黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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またまた誤字報告・・・ほんと、何度もすみません。
Variさん、何度もありがとうございます・・・こんな僕のために・・・。
タッグ制がタッグ性になってた・・・。


屋上での出来事。

次の日

 

学園は学年別トーナメントの話題でもちきりだった。

なんでも、今回のトーナメントはタッグ制になったとか。

まぁ、原作読んでれば知ってるから、特に驚かなかったけど。

で、この話題で問題になるのが・・・

 

「「「一夏くん!私と組んで!」」」

 

「「「千春くん!私とお願い!」」」

 

タッグ要請である。

 

「悪い。俺、シャルルと組む事にしたから。」

 

「僕は・・・簪さんと。」

 

「「「「なぁんだぁ・・・」」」」

 

まぁ、片っ端から撃退していったけど。

いや、簪にタッグ要請はしたよ。

その時の反応?

 

「え?タッグ?・・・い、いいよ、千春なら・・・(千春が誘ってくれた・・・♪)」

 

こんな感じだった。

なんか最後の方ポソッと言ったみたいだけど、何だったんだろう・・・。

まぁ、いいか。←意外と朴念仁?

で、今日はちょっと授業すっぽかしてみた。

体調があまりすぐれなくて・・・屋上に避難してみたんだ。

 

「うぅぅ・・・頭痛いしお腹も痛い・・・何か変なものでも食べたのかなぁ・・・。」

 

僕はお腹を擦りながら唸る。

昨日の食事もいつもと変わらず食堂の料理だったし、今朝もそうだった。

だから、食あたりじゃないとは思うんだけど・・・。

と、そんなこと考えてたら

 

「あら、こんな所で何をしてるのかしら?」

 

「んぅ・・・?」

 

生徒会長(学園最強)がそこにいた。

そう、僕の部屋のルームメイト、簪の姉・・・

 

「ね、一年一組の織斑千春くん?」

 

「はぁ・・・そうですね、更識楯無生徒会長。」

 

更識楯無だった。

 

「あら、私のこと知っているのね?」

 

扇子を広げて口元を隠して言う生徒会長。

その扇子には『知識豊富!』と書かれていた。

いや、それは熟語じゃない気が・・・。

 

「まぁ・・・簪に似ていますし・・・。」

 

僕がそう返すと怪しくめを光らせて

 

「へぇ・・・随分と仲良くなっているのね・・・。」

 

こちらを睨めつけてきた。

だから僕は・・・

 

「はぁ・・・。」

 

転がっていた場所で立ち上がって、生徒会長を殺気を込めて逆に睨め返す。

 

「っ!?」

 

生徒会長はその場で固まる。

 

「そちらで何があったかなんて知らないけど・・・それを他人が仲良くしてるからってその他人に押し付けるのはどうかと思いますよ?」

 

目を生徒会長から離し、そのまま屋上から出るために扉に手をかける。

その前に

 

「あ、そうそう。簪があんな感じになったのはほぼあなたのせいだと言っても過言ではないですよ。もう少し掛ける言葉には気をつけなさい。特に、当主なら。」

 

そう言葉をかける。

その後、背中を向けるとそこに向けて殺気を放ってきたが、僕は無視して扉を開けて屋上を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楯無side

 

『簪があんな感じになったのはほぼあなたのせいだと言っても過言ではないですよ。』

 

「わかってるわよ・・・そんな事くらい・・・。」

 

千春くんが去った屋上で一人、私は俯いていた。

彼に突きつけられた現実・・・それは正しく私の行動を示していた。

でも・・・ここで一つ疑問が浮かんだ。

 

「彼は・・・どうやってその事を知ったのかしら・・・。」

 

それと、もう一つ。

 

『掛ける言葉には気をつけなさい。特に、当主なら。』

 

この一言。

 

「彼は当主を務めたことがある?」

 

でも彼は元々一般人。

織斑千冬の弟と言うのがそれを証明している。

なら・・・何故・・・?

 

私の疑問は疑問で埋まっていき、うまく頭が回らなくなって・・・

 

「こんなところにいましたか、お嬢様。」

 

「・・・虚ちゃん・・・。」

 

「どう・・・したのですか!?」

 

「もう・・・嫌だ・・・私・・・辞めようかしら・・・当主・・・。」

 

「どうしたんですか!?大丈夫ですか!?しっかりしてください!」

 

虚ちゃんが来た所で段々と意識が薄くなっていった。

その時ふと考えたわ。

"私は当主としての器がなっていない"って。

だから・・・辞めようと思ったのかしら。

 

そこまで考えて私は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虚side。

 

私はお嬢様が生徒会室にいないのに気がついて探し回ってました。

やっと見つけたのは屋上。

そこで

 

「こんなところにいましたか、お嬢様。」

 

声をかけた。

振り返ったお嬢様は

 

「・・・虚ちゃん・・・。」

 

「どう・・・したのですか!?」

 

目から沢山の涙を流し、酷く顔を歪めて泣いていました。

さらにその目からは光がなく、まるで絶望したかのような感じがしました。

 

「もう・・・嫌だ・・・私・・・辞めようかしら・・・当主・・・。」

 

そう言ってお嬢様は倒れてしまいました。

 

「どうしたんですか!?大丈夫ですか!?しっかりしてください!」

 

私はひたすら声をかけるしかできませんでした・・・。

何がお嬢様の身に起こったのでしょうか・・・。

いつか・・・お嬢様がいなくなってしまうんじゃないか・・・そんな不安感が私を支配しました。

 

「お願いですから・・・私を置いてかないで下さい・・・。」

 

訳も分からずそう言って私はお嬢様を抱き上げ、屋上を後にしました。

とにかくお嬢様を安静にしないといけません。

本来は保健室が望ましいのでしょうが、少々遠いので、生徒会室へ運び込みます。

ソファに寝かせて私は仕事に戻りました。

時々

 

「・・・簪ちゃん・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。」

 

と、うなされるようにお嬢様が寝言をいったりしていました・・・。

私はそれを聞くことしかできませんでした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千春side

 

僕は屋上を去った後、保健室に来ていた。

お腹痛いから・・・。

ベッドに寝かせてもらい、目を閉じる。

楯無さんに言った言葉

 

『掛ける言葉には気をつけなさい。特に、当主なら。』

 

「なんでこんな事言ったんだろう・・・。」

 

前世では弱い子供だった。

当主なんて当然やった事無かった。

でも、何故か・・・やった事があるような感じがした。

何か・・・記憶が封じられているような・・・。

 

「まぁ、いいか。」

 

考えるのを放棄して僕はもう一度目を閉じる。

暫くしたら僕の意識は闇の中に沈んで行った。

 

 

 

 

 

保健室には一つの小さな寝息が響いていたと言う。




はいはい、鎌寺正一です。
気がつけばUAが20000越え、もうすぐ30000です!
お気に入りも200越え!
ありがとうございます!
そのうち番外編を書こうと思います。
30000いったら必ず書きます!
・・・おそらくデート回になるかと。

あと、今回も安定のグダグダ文章。
楯無さんが若干アンチっぽくなってますが、全然そんな事は無いですよ。
っていうか、学園最強を殺気で黙らせる千春くんは一体・・・。
あと、虚さんの口調はこんな感じでしょうか?
どなたかアドバイスをください!

では、今回はこの辺りで。
また次回!
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