黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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束さんに拉致られて・・・

束さんに拉致られた僕は今・・・

 

「どうしてこうなった・・・?」

 

「千春様ー・・・。」スリスリ

 

クロエに抱きつかれていた。

そして・・・

 

「ハルくーん・・・。」ベッタリ

 

左腕には束さん。

あれ?おっかしーなー、ただ招待されて来ただけなのになんでこーなってるのかなー?

 

事態は今朝に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが私たちのラボ、吾輩は猫である(名前はまだ無い)。だよー!」

 

拉致られた僕は気が付けば束さんのラボの前にいた。

いや、ほんとに一瞬だったんだよ・・・何が起きたかわからなかった・・・。

とりあえず中に入ろうと言うことで中に入った僕は内装を見て一言。

 

「束さん・・・技術の無駄使い・・・。」

 

「そぉかなぁ?」

 

ル○バがざっと20近く、忙しなく動き回り、あちこちにコンピュータのコードが繋いであり、無駄に高性能な計器があったり、ガス無しで火がつくコンロがあったり・・・

なんかこう、ホントに技術の無駄使いだと思う。

 

「まぁ、そんな事はどうでもいいのだ!」

 

束さんは胸を張り、そう宣言する。

確かにそうだけどさぁ・・・。

 

「あ、そうそう、黒星龍と黒式、それと、珠鋼をメンテナンスするからちょっと貸してね。」

 

「うん。」

 

束さんにISを渡すとそそくさと奥に引っ込んでしまった。

という訳ですること無いので適当に寛ぐことに。

 

「って言っても・・・何もすることないって暇だなー・・・。」

 

まわり見ても全自動清掃機(お掃除ロボット)が忙しなく動き回ってて、僕の出番は無し。

あ、喉乾いたから何かないかな・・・。

 

「なら、これを。」

 

スッとコップが差し出された。

 

「あ、ありがと。」

 

僕は差し出されたコップを手に取る。

 

「いえいえ。これも仕事のうちですから。」

 

そしてお茶を口に含んだ・・・

 

って、

 

「ぶっふぅぅぅぅ!?」

 

「わわ!?」

 

口に含んだお茶を盛大に吹いた。

 

「ゲホッゲホッ・・・。」

 

はぁ・・・はぁ・・・ま、まって!

今どこからコップが出てきた!?

 

僕が顔を上げると、そこにはとあるキャラが・・・

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

両目の閉じられた顔、綺麗な白い髪・・・

 

「・・・クロエさん?」

 

「?そうですが?」

 

クロエ・クロニクル、束さんの助手。

 

「・・・とりあえず拭きましょうか。」

 

「・・・お願いします。」

 

出会いは少々良くはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで大丈夫です。」

 

「あ、ありごとうございます。」

 

ベチョベチョになった机を拭き、服が濡れた僕はとりあえず着替えて体を拭いた。

 

「それにしてもどうしたんですか?私を見て吹くなんて・・・。」

 

「い、いや、なんでもないなんでもない、アハハ・・・。」

 

ビックリした。

いつの間にか真隣にいたから思わず吹いちゃったじゃないか・・・。

突然だったから吹いた僕は悪くない。

悪くない・・・と思いたい。

 

「?・・・まぁいいですけど。」

 

僕は何となくクロエさんと顔が合わせずらく、顔を下に向ける。

・・・空気が重い・・・。

 

「あ、そろそろお昼ですね。ご飯作ってきます。」

 

クロエさんが奥へ入っていく。

僕は手伝えることが無い様なのでおとなしくソファに座る。

 

「・・・何もすること無い・・・。」

 

まぁ、このまま待つだけって言う描写も作者が出来ないのでカット。

 

「束様、昼食の用意ができました。」

 

『はいはーい、今行くよー!』

 

クロエさんが束さんをよんで、三人での昼食が始まる。

 

「「「いただきます。」」」

 

カチャカチャと食器とスプーンの擦れる音が静かに響き渡る。

 

「あ、そういえば、よくあそこまで近接最強のISを仕上げられたね。確か珠鋼、だっけ?」

 

「あ、うん。近接武器のみのISを作ってみたかったんだ。ただ、沢山詰め込んだからイコライザも付けられないよ・・・。単一仕様能力は有るみたいだけど、わかる?」

 

「うーん・・・あるにはあるらしいよ。」

 

束さんは半透明のホログラム型ディスプレイを展開してこっちに渡す。

 

「うーん・・・それだとどんな単一仕様能力なのかな・・・。」

 

「そこまでは束さんの力を持ってしても解読できなかったなー。」

 

束さんは頬をかいて苦笑する。

 

「まぁ、おいおいわかるでしょう。」

 

「そうだね。あ、くーちゃん、ご馳走様。」

 

「あ、僕もご馳走様。」

 

「はい。食器はこちらで片付けます。」

 

昼食終了〜♪

 

「あ、ISありがとね。はい、これ。」

 

束さんが僕のISを取り出す。

 

「いえいえ、メンテナンスもしてくれて助かりました。」

 

まずは左手にリスレット、腰に小刀を差してヘッドセットと片メガネをかけて・・・いや、何処の人間?

和風なのか洋風なのかわかりゃしない。

つかなんでISの待機状態がアクセサリーじゃないわけ?

 

「あ、それはね、多分君の記憶に関係してると思うよ。」

 

「そうなの?」

 

「うん。このISって、ちょっと特殊なんだよね。ほら、コアが同じなのに待機状態が二つも有るのってまずおかしいでしょ?コア一つにつき基本一機のISなんだよ。なのに二機ものISをつけちゃって・・・ますます束さん興味湧いてきたなぁ・・・。」

 

衝撃の事実。

僕のISは特殊なようだ。

まぁしょうがないか・・・黒式の単一仕様能力も零落白夜の真逆の名前の千乱黒夜だからね・・・能力自体はさほど変わらないけど。

 

「よし、また今度解剖させてよ。」

 

「遠慮させて頂きます。」

 

こえーよ

なんだよ解剖って

こえー・・・。

 

「あ、おやつあるけどいる?」

 

「貰ってもいい?」

 

即答。

 

「はい、今日はもみじ饅頭だよ。」

 

「はむっ!」←既に包を剥がしていた。

 

あ、甘い・・・餡子の甘みと饅頭の柔らかさ・・・

 

「うまうまー・・・幸せ・・・。」

 

最大級の笑顔を振りまく程の旨さだった。

 

「「ブパッ!」」ズッキューン!!

 

あ、あれ?束さんとクロエさんが鼻血だしてる・・・

 

「か、可愛い・・・もう束さん死んでもいいかも・・・。」

 

いや死んじゃあかんでしょ。

 

「こ、これが・・・男の娘というものなのですね・・・!」

 

あー・・・クロエさんがトリップし始めたよー・・・。

 

「・・・美味しい・・・。」モグモグ

 

「「か・・・か・・・」」

 

あれ?

二人の様子が・・・

 

「「可愛いぃぃっ!!」」

 

「うわっ!?」

 

いきなり二人が叫んで飛び込んできたから対応出来ずに押し倒されちゃったよ・・・

 

「ちょっ!?束さん!?クロエさん!?」

 

「もうハルくん大好き!」

 

「千春様ー!」

 

「・・・どうしてこうなった・・・。」

 

こうして冒頭に戻る。

 

 

 

で、暫くして漸く開放された僕は帰ろうと腰を上げていた。

 

「ごめんね、ハルくん。あまりにも可愛いからつい・・・。」

 

「すみません千春様・・・。」

 

「い、いや、別に大丈夫だけど・・・。」

 

僕は立ったまま謝る二人に問題ないと告げる。

 

「よし、そろそろ帰るんだよね?なら送らなきゃね。」

 

「・・・嫌な予感しかしない・・・。」

 

「束様、決して千春様を傷付けてはいけませんよ。」

 

「分かってるって。んじゃ、いってみよー!」

 

ラボの入口に見慣れたニンジンロケットが・・・。

 

「この中に入れば自動的にIS学園につくからねー。」

 

自動操縦ですって。

もう何でもありだなこの人。

 

「目的地IS学園ー!いざっ!出撃ー!」

 

「えっ!?ちょっ、まっ・・・!?」

 

無理やり押し込まれて閉じる扉。

そしてニンジンロケットは発射する・・・物凄い勢いで。

 

「束さんの大馬鹿者ーーーーー・・・・・・・・・ッ!!」

 

僕の断末魔の叫び声は青く澄み渡る空に吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うふふ。黒星龍のデータと黒式のデータ、それと珠鋼のデータも手に入ったから、あのISを仕上げにかからないとね・・・あ、あと蒼白鉱もデータ手に入れないとね・・・。さて、束さんは一仕事しますか。」




はい、鎌寺正一です。
今回もまた急展開&駄文です・・・。
束さんの暴走とクロエさんの暴走を書いてみたかった・・・。
さて、次回はどうなることやら(目逸らし)

とりあえず後書きコーナー『先帝教室』開始しましょう。

千春「そだね。」

今回のゲストはー・・・

クロエ「こんにちは。クロエと申します。」

クロエさんでーす。

千春「いらっしゃい、クロエさん!」

クロエ「こんにちは、千春様。」

さて、今回は何を話題にしましょうかねぇ。

クロエ「千春様の男の娘成分が欲しいです。」

それはあんたの切実な願いだろ。
ていうか、キャラ崩壊激し過ぎ!!

クロエ「いえ、千春様の男の娘成分がないと私機能停止しちゃうんです。」

おかしいから!
まず有り得ないからな!?

千春「うーん・・・僕、抱き着かれるのはあんまりなぁ・・・。」

クロエ「そうなのですか?さっきは満更でもないような顔をしてらっしゃいましたが・・・。」

千春「すとーっぷ!これ以上言わないで!」

クロエ「?? はい、わかりました。」

どうやら千春くん、抱き着かれると照れるようです。

千春「作者ちょっと黙れ。」

酷い!?

クロエ「そうですよ作者。千春様を弄ってもいいのは私と束様のみです。」

千春「いやその二人でも赦さないから!」

クロエ「とかいいつつ満更でもない顔をしてらっしゃったのはどこの誰でしょうね。」

千春「うぐ・・・的を射ているから言い返せない・・・。」

千春くん・・・。

千春「なに、作者?」

いや、デートの方はどうしようかなーって。

千春「え、えぇ!?」

クロエ「千春様とデート・・・/////」

うーん・・・デートって、あまりしたことないからわからないんだよねぇ・・・。

千春「そーなの?」

うん・・・だから今書いてるんだけど難航中。

千春「あらら・・・。」

クロエ「千春様・・・/////」

あら、クロエさんもトリップしたまま帰ってこないから、今日もこの辺にしようか。

千春「そだね。」

では、

千春、正一「「また次回!」」














クロエ「えへへー・・・。」

千春「どーすればいいのかな?」

さぁ?とりあえず束さんに連絡してみて。

千春「了解。」











追記

現在UA30000記念回を書いているので、本編の更新がかなり先になりそうです・・・。
皆様に御迷惑をお掛け致します。
御理解とご協力の程、宜しく御願いします。
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