黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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皆様・・・遅れて申し訳ないっ!!
パソコン買ったので文字が打ち辛い・・・
チェリオ様、コラボの件、ご迷惑をおかけします・・・

では、どうぞ!

あ、短いです


漆黒に染まる、夜の彼方・・・

 

 

一夏達が撤退した後も、黒い塊と化した千春と福音の戦いは続いた。

 

「・・・千春・・・」

 

遠くから響く重低音と時折聞こえる叫び声は、簪の精神をドンドン崩していく・・・・・・

 

「私は・・・私は・・・ッ!」

 

ギリッと強く歯軋りし、硬く握られた拳からはツーっと血が流れる。

 

千春を残して撤退した自分の弱さへの怒りか、

はたまた千春を失う事への恐怖か・・・

血の流れる拳は・・・僅かに震えていた・・・。

 

「・・・守れないの・・・?私は・・・?」

 

その時だった・・・

 

カンコーン・・・カンコーン・・・

 

「なに・・・この音・・・?」

 

その音と同時に、簪の打鉄弐式から、仄かな光と震度が走った。

 

「・・・何かに、共鳴しているの・・・?」

 

直後、簪の視界を潰すほどの強烈な光が迸った。

 

「え・・・きゃあっ!?」

 

そして簪は・・・意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その共鳴現象は、福音と黒式第二形態『漆黒なる円卓の騎士』も放っていた。

 

ぶつかり合う度、閃光と激しい爆発音が響き、その間をプラズマが迸っていく。

 

そんな中、共鳴現象が起きた。

 

カンコーン・・・

 

鐘の音がなった後、機能停止したかのように2機は沈黙し、海の上で向かい合うように留まった。

動かずに空中に静止する色合いが対照的な2機・・・どちらも不穏な雰囲気を醸し出し、不気味な光景だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・・・・」

 

僕はうっすらと開いた目をゆっくりと開けていった。

 

「ここは・・・?」

 

床は水面のように僕が動くと波打ち、空は灰色。

殺風景なほぼ何も無い部屋にポツンと一つだけ、小さな丘と大きな花のついていない桜が。

 

『・・・また来たか、千春』

 

すると、後から朽木白哉似の人が出てきた。

 

「また来ちゃったよ・・・」

 

『・・・まぁいい。貴様も十分に無茶をするようだ・・・』

 

みろ、と促されて見たのは、何かのウィンドウ。

 

『貴様のIS、及び機巧魔神の損傷状態だ』

 

え、うそ・・・

 

「全部・・・ダメージレベルE・・・!?」

 

『最早、一から作り直した方が早い位だ』

 

おかしくないか!?

機巧魔神ですらスペアがないと直せない状態って・・・

 

『貴様が気を失った後、ISの搭乗者保護プログラムが暴走、同じく暴走状態の福音と、ボロボロになるまで戦い続けたのだ』

 

「そんな・・・」

 

暴走って・・・・・・

 

『だが、貴様にはチャンスができた。まずは・・・己を見つめ直せ。さすれば道は開かれん』

 

「え、ちょっ!?」

 

僕の周りから音が消えた。

静寂が周りを包む。

 

「・・・どうしろというのさ・・・」

 

一人取り残された僕はそう呟くのだった。

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