霊「うるさい!」
主「(´・ω・`)」
魔「そんな顔されても困るぜ…」
紫「謎の設定ページで間を繋いでたくせに…」
主「なかなか時間が取れなかったんだし許してくれよぅ…」
霊、魔、紫「「「ゆ゛る゛さ゛ん゛!」」」
主「またかよぉぉぉぉぉぉ!!!」
※いろいろ適当ですみません。
ここは妖怪の山。
その一角にあるBARで、鎧達はしばしの休憩を入れつつはたてと駄弁っていた。
文「Zzzzz…」
鎧「あ~、完全に寝ちゃった…」
はたて「そりゃ一升瓶をあんなに開けたら寝ちゃうでしょうに…」
文の足元には空の一升瓶が散乱しており、それを呆れ顔で見つめる二人。
やがて、はたては何かを思い出したかのように鎧の方に向き直る。
はたて「ところで、私のところをわざわざ訪ねたってことは、何か私に協力してほしい事があるのかしら?」
鎧「あっ、ハイ!俺と文さんはこれから守屋神社に向かおうとしてるんですけど、その道中で何か起こってないか情報提供してもらおうかと思いまして…。」
はたて「それなら任せて。ええと、何か飲む?」
鎧「あ、そんじゃシャーリーテンプルをお願いします。」
はたて「あら意外。もっとあの人みたいにグイグイいくもんだと思ってたけど。」
鎧「実は昔、大学のパーティーに参加したんですけど、ジョッキ一杯分で泥酔しちゃって…それでかなり弱いってわかっちゃったんですよ。」
はたて「ふーん、やっぱりどこも千差万別なのね…。はいどうぞ。」
はたては鎧にシャーリーテンプルを手渡しながら、地図を持ってきて広げる。
はたて「ここが今私たちがいるところで、この丘の上にあるのが守屋神社よ。」
鎧「成程…。」
はたて「…そういやあなた達って、あの赤い船に乗ってたのよね?」
鎧「えっ!?はたてさん見てたんですか!?」
はたて「ええ。それにあの船墜落しちゃったんでしょ?」
鎧「ハイ…。どうにかあれを直さないと、どうしようもできないんですよ…。」
はたて「OK。それならうってつけの奴がいるわ。」
鎧「マジですか!?」
予想だにしなかった吉報に、鎧は食いつく。
はたて「え、ええ。ほら、この道に川が流れてるでしょ?そこに住んでる河童に頼めば問題ないわ。」
鎧「か、河童ですか!?」
鎧は頭の中で、かつてサスケとサイゾウを騙したあのカッパを思い浮かべたが、自身の周りにいる文とはたてを見て考え直した。
はたて「河童はずっと昔から人間好きだし、すぐ打ち解けるはずよ。」
鎧「有難うございました!ほら文さん行きますよ!」
鎧は文を揺さぶるものの、泥酔して起きようとしない。
するとはたてがビニール袋と水がなみなみ入ったバケツを持って鎧を制す。
ベランダに文を連れ出すはたてとそれを追う鎧。
鎧「大丈夫ですか!?」
はたて「こういうのは想定済みよ。任せて頂戴!」
はたてはおもむろにバケツをつかみ文に浴びせて起こす。
文「!? さ、寒っ…ウッ!?」
はたて「はいっ!このビニールにお願いね!」
文「ど…どうも…ヴッ!!」
~少女(自主規制)中~
苦行を終え疲れ切った文を横目に、はたてはビニール袋を急いでごみ箱に捨てた。
はたて「あー…ホントこういうのって気が滅入るわー…。」
鎧「お疲れさまです。では改めて、行きましょう文さん!」
文「ちょっと待って、頭がガンガンして歩けない…。」
鎧「あーもう!はたてさん、さっきの地図貰えませんか!?」
はたて「え、えっと… ど、どうぞ…。」
あまりの気迫に押されながらはたてが差し出した地図を受け取ると、鎧は文を背負って猛ダッシュする。
鎧「ウオオオオォォォォォーッ!!ダダッダッシュでダッシュダッシュだ俺ーーーーーッ!!!」
はたて「同じ”ガイ”でも大違いね…(ボソッ」
はたてはやや戦慄しながら呟いた。
幻想郷には海が無い。その代わり、川や湖がいくつか存在する。
ここは一番の大きさを誇る川。
その川のほとりで鎧は疲れをいやすため、文は二日酔いを治すため川の水を飲む。
鎧、文「「うんまぁーーーい!!」」
鎧「最高に冷たくて気持ちいいですね!!」
文「ホント!ここまでおいしいとは思わなかったわ!」
川の水を気ままにレビューする二人。それを見かね、誰かが声をかける。
???「…あんたら、何してんの?」
鎧、文「「!? だ、誰!?」」
にとり「私は河童の河城 にとり。あんたら見た所、ブン屋と…人間!?」
鎧「あ、はい!俺は伊狩 鎧って言います!でこっちは…」
にとり「嫌、いい。どうせ知ってるし。」
文「扱いひどい!」
にとり「まっとにかく、人間なら大歓迎さ♪」
にとりはルンルン気分で自身の工房に案内していった。
一方こちらはギガントホース内部。
牢獄にとらえられていたザイエンはある人物を呼びつけていた。
ザイエン『遅い…だが奴はそんな性格だったな。』
若干あきらめ気味のザイエンだったが、ほどなくしてお目当ての人物が現れた。
ザイエン『…フッ、来たか。早速だが、頼みごとがある。よく聞け…』
一方、鎧サイドでは...
にとり「ようこそ、私の工房へ!」
にとりの工房に二人は招かれていた。
鎧「ウハアアアァァァッ!すっっっげぇぇぇっ!」
文「あぁ~轟音で頭痛がぶり返すゥ~」
鎧「スイマセン。」
所狭しと並ぶ数々の機械に興奮を隠せない鎧。
男というものはこういったマシーン類に目がないもので、スーパー戦隊のロボットに目を輝かせている鎧はなおさらだ。
にとり「いやはや、そんな気に入ってくれると照れるねぇ。」
鎧「えっまさか、これ全部にとりさんの発明ですか!?」
にとり「ご名答!こっちは水質調査に使うもので、これはなかなかに錆びたものを直す為のもので...」
発明品の談義で盛り上がるにとりと鎧。
機械オタクが揃うと斜め上に盛り上がるのはほぼ必至だ。そして誰かに止められるのがオチともいえよう。
そう、今回も...
ドゴーン!!!
鎧、文、に「「「!?」」」
ドアが突如として破壊された事で中断される。
見れば、見るからに人とは思えない影が立っていた。
???『邪魔するぜ。って、もうしてるがな!』
にとり「いきなり来てなんだお前!私の工房を壊すな!」
にとりのもっともな反応に、その怪物は答えた。
オソガイン『俺は行動隊長オソガイン。ここの機械、粗方貰ってくぜ!!』
にとり「なっ、ふざけんな!」
自身の発明品が奪われる。
発明家はこれを最も嫌うものだ。
河城 にとり...彼女も例外なく憤慨し、側で命令を実行していたゴーミンの武器を奪ってオソガインへと投げつける。
だがそれをいとも簡単に振り払われ、工房にいた三人は外へ投げ出された。
オソガイン『面倒くさい、ここも直に俺達の前線基地となる。その前に潰してやろう。』
鎧「他人の居場所を勝手に襲いやがっておいて何てことを!もう許さねぇ!!」
鎧「ゴーカイチェンジ!!」
『ゴオオオォォォッカイジャァァァアアアッ!!!』
怒りを露にした鎧に共鳴するようにゴーカイセルラーが叫び、ゴーカイシルバーとなり突撃する鎧。
鎧「お前の攻撃なんて経験済みだ!ギンギンにいくぜ!!」
オソガイン『忘れたか。パワーアップしてるのはお互い様だぜ!』
互角にやりあう二人。
状況は次第に鎧よりへと傾いていく。
しかし、オソガインは鎧の攻撃の合間を活用して間をとり、攻撃の照準を変えた。
オソガイン『家主を潰せばこっちのもんだ!』
鎧「しまった!!」
真っ直ぐにとりに向かって突進するオソガイン、
文は吹っ飛ばされた衝撃で前線から少し離れた位置におり、また怪我で若干動けずにいる。
この場において、にとりを助けられる者はいない。
一人を除いて。
バキィッ!!!
にとりの眼前に広がる白銀と赤。
鎧が身を挺してその一撃を防いだのだ。
鎧「ガハァッ!」
生々しい苦しみの声をあげ倒れこむ鎧。
その行動を目にし、改めてにとりは鎧に語りかける。
にとり「盟友!大丈夫か!?」
鎧「め......盟...友...?」
にとり「ああ、私なんかのためにこんな命を張ってくれて...」
にとり「こんな...こんな優しい盟友は初めてだよ!」
倒れる鎧の胸で涙ぐむにとり。
その心を汲み取った鎧は静かに喜ぶ。
鎧「盟友...ですか...。良かった。にとりさんに...そう呼んで貰えて...。」
にとり「が、鎧!?しっかり!」
鎧の急な言葉に当惑するにとり。
そこにようやく文が入ってきた。
にとり「ちょうど良かった。今すぐ鎧をさっきの川に連れてって!まだ間に合うから!!」
文「しょ、承知しました!」
その場にただ一人残ったにとり。
オソガイン『茶番は済んだか、小娘?』
にとり「言ってくれるね...、その茶番を起こした張本人の癖に!!!」
怒りに震えるにとりを一蹴するオソガイン。
オソガイン『今度こそ死ねえええぇぇぇッ!!!』
今度こそ終わりかと思えたその時、今度は青一色のオーラが広がり、近づく邪悪な者を打ち払う。
そのオーラを放った小さな人形は独りでに鍵へと変わり、にとりの手におさまった。
にとり「こ、これは?」
訳の分からない状況を飲み込めないにとりの前に、答えを示すかのように鍵穴が浮かび上がる。
エンジニアの性から全てを理解し、にとりは満足げに笑みを浮かべる。
にとり「なるほどね。それじゃ盟友!言葉、借りるよ!!」
そういうとにとりは鍵を鍵穴に差し込み、回しながら叫んだ。
にとり「ゴーカイチェンジ!!」
『デェェェエエエンジマァァァアアアン!!!』
その掛け声と同時に現れたスーツが重なり、にとりを頭に六角形の機械が輝く戦士、デンジブルーへと変えた。
オソガイン『な、なんだその姿は!?』
にとり「悪いけど私も知らない。これが初めてだからね。」
にとり「でもこれだけはいえる。私の発明品を悪いことになんか使わせない!私の大切な、盟友も傷つけさせない!」
オソガイン『ほざけえええぇぇぇッ!!!』
両腕を振り上げ殴りかかろうと迫るオソガイン。
しかしそれをにとりは冷静に、かつ感情的に迎え撃つ。
おもむろにデンジグローブを装着し、
にとり「もうこれ以上、私等に近寄るなあああぁぁぁッ!!!」
オソガインの腹にどストレートを入れ、空の彼方へ吹っ飛ばしてしまった。
~5分後~
にとり「良かった、元通りになって!」
清らかな水で洗い流したお陰で早めに完治した鎧に、抱きつくにとり。
だがそれよりも鎧と文は事の顛末に驚いていた。
鎧「えええぇぇぇッ!?一撃で吹っ飛ばしたぁッ!?」
文「追わなくていいんですか!?」
にとり「なんかストレス一杯貯まっちゃってたから、あいつを吹っ飛ばしたら一気にスッキリしたし大丈夫大丈夫♪」
なんてことを言いながら工房へ戻るにとり。
しかし、
にとり「ウワアアアアアア(0M0)ァァァァァァッマジかよォォォッ!!!」
鎧、文「「!?」」
慌てて工房へ駆け付けると、にとりがパニックになっていた。
にとり「どうしよう!発明品がいくつか無くなってるウウウゥゥゥッ!!!」
鎧、文「「マジか!?」」
にとり「ショック...。」
鎧「大丈夫です!なんたって俺達は海賊ですよ!にとりさんの発明品は、絶対奪い返してやりますから!」
にとり「本当!?(パァァァッ」
文(分かりやすい...。)
にとり「よし、決めた!」
鎧「え?な、何を?」
にとり「鎧には恩があるしね。直してあげるよ、あの赤い海賊船♪」
鎧「マジですか!?」
にとり「あの船ってどこに落ちたか分かる?」
鎧「あっ、はい!この辺りです!」
鎧は持ってきた地図の一部分に印をつけ、にとりに手渡す。
にとり「ありがと!それじゃ!」
そういうとにとりは背中のリュックからウイングを展開し、飛んでいった。
鎧「す、凄い...。」
文「なーんか忘れてません?」
鎧「あ、そうだ守矢神社に行かなきゃいけないんだった!あっ、でも地図が...。」
落胆する鎧に対し、不敵に笑う文。
文「フッフッフ、問題ありません!!この射命丸 文、ブン屋として日々幻想郷を飛び回っております故、守矢神社へのルートはバッチリです!!(ドヤァ」
鎧「良かった...。助かりました!」
とりあえず少しばかり急ぐ必要があるため、文に捕まって一気に目指す事にした。
文「さあしっかり捕まっててください、ホッ!!」
鎧「ギャァァァアアア速すぎですウウウゥゥゥッ!!!」
一方こちらは要塞ギガントホースの中。
幹部皆が一つのモニターに釘付けになっていた。
実はにとりにオソガインが吹っ飛ばされた際に羽虫型偵察ロボの一匹が巻き込まれて大破してしまったのだが、問題はそこよりもそのロボの遺した最後の映像にあった。
トジコメロン『な、なんだあいつは!?』
デラツエイガー『誰が命令した!?こいつはまだ作戦に参加させてはいないぞ!』
そう、戦闘の最中、こっそりと他の行動隊長が工房から発明品を幾つか盗んでいたのだ。
トジコメロン『誰がこんな事をした!!』
???『私だ。』
突然の第三者の声に、誰もがその方向へ振り向く。
そこから現れたのは、
ザイエン『私が彼に命令したのさ。』
トジコメロン『き、貴様!?何故監獄から脱け出している!?』
ザイエン『一手柄でもあげれば出してやる、そういったのはそっちだろう?』
トジコメロン『ク、クウゥッ...。』
ザイエンの言葉に反論できないトジコメロン。
そんな彼を一瞥しザイエンはハラグロス・ギルに向かい合った。
ザイエン『このような勝手な行為をしてしまい、申し訳ございません陛下。しかしこれも陛下に貢献したいがためのもの、どうかお許しを。』
ハラグロス・ギル『なるほど。なかなかに見事な働きだ、許そう。』
ザイエン『有り難き幸せ。』
それをトジコメロンはただただ歯がゆそうに眺め、舌打ちしながら自室へ戻っていった。
深い森の中で、大きな異形がゆっくりと動いていた。
オソガイン『奴等、絶対に許さん...。』
オソガイン『待っていろ、必ず見つけ出してやる...。』
そう憎々しげに吐き捨てるオソガインの後ろには、その仇を知らぬが故に気絶させられた名もなき妖怪や妖精があまりに多く倒れていたのだった...。
どうも、除夜の鐘をついてきたうp主です。
2016年最後にして2017年最初の投稿はいかがだったでしょうか。この第7話はこの小説がどんどん展開していく最初の起点ですが、何分時間と宿題と構成練りでずるずる引きずってしまって...。
畜生留年の危機になるんならちゃんと復習してりゃ良かった...。
来年からもちぃーっとだけ頑張ります。
ヒロムがフリーズしているところを想像しながら、次回予告をどうぞ。
次ーーーーー回ッ!!! 東方豪快者はッ!!!
『ここは私の竹林だウサ。』
『ポーカーなら任せとけ!』
『ここは一つ、頭で勝負しようじゃないか。』
『あんたの化けの皮、しっかり剥がしてやるウサ!』
第8話 『伝説、覆る』 お楽しみに!!