黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ 作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ
私が整備室の中に入ると檻があったので、入りついでに吹き飛ばした。
中のデュノアさんは驚いているが、気にせずに言う。
「デュノアさん。お迎えに上がりましたよ?」
と、
「貴様っ!」
また男が現れた。
だから・・・・・・
「目障りよ。」
回し蹴りで壁まで吹き飛ばし、気絶させる。
「き、君は・・・一体・・・?」
デュノアさんが恐る恐る聞いてくる。
「私?私は・・・。」
後ろを一回向いてから、顔だけを後ろ向ける。
そして、言った。
「・・・たんなるIS操縦者の裏の顔だよ。」
デュノアさんを救出した私は、他のISが無いか探し回っていた。
「君はどうしてここに?」
デュノアさんが私に向けて聞いてくる。
「えぇっと・・・友達が苦しんでたから・・・。」
そう言うとデュノアさんは顔を歪めていた。
「そうか・・・やはり、私のせいか・・・。」
沈痛な面持ちで私を見る。
「すまない。私では贖罪すらできなさそうだ。
もう、娘の顔を見る権利すら無いだろう。だからーーーーーー「そんな事ないわ。」ッ!?」
「貴方はアナタの選択をした。それだけでしょ?確かにアナタが悪い部分もあるだろうけど、シャルはそんな事気にしてなかった。少なくとも、私にはそう見えたかな。」
そう、一夏と話をするシャルはとても生き生きしていて、綺麗だった。
それが、一夏にスパイだとバレた後でもそうだったんだから。
それに、何度か"僕"に相談がいっていたんだ。
「その時の言葉がこれ。
『お父さんは・・・どうしてるかな・・・。』」
「ッ!?」
デュノアさんが息を呑むのがわかる。
「シャルはすべて知ってたみたい。アナタが女にこき使われているとか監禁されているとか。」
それでも尚、私は言葉を紡ぐ。
「それでも、あの女に言われた事に従わざるを得なかった。だから、私達に助けを求めた。」
ま、助けを求めた先は私じゃなく一夏だけどね。
「そうか・・・。」
それきり、デュノアさんは黙り込んでしまった。
暫くして、私達はデュノア社から脱出、近くの森に避難する。
「・・・デュノアさん、時間がありません。この極悪非道の研究に終止符を打つため・・・あのビルを破壊させてください。」
私はそう言って頭を下げる。
後少しで私は千春と入れ替わってしまうだろう。
その前に、女の子としてあのいかがわしきものが存在する研究施設を吹っ飛ばしたい。
「あぉ。構わない。もともと私の責任だ。どうとなりでもするといい。」
私の懇願は聞き入れられ、私はその準備をする。
「『漆黒なる円卓の騎士』、顕現せよ。」
ちょっと厨二病的な掛け声と共に『漆黒なる円卓の騎士』を展開し、武装も展開する。
「数多なる悪の歌を、星すら破壊する一撃と共に屠れ!」
その声と共に騎士王の剣が発光する。
「『ブレイク・オブ・ソード!』」
その剣を縦に、真っ直ぐ振り下ろした。
たったそれだけの動作で、デュノア社本社が崩壊した。
「・・・ここまでとは・・・。」
デュノアさんが驚きに目を見開いている。
私は『漆黒なる円卓の騎士』を格納して、デュノアさんを向く。
「・・・デュノアさん、これから貴方はどうしますか?」
「そうだな・・・また、事業を立ちあげるつもりだ。今度こそ、このようなことを起こさぬ様、徹底したセキュリティや女尊男卑の根絶に力を入れようと思う。」
どうやら、もうしっかりとしたプランを立てているよう。
「・・・そうですか。では、会社名どうしましょう?」
「・・・ダストデュノアとしようかな。粉の様に舞い散り、包むものということで。」
「ふふ。いいですね。」
「そうだな。これから娘に贖罪をしなければならない。」
そういうデュノアさんの顔は少し暗く、それでもその瞳はしっかりと光を携えていた。
「・・・貴方なら、出来ますよ。」
私はそう言って遂に、そこから離れていく。
束さんのラボに帰還するために。
はい、鎌寺正一です。
今回はデュノア社エクスプロージョン第二幕ですね。
これでデュノア社は終わりました。
・・・あ、あっけないとか言うなぁ!
これでも考えたんです!
・・・こんな展開にしかできませんでしたが・・・ごめんなさい・・・質問には極力答えようと思いますので、なにかあれば・・・。
では、今回はこのあたりで。
先帝教室はなしで行きます。
ちょっと体調わるいですので・・・。