友であるイアイアイと10年越しの再会を果たした四狼はイアイアイと共に夜通し酒を飲み明かした。
四狼side
次の日、四狼が目覚めると久しぶりに聞く声が聞こえた。
「四狼、聞こえておるか?ワシじゃ」
「あぁ、聞こえてるよ神様」
「それは良かった。それにしてもお主メチャクチャつよくなっとるのぉ、驚きじゃわい」
「俺も実感しているよ」
神は四狼が予想以上に強くなっているとこに驚いた様子で四狼に話しかける。
「まぁそれはいいとして次じゃ、お主は今回で実感したろう・・お主は腕力や脚力はトップクラスじゃが技が無い・・・これは致命的じゃ、そこで次の修行で技を習得してもらう。良いな」
「あぁそれでいい、今回バンビーナと戦って実感したよトリコ達の様な技が無いだけでここまで難易度が高くなるとは」
「うむ、そこでじゃ・・・お主にピッタリな修行相手を何人かワシが選んで用意した。こ奴らに順番に習うといい」
「わかった。それで?修行場所はどこなんだ?
「場所はこちらで用意する、早速だが送るぞ?」
「あぁ頼む」
四狼がそう言った瞬間前と同じ様にその場から消えた。
「ん?着いたか、さて、最初の修行相手は誰なんだ?」
四狼がそう言った瞬間目の前が光りそこから人が出てくる。そこから出てきたのはトリコだった。
「お?お前が俺の修行相手か?名前は?」
「まさか最初の修行相手がトリコとはな、オレの名前は四狼だ。技の伝授よろしく頼むぜ」
「あぁ任せとけって!じゃあさっそく始めるか」
トリコは四狼にそう言った。
四狼もそれに従いさっそく修行を始める。釘パンチ、ナイフ、フォーク、ネイルガンなどなどをトリコに習った。
元々体が異常なほど頑丈でタフな四狼、それに加えて猿武も極めている四狼は難なくトリコの技を習得して見せた。
コレにはトリコも苦笑いだった。
わずか1年でトリコの技を習得した四狼は神に報告し次の相手を連れて来てもらった。
「神様!次の修行の相手を連れて来てくれ!」
「わかっておる。次で一応修行は終わりじゃ、頑張ってくれ、そうしたら美味いもんを食わせてやるからの」
「本当か⁉︎わかった!じゃあさっそく呼んでくれ!」
四狼が神様に頼むと前回と同じ様に目の前が光る、するとそこには四狼がマンガを読んでいた時から好きだったキャラクターがいた。
「つっつつつつ次の、し、修行相手がまさかノッキングマスター次郎とは、驚いたな・・」
「ほっ?ワシを知っている様じゃの、ワシの名前は次郎じゃ、おぬしの名は?」
「オレの名前は四狼と言います。よろしくお願いします!」
「そうかそうか、四狼と言うのか・・おぬし、狼王ギネスに育てられたそうじゃな?」
「はい、幼少期にギネスに育てられその後猿王バンビーナの元で猿武を習いました。」
「そうか、おぬしもギネスにのぉ、ワシもおぬしに修行を付けるとするかの、ワシの技をおぬしに叩き込む。ワシの修行はキツイぞい!」
「よろしくお願いします!師匠!」
「うむ!・・・にしてもおぬし、ワシの若い頃に似過ぎておらんか?ギネスに育てられたらそうなるのかの?」
「さ、さぁ」
こうして四狼は憧れの次郎と修行を開始した。
次郎との修行は過酷を極め、ノッキングを修得するのに大変な時間を日々過ごした。
ノッキングを極めるには実戦しかない、数々の猛獣達をノッキングする為に日々戦う日常。
あらゆる種類の猛獣をノッキングできる様になるまで膨大な時間がかかった。
「(もう一体どれだけの月日が流れ他のだろう、確か200歳を超えた辺りからは数えていない。だがもう猛獣達を相手にしてもノッキングをする事が出来る様になった。)」
「うむ、そろそろいいじゃろう、四狼よお前にワシの技の全てを教える。だが生半可な修行では無いぞ?それでもやるかの?」
「あぁ!当たり前だ!オレはギネスに育てられた!そして俺よりも前にギネスに育てられたあんたの弟子だ!」
次郎は四狼の答えを聞いて頬を緩ませる。
「ワシのノッキングを解く。ワシはもう次郎では無い、二狼じゃ」
そう言って次郎・・いや、二狼はノッキングを解除した。
そうして四狼の最後の修行が始まった。
二狼が己のノッキングを解いてから100年あまりが過ぎた。
四狼は二狼と戦いながら二狼の技を習得していく。
ビッグバンやグランドノッキング、ギネスパンチはギネスに育てられたおかげで腕力があったのが幸いし割と楽に習得出来た。
しかし、ダメージノッキングなど奥義に近いものはなかなか習得出来ず、中でもダメージノッキングやノッキングタイム、エターナルノッキンは過酷の一言に尽きた。
ただ、ダメージノッキングだけは必死に覚え中でも割と早めに覚えた。何せ相手に食らったダメージをノッキングで止める事が出来るのだから四狼も必死で覚えた。
ダメージノッキングのおかげで二狼との修行でおったダメージをノッキングすることで今日まで耐えられたのだから。
そしてつい先日全ての技を習得する事が出来たのである。
「よっしゃああああ!習得して見せたぜ!師匠‼︎」
「まさか本当に全て習得するとは思って無かったわ・・・四狼・・立てるか?」
「あぁ、立てるよ・・」
「四狼よくやった、お前にはワシの全てを教えた。もう教える事は何も無い。ワシの弟子を卒業じゃ」
「ありがとうございます!」
四狼が喜びに浸っていると神からの連絡が入った。
「修行は無事終わったようじゃな」
「あぁ、終わったよ。」
「では、一旦こちらに呼び戻すぞ?いいな?」
「ちょっと待ってくれ、師匠、今日までお世話になりました‼︎」
そう言って四狼は次郎に向かって頭を下げた。
「ワシの楽しかったしの。そうじゃ四狼、コレをお前にやろう」
四狼に差し出されたのは次郎が愛用しているギネスの牙を加工して作った籠手だった。
「こ、これは⁉︎ギネスの牙!こんな大切な物を貰ってもいいんですか⁉︎」
「いいんじゃよ、貰っておけ」
「ありがとうございます!大切にします!」
「うむ、達者でな」
「はい!」
「呼ぶぞ」
神のその言葉を最後に四狼は消えた。
白い空間〜〜〜
「おっと、ここは・・最初に来た所か」
「そうじゃ、ここに呼んだのはお主に与えるものがまだ残っておったからじゃよ。」
「与えるもの?」
「そうじゃ、お主はこれからネギまの世界に転生する。それに当たってお主に特殊な能力を授ける。」
「特殊な能力?一体どんなもんだ?」
「それはネギまの世界の魔法や気が、使えなくなる代わりにトリコの世界に存在する食材を手に入れる能力じゃ!」
「おおっ!マジかよ!よっしゃ!」
「しかし当然ながら制限もある。それは自分で捕獲する事じゃ、お主に与える能力は特殊な空間に入りそこで欲しい食材を決める。するとそこにその食材が現れると言った物じゃ、その空間には誰でも何人でも入れるからの」
「わかった。要は自分次第って事だな」
「そうじゃ、ついでに次郎から預かったノッキングガンも渡しておく。弾数は無限のなっとるし、そのまま使う事も出来る、また針も飛ばす事が出来るように改造したがの」
そう言って神は改造したノッキングガンを四狼に手渡した。
「あとは・・・そうじゃな、あとお主に与えるのは飯と向こうで生活するだけの金くらいじゃの」
「金はわかるけど・・飯?」
「そうじゃ、ただの飯では無いぞ!美食神アカシアのフルコースメニューじゃ!・・だがまぁお主は取ろうと思えば取りにいけるんじゃがな」
神は手を突き出し四狼には理解できない言葉で何かを呟く、すると目の前に飯が出てくる。
「おおっ⁉︎うっまそーだな!食べてもいいか?」
そう言いつつも既に食べている四狼、それを見た神は頬を緩まらせている。
GODとセンターを除いたフルコースを食べた四狼は覚醒する。
「おおぉ!力が溢れ出てるぜ!」
「これでお主は味覚の開花やワープキッチンなども使えるようになった筈じゃ、ただ・・・ネギまの世界に送るにあたって少しじゃが四狼、お主の力を封印する。これはアカシアが二狼に施した封印と同じ物じゃ、ノッキングじゃな。」
「なにっ⁉︎そうなのか⁉︎」
「うむ、ネギまの世界の地球はトリコの世界の地球より遥かに小さい、それに封印するといっても二狼に習った技の一部と腕力の一部だけじゃ、ただしギチギチに抑え込むから動きづらいかも知れんが・・・まぁその気になれば何時でも自分で解けるんじゃがな。地球を壊してしまわんようにするだけじゃ」
「そうか」
神の言葉を聞いた四狼は不満げながらも納得した。
「封印されたらどうなるんだ?やっぱり師匠みたいに老けるのか?」
「う・・うむ、そうじゃの、すまんの・・」
神は気まずそうに四狼に向かって言う
ちなみに四狼の今の容姿は封印を解いた二狼に瓜二つだ、二狼は自分にソックリな四狼を可愛がっていた。何せ酒好きも一緒で自分の分身と言われても納得してしまいそうなくらい似ていたからだ。
「そうか、ならいっその事師匠の様に過ごそうかな?爺いの姿になって髪の毛リーゼントにしてな」
四狼は笑いながら言う。自分を呼ぶ時もオレをやめてワシにしようかな?なんて事も言っている。
「それは良かった。では早速封印をする。」
神がさっきと同じ様に手を突き出し理解できない言葉を言っている。
すると二狼に付けられた物より少し大きい杭の様なものが四狼の体に突き刺さっていく。
「グッ⁉︎オオオオオォ!」
四狼の姿がみるみる変わっていく、また背も縮み顔も老けていく。
「これで二狼のノッキング解除位まで封印できたぞ」
「なるほど、これは動きにくいな。技はある程度問題なく使えるみたいだな」
「そうじゃな、あとは・・どのタイミングで転生させるかじゃが・・どうする?」
「そうだな、原作開始とほぼ同時期で頼む。住む所は決まっているのか?」
「わかった。住む所は麻帆良の中に一軒家を用意してある。」
「助かる」
「そうそう、忘れておった、あのイアイアイは何時でも呼び出せる様にしてあるからの」
「へ?イアイアイって俺と猿武の修行したやつ?」
「そうか、わかった。何から何までありがとう神様」
四狼は頭を下げる。
「うむ、では送るぞ!準備はいいな!」
「おう!」
神は手を突き出しなにかの呪文を唱えた。
「では達者でな」
こうして四狼は白い空間から姿を消した。
やっと本編に入れます!w
ていうかイアイアイどうしようか迷ってますwww