黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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夢に・・・唄に・・・黒い光に・・・

 

ラウラside

 

「っ!?」

 

目が覚めれば私は保健室で寝かされていた。

 

「ここは・・・」

 

「起きたか。」

 

声がした方を見れば、そこには織斑教官の姿が。

 

「教官・・・。」

 

「織斑先生だ、馬鹿者。」

 

コツんと、私の頭に軽い拳骨が落ちる。

痛みはないが、

 

「・・・私は何故ここに?」

 

トーナメント中からここまでの記憶が無いので、と私が言うと、少し顔を顰めながら教官は言った。

 

「ん?あれの事を覚えておらんのか?」

 

はぁ、と一息ため息を着いてから

 

「本来は特秘事項なんだがな・・・。」

 

といって、全貌を語って下さった。

 

私のシュヴァルツァ・レーゲンにVTシステムが搭載されていた事を、それによって私は暴走してしまった事を、それを颯爽と片付けた織斑千春の事を。

 

「そう、だったのですか・・・。」

 

私は俯くしかなかった・・・私のせいで教官に・・・そして、逆恨みでしか無かったこの憎しみのせいで・・・織斑千春に・・・迷惑をかけてしまった。

 

「私は・・・何も知ろうとはせずに・・・ただ、織斑千春を憎み続けていたのか・・・教官の弟だと言うことだけで・・・。」

 

私は・・・ただ認められたかっただけなのに・・・

いつの間にか・・・それが憎しみを伴って織斑千春へと向かっていた・・・

 

「・・・はぁ・・・お前も、まだまだだな。」

 

教官はそう言うと私の頭をクシャクシャと不器用に撫でて、

 

「昔の失敗を今嘆いても仕方ないだろう?なら、これから活かすべきだ。」

 

と言って、綺麗な笑顔を向けてくださった。

 

「!?・・・は、はい!」

 

私は嬉しくて・・・涙を流しながら笑った。

 

「おいおい、泣くのか笑うのかどちらかにしろ。」

 

苦笑いしながらも私の頭を撫でる教官に、私は心底安堵しました。

もう、居場所はあるのだ。

そう理解した私は涙を、

誰かが必ず認めてくれる

そう解った私は笑顔を、

 

自然と顔に浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・僕が行くべきじゃないね。」

 

僕は保健室の扉の前で千冬お姉ちゃんとラウラの話を聞いて扉に凭れていた。

盗み聞きするつもりは無かったけど、ここに来た時にはもう既に話してたみたい。

 

「・・・帰ろうか。」

 

僕は凭れてた扉から背を離し、廊下を歩いていく。

・・・・・・。

 

「いい加減出て来たら?」

 

僕は後ろの虚空に向かって睨みつける。

 

「・・・バレたか。」

 

その虚空から、声が聞こえてくる。

空間が歪み、亀裂が入り、大人ひとり通れるくらいの穴が開く。

そのなかから、僕の私服と同じく真っ黒染めの男が現れた。

 

「・・・隠れるつもり、無かったでしょ?」

 

僕は出てきた男をさらに睨みつけて言う。

 

「いやはや、見つかるとは思わなんだ。全く、神の言うことも馬鹿にはできんという事か。」

 

このセリフを聞くに、こいつも転生者のようだ。

だが、やっぱりと言うか何と言うか、モブに転生したよう。

もう少しいい転生先があるだろうに・・・僕が言えたことじゃないけど。

 

「さて、時間も無い。やるか。」

 

男はそう言って指を鳴らす。

 

途端に、景色が変わる。

 

「ッ!?」

 

「ようこそ、我がステージへ。」

 

僕の周りに写ったのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寂れた高層ビルの建ち並ぶ、荒廃した街だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「この世界は私の世界。出来ない事など、殆ど無い。」

 

「いや、それ他ネタでしょ?」

 

僕は頭を抱えた。

転生者と言えど、いくらなんでも他作品ネタを持ち込むものじゃぁ無いよ。

それに、殆ど、じゃなくて、あんまり、じゃないの?

 

「まぁ、そんな事はどうでもいい。」

 

「いや、あんたがやりだしたんでしょ?」

 

男はさもなさげにそんなことを言うが、僕はどうしても我慢出来ずにツッコむ。

 

「さて、殺りますか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー素敵なステキな、殺し合いを、ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は剣を、僕は渋々待機状態の黒式を手に取り駆け出す。

 

「さぁ、魅せておくれ、この私に、真なる剣舞をッ!!」

 

あかん・・・この人イっちゃってるわ。

 

「貴様に魅せるものなど、ある訳ない!」

 

僕は待機状態の黒式・・・あぁ、名前が長い!

黒刀でいいや!黒く無いけども!

僕は黒刀を、男は大剣を振りかぶる。

甲高い音と眩しい程の火花が、剣と剣が交わる時に生じた。

 

「ふは・・・ふはははは!いいぞぉ!このままこの円舞曲をこの私にッ!!」

 

「アンタはイギリス人かって、のっ!」

 

僕は鍔迫り合いから逃れる為、後ろに飛び退る。

 

男はそれを許さないと追随する。

 

互いに一進一退の攻防。

 

それが変わったのは・・・

 

「ちっ・・・君にはつくづく驚かされる・・・もう、時間もあまり無い。さっさと終わらせよう。」

 

一瞬で僕の目の前に現れ、

 

「・・・鎖せ『黒翼大魔』!」

 

いきなり破れた仮面が出てきて、帰刃した。

・・・は?

 

「ちょ!?今度はBLEACHかよ!?」

 

刀剣解放とか聴いてないよっ!?

 

「・・・当たり前だ。誰も、お前なんかに教えることは無いだろう。」

 

さっきの男は声も姿も変わっていた。

 

「ちょいまて!?なんでウルキオラまんまなの!?」

 

そう、第4十刃、

 

「・・・悪い、か?」

 

ウルキオラ・シファーに、ね。

 

「これ、なんて無理ゲー!?」

 

僕は叫ばずにはいられなかった。

気が付けば何故かここはアニメで見たことがある天蓋の上だし・・・

 

「仕方ない。」

 

男はそう言って僕に指を向ける。

って、それ、まさか・・・

 

「黒虚閃!」

 

刹那、僕の視界が黒い光で埋め尽くされた。




はい、鎌寺正一です。
今日、祖母に夜更し禁止令くらいました・・・(涙)
まぁ、自業自得なんですがね・・・。

今回の話、タイトルと関係あるのかと言われたらあまり関係ないです。

さて、今回もやっていきましょうか。

『先帝教室』開校!

千春「いや、今更?」

今回のゲストは

千春「無視?」

ラウラ・ボーデヴィッヒさんです!

ラウラ「ヨロシクお願いする。」

千春「今回はラウラさんなんだ・・・。」

ラウラ「あぁ。しっかりと教官の許可も取っている。」

千春「まさかの許可制!?」

いやー、ラウラさん誘うの、かなり勇気が要りましたよ?

ラウラ「ふん。貴様が腰抜けなだけだ。」

それ、あまり無闇矢鱈と人に言わない方がいいよ。
最悪、自分の首を絞める事になるから。

ラウラ「ふん。わかっている。」

千春「はぁ・・・この性格、なんとかならないかなぁ・・・。」

ラウラ(・・・千春のため息を吐いた姿・・・小動物の様で可愛い・・・/////)

千春「??・・・ラウラどうしたの?」

ラウラ「い、いや!なんでもない!」

千春「???」

・・・また千春が天然で堕としおったぞ・・・恐ろしや恐ろしや。

千春「人を天然災害の様に扱わないで欲しいなぁ・・・(黒笑)」

ヒィ!?ご、ゴメンナサイモウシマセンカラッ!!

千春「よろしい。」

(怖いなんて生易しいものじゃなかった・・・それ以上の何かを、欠片としてだけど感じた・・・体が恐怖で埋め尽くされるような感覚・・・思い出したくない・・・。)

ラウラ「・・・千春、怖いぞ?」

千春「大丈夫。ただただストレス解消してただけだよ。」

理不尽だっ!

千春「黙れカス。」

怖いっ!?

ラウラ「・・・作者が機能してないからそろそろ締めよう。」

千春「だね。」

ラウラ(いや、千春のせいだろう?)

千春「ラウラ、後で説教ね。」

ラウラ「嘘だ!?嫌だァっ!」

千春「では、また次回お会いしましょう!」















ラウラ「説教だけは勘弁をぉ!」

千春「嫌だね。ついでに作者もおいでよ。可愛がってアゲル!」

や、やめろぉぉぉっ!






この日、二つの屍がIS学園に確認されたとか。
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