やはり俺が元スプリガンなのはまちがっている。 作:世間で言うジョージさん
八幡のシリアス展開。
どーなるかは未定です☆
加筆、修正しました。
今日も部室で俺達は依頼者を待っていた。いくらか気になる事があったので友達(雪乃)に聞いてみる。友達に聞くとか、憧れのシチュエーションだ。べ、別に嬉しくなんかないんだからねっ!
と、俺がツンデレしても気持ち悪いだけなので割愛する。
「なぁ、雪乃。奉仕部って創部したのはいつなんだ?」
こんな奇特な部活を創るなんてな。
「去年からよ。創部者は私よ。平塚先生にお願いしていたのだけれど、部員はただの一人も集まらなかったわ。」
そらそーだ。怪しすぎるだろ。
猥褻な響きしかないしな。
健全な男子高校生なら当然そう思う。
思うよね??
「よく一人でやってこれたな。それと、依頼者ってのはこんなにも来ないものなのか?」
「そうね。またいずれアナザーストーリーとして話す事にするわ。」
「おい、メタ発言は止めろ。」
そんな予定はない。え?ないよね?
「冗談よ。そうね、去年は何十人と来たけれど、解決出来た依頼はほとんどなかったわ。」
「なんだそれ?そんなに困難な依頼ばかりだったのか?」
雪乃の事は調べてある。まぁ、癖だ。うん。成績優秀、容姿端麗、文武両道、猫とパンさんが好きで、雪ノ下建設の令嬢。父、母、姉といるが、関係は不仲のようだ。親の反対を押しきって、高級マンションに一人暮らしを始める。過去にイジメられた経験あり。帰国子女でもある。交友関係は皆無(俺除く)。そんなやり手の雪乃なら学生の依頼ぐらいなら、ある程度こなせそうなもんだが……。
「何か重い内容の話とか、学生じゃどうしようもない依頼ばかりだったのか?」
「いいえ、違うわ……。」
「どうした?話してみろよ。」
「私目当てで来た男ばかりだったのよ。私、可愛いから。」
自分で言っちゃったよ、この人!
「もちろん、そんな輩にはキッチリ論破してあげたわ。大抵の人は泣きながら帰って行ったわ。」
「えげつねぇな、オイ。少年の淡い恋心を踏みにじったのか?」
告白したらトラウマになるって、どんな拷問だよ?あれ?俺もトラウマたくさんあった。告白って怖いもんなんだ。知らなかった!
「それは誤解だわ。正面から堂々と来ずに、依頼を介して付き合おうとするなんて、卑怯だわ。」
まぁ確かに姑息だな。
俺が彼女の立場ならそんな奴は信用ならない。監禁してKGBばりの拷問かまして目的を吐かせているかもしれん。
「ま、なんにせよ納得がいったよ。あまり依頼人は来ないって事だな。」
「えぇ、そうよ。だから私は待機の状態では読書をしているのだけれど、比企谷くんの読んでる本……それは何かしら?」
俺の読んでる本に興味があるみたいだ。
「何って、『世界の古代遺産の謎』って本だけど?」
「少し見せてもらってもいいかしら?」
「あぁ、かまわんぞ。ホレ。」
俺の渡した本を暫く読み耽る。
特に変わった内容ではない。
主に、古代遺産や、遺跡、オーパーツ等を解説した内容だ。まぁ解説も概要もあくまで一般のものだしな。間違っているから、俺がしっかりと添削して正しく解説してやったがな。
「……この添削された解説は何かしら?炎蛇の制御装置?天候の制御装置に、こちらは全生物の遺伝子データバンクの方舟?他にも……」
やっべぇぇぇぇ!!解説見られちゃってるよ!普通なら中二病全開に見られる内容じゃん!しかも、なまじ真実なだけに、信じられてないほうがいいんだけどさ!
「まぁ、男の子なのだし仕方ないのかしら?ロマンとか言うものなのかしら?」
うん。男のロマンという事にしておこう。
「ばっか、お前それは男のロマンだろーが。」
「……ハァ。程々にしなさい。」
セーフっ!今回もセーフっ!!
今回の件で解った事は、スプリガン時代の記憶と今の時代の間にズレがあること。答えは解っている。『危機感』だ。平和ボケしている自分がいる。危機意識が足りないのだろう。しかし、平和ボケは悪いことではない。
今はせめて、この平和を享受しよう。
眠たい。
次回は頑張る予定!