やはり俺が元スプリガンなのはまちがっている。   作:世間で言うジョージさん

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ゆっくりペースの更新になってます。

ご都合主義なので、原作とは
時系列が前後します。





第18話 友達の誕生日

 

 

 

日曜の買い物も無事に終わり、翌日の月曜日の放課後に俺達は奉仕部の部室へと集まっていた。

 

 

「由比ヶ浜さん。貴女に聞いてもらいたい事があるの。」

 

 

「…うん。何かな?ゆきのん。(勘違い勘違い勘違い)大事な話なんだよね?(勘違い勘違いきっとこれは勘違い勘違い)」

 

 

 

何やら由比ヶ浜はストレスが半端ないみたいで、顔から手から汗が噴き出していた。もしかしたら、腋からも出ているのかもしれない。やだ、なんだか卑猥だわ。何故か由比ヶ浜からの視線が鋭くなった気がした。バレてないよね?

 

 

 

「そう。私達にとって、とても大切な話よ。昨日の事も関係しているわ。」

 

 

「……そ、そうなんだぁ。(これは誤解誤解誤解)昨日の事って、二人でららぽにいた事だよね。(誤解誤解誤…ダメだ信じられない)」

 

 

 

おいおい。由比ヶ浜の顔が女子高生がしちゃいけない顔になってるぞ。それにしても、雪乃の話し方が妙にヒキとかタメを作っているせいで、由比ヶ浜がさっきから苦しそうだ。なんでストレートに言わないの?Sなの?別の世界線ならこいつに罵倒されてる俺が見えるぞ。そういえば、雪乃の由比ヶ浜への認識は果たして友達なのだろうか?

 

 

 

「あらためて言わせてもらうわ。由比ヶ浜さん……お誕生日おめでとう。」

 

 

「ふぇ?えーっ!!」

 

 

 

それから俺達は由比ヶ浜へのプレゼントを渡した。どうやらピンクのフリフリのエプロンは喜んでもらえたようだった。

 

 

「ゆきのん、ヒッキー。ありがとっ!すっごく嬉しいよ!」

 

 

 

今しかないっ!

ここで俺だけのサプライズプレゼントだ!正直な話、自分用に欲しかったくらいだ。さぁ、泣いて喜べ、見て喜べ!そして、俺はプレゼントの入った小さな箱を由比ヶ浜に差し出した。

 

 

「これ、俺からのプレゼントな。お前にはまぁ、色々と世話になってるしな。まぁなんだ、受け取ってくれ。」

 

 

「え…ヒッキーからのプレゼント?うん!ありがとう。開けてみてもいい?」

 

 

「正直な話、俺も欲しかったくらいの逸品だ。大事にしろよ。」

 

 

 

由比ヶ浜は嬉しそうにプレゼントの包装紙を開けていく。人の喜ぶ顔を想像するだけで、人って嬉しくなるんだな。俺も何故か微笑ましい気持ちになって、気がつけば少し笑顔になっていたかもしれない。横から雪乃さんの殺気がするのは気のせいですよね?

 

 

「一生の宝物にするね!ヒッキー!」

 

 

 

そうして、プレゼントは陽の目を見る事になる。

 

 

 

へぇ~

 

 

 

「何、コレ?」

 

 

 

ほほう、気づいたか。そう、あのスイッチを押すと、へぇ~と喋るんだぜ。しかも、押せば押すほどだ!どうだ、由比ヶ浜!嬉しいだろ?喜んでもらえて、俺も嬉しいよ。

 

 

 

「……………」

へぇ~

 

へえ~へぇ~

 

へぇ~へぇ~へぇ~

 

 

「どうだ?楽しいだろ!寂しい時も相槌をうってくれるんだぜ?ボッチには至高のアイテムなんだよ!」

 

 

 

由比ヶ浜は感動で震えてるのだろうか?俯いたまま、ボタンをポチポチ押している。

へぇ~へぇ~へぇ~

 

 

「いやな、女の子が喜ぶ物とか正直わかんねーからさ。だから、俺が貰ったら嬉しい物にしたんだ。それがあると寂しくないかな?ってさ。」

 

 

 

由比ヶ浜は心底驚いたような表情を見せた。なんか知らんが、納得がいったみたいで、大事そうにソレを胸元辺りで抱き締めていた。

 

 

「ヒッキーと思って、大事にするね…」

 

 

小さくモゴモゴと言ってるけど、それ聞こえてるからね?やめろ、恥ずかしくなるだろーが。

 

 

「二人ともありがとう。じゃあ、優美子達を待たせてるから、じゃあね!」

 

 

 

手をブンブン振りながら由比ヶ浜は去っていった。まぁアイツの友人関係は広いからな。他との付き合いもあるんだろーが、来年は由比ヶ浜を貸し切って祝ってやろうと思った。

 

 

 

「はぁ。比企谷くん、貴方って人は。流石にアレは…まぁいいわ。由比ヶ浜さんも喜んでくれたようだし。」

 

 

 

アレの良さがわからないとは。小町も言ってただろ?気持ちだよ、KI、MO、TI☆何故だ?俺が言うとなんか気持ち悪いな、うん、やめとこう。

 

 

まぁそんなこんなで、由比ヶ浜へプレゼントを渡すことができた。友達にプレゼントを渡すのって、いいもんなんだなって少し嬉しくなった。

 

 

 

 

 

家に帰ってから、そういえばもうすぐテストだったなぁと思い出した。ここ最近は色々とありすぎて、全然全くこれっぽっちも勉強をやってなかった事に気づいた。

 

うん、勉強をしよう。

思い立ったが吉日とは良く言ったものである。国語3位なのも勉強あっての物種だ。まずは苦手な教科をと考えたところで、初めて気づいた。…英語は楽勝じゃね?と。他にも、社会や、世界史と、御神苗優だった時の記憶が甦ってくる!キタコレ!数学だって、ゆとりじゃない。円周率?3?違うね、3.14だろ?ぐらいには、実力が上がっている気がする。そう考えただけで、次のテストが楽しみになってきた。

明日あたり、ファミレスで勉強でもしよう。そう思い、その日は日課(鍛練)をこなして眠りについた。

 

 

 

 




こんなところでも前世の記憶が活かされる。
そんなに勤勉ではなかったのですが、
比企谷八幡と足すとどうなるでしょう。


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