと猿武をフル活用し連撃を加えていく。

 

「オラオラオラオラオラオラァ‼︎」

 

そんな中猿王は喜びの涙を浮かべていた。猿王はこの時間が永遠に続けばいいとさえ思っていた。だが猿王もただ殴られているだけでは終わらない。時々やってくる猿王の攻撃、その一撃はまるで隕石の衝突にも等しい威力で四狼の体を壊していく。

 

「グッ⁉︎・・・ガフッ⁉︎・・」

 

気づけば四狼の怒涛の連撃も止んでいた。猿王も静かに四狼を見ている。

 

「チクショウ・・馬鹿みてぇな威力のパンチを打ちやがって・・・オラッ!どうした?かかってこないなら俺から行くぜ!」

 

四狼はまたもや猿王に向かっていく、猿王も嬉々として四狼を迎え撃った。そうした戦いがまる1日以上続いた。

 

「だあーーっ‼︎くそったれ!休憩だ!休憩‼︎」

 

四狼はあまりにもタフな猿王を相手に戦い抜いた。猿王も疲れたのだろうその場に座り込んで動かない。

 

四狼は食事と用を足し、その日は終わる。次の日、どちらともなく戦いを始めまた次の日まで戦う、1日戦っては1日休む、それは猿王と四狼のどちらが言うともなくまるであらかじめそう決まっていたかの様に当たり前になっていた。

 

そんな戦っては休むを繰り返して早10年の月日が流れた。猿王はもう最初に見た時の姿をしていない。ギチギチに抑え込んでいた本当の姿をさらしていた。四狼は猿王と戦っていない休憩の時間でさえ猿武の修行をしていた。

 

そうすることで四狼は猿王との差を一刻も早く縮めようと努力した。結果猿王の本当の姿を引きずり出し本気の猿王を相手にしても負けないぐらいに強くなっていた。

 

「バンビーナ、ありがとな。お前のおかげで俺はまた強くなれた!俺は一旦この山を降りる。世話になったな、楽しかったぜ。」

 

四狼はバンビーナに別れを告げる、すると猿王バンビーナは悲しそうな顔をした。

 

「そんな顔すんなってまたいつか会いに来るからよ!」

 

その言葉を聞いてバンビーナは嬉しそうな顔をする。

バンビーナは自分との戦いで消耗している四狼に向けてペアを鳴らす。するとさっきまで消耗仕切っていた四狼が元気になった。

 

「バンビーナ‼︎ありがとな‼︎またなー!」

 

四狼はバンビーナに感謝しながら10年前に約束した友の元へと向かった。

 

四狼が約束の場所に行くとそこには昔と違って威圧感がある小柄な猿が1匹だけ座っていた。

まるで何かを待っているかの様に。

 

「長い間待たせちまったなぁ、イアイアイ」

 

四狼がその誰かを待っているであろう猿に声をかけると座っていた猿は四狼に向かって昔と変わらぬ声で叫ぶ。

 

「ウィッキッキー‼︎」

 

「はっはっはっ!ちっともかわらねぇなお前は!ただ強くなったな」

 

「ウキッ!」

 

四狼がイアイアイにそう言うとまるで当たり前だ!という風にイアイアイが胸を張る。

 

「そうかそうか、とりあえず飯にしよう!あの日の約束を果たそうや!」

 

「ウッキッキー‼︎」

 

そうして四狼とイアイアイは2人で10年越しの約束を果たした。

四狼はイアイアイに猿王バンビーナとの戦いの事を話していく、やれこんなことがあった!だの、こんな事があったなど様々な話をしていく。

こうして長い間苦楽を共にした友と一日中飲み食いをした。

 

 

 




イアイアイが強くなりすぎたかもしれない>_<
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