黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ 作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ
サブタイトル思いつかない・・・(泣)
あれから何事もなく数日が過ぎ、気がつけば学年別トーナメントの二日前になっていた。
僕は今、蒼白鉱を操る練習をしていた。
「・・・くっ・・・魔力消費が・・・半端じゃない・・・。」
透き通るような青白さをもつ巨人は、二つの刀を携えて剣舞を舞う。
片方の名は白光、もう片方は黒淵。
黒と白の細線が、中を薙ぐ。
最後まで舞いきると、
「すごいね。」
「・・・簪さん・・・。」
簪さんがいた。
随分と久しぶりに話す気がする・・・千冬お姉ちゃんから聞いた話では、僕が失踪した時に一番泣いたのは簪さんだったと言う。
悲しませてしまった様。
「久しぶり。元気にしてた?」
「・・・僕は・・・至って・・・元気・・・だよ?」
僕は微笑みながら簪さんを見つめる。
「ならよかった・・・ホントに・・・心配したんだから・・・。」
目に涙を浮かべながらも微笑む簪さん。
「ごめんね・・・?」
「もう・・・!」
僕は蒼白鉱をしまい、簪さんと部屋へ戻る。
この部屋も久しぶりだ。
「あ、千春さん・・・その・・・打鉄弐式のこと・・・ありがとう。」
「え・・・あぁ・・・大丈夫だよ。」
僕は最初何の事か分からなかったけどすぐに思い出す。
マルチロックオンシステム。
簪さんが作りかけたものを完成させた僕に礼をいったんだ。
でも、実質そこまでのことはしていない。
だいたいの基礎は完成してたから、それを応用できるように周りを固めるだけ。
・・・まぁ簡単に言ってるけどかなり難しい。
「そういえば・・・さっきのは何?」
簪さんは蒼白鉱の事を言っているのだろう、あれが何であるかを聞いてきた。
「さっきのは・・・蒼白鉱・・・機巧魔神。」
「・・・アスラ・・・マキーナ・・・?」
僕は他言無用と言ってから簪さんに、一巡目の世界、二巡目の世界の事を話した。
簪さんは目を見開いて驚きを隠せられ無かったよう。
「そんなことが・・・。」
「まぁ・・・僕も巻き込まれた・・・だけだし・・・問題ないよ。」
僕はひらひらてを振りながらベッドにダイブした。
「はふー・・・気持ちいぃ・・・。」
「うふふ。」
簪さんはその様子を微笑みながら見ていた。
僕はそれを見ることもなくだらしなく近くにあった鞄を漁る。
「・・・ヘッドフォン?」
僕が取り出したのは青いヘッドフォン。
コードはスマホの様な端末機器に接続されている。
「まぁ・・・。でも、壊れてないか・・・見てるだけだよ・・・。」
そう言ってから暫く、2人は無言で部屋にいた。
が、この無言は・・・
「ねぇ・・・千春くん・・・。」
簪さんから引き裂かれた。
「なぁに?」
「あのね・・・」
ーー私は・・・ーー
簪side
いつからだろうか・・・彼の事を常に考えるようになったのは・・・
最初は単にルームメイトなだけかと思ってた・・・そう、それだけの関係。
でも・・・だんだんと惹かれていったみたい・・・。
気がつけば授業中にふと頭に彼の儚げな笑顔がうかぶ。
なんなんだろう・・・この感情は・・・彼の事を考えると胸が苦しくなる・・・。
私は散々悩んだ挙句・・・答えが出る前に彼が失踪した。
何日も何日もみんなで探した。
でも、帰ってきたのはその後。
物凄く不安だった・・・もう彼が帰って来ないんじゃないかって・・・そう思ったらさらに胸がくるしくなって・・・。
彼が帰ってきた時にわかった。
この感情が・・・恋なんだと。
本音にも聞いたら
『んー・・・それは恋だねぇ!』
と、返ってきた。
彼がいると物凄く安心する・・・。
だから・・・
「千春くん・・・」
今日・・・言おうと思った。
「私・・・貴方の事が・・・「それ以上はいけない・・・。」・・・ッ!?」
でも・・・遮られた。
「それは・・・僕以外の・・・大切な人の・・・為に・・・とっておきな・・・。」
なんで・・・
「どうして・・・。」
「僕は・・・それを・・・受け取っては・・・いけない・・・絶対に・・・。」
・・・え?
「どういう・・・こと・・・?」
「仕方ない・・・全てを話そう・・・簪さん・・・。」
私は・・・彼の言葉が分からなかった・・・全てって何?
貴方は・・・一体・・・?
「僕は・・・この世界の人間じゃない・・・。」
「・・・え?」
私が聞いたのは・・・思ったものよりも深く・・・酷いものだった。
はい、鎌寺正一です。
簪さんにだけ転生した事を露見させます。
簪さんの恋は成就するのか・・・はたまた破綻か・・・これは作者のみぞ知る(まだ考えてませんが)。
さて・・・なんか文が雑になってますね・・・すみません。
まだまだ未熟者ではありますが、応援して下さるとありがたいです。
では、また!