黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ 作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ
こちらの小説は臨海学校編で閉じさせていただきます。
理由としてはとてつもなく亀更新過ぎてもう苦い顔しかできないからです。
そのうち、リメイク版・・・というかタイムリープしたと言う設定でもう一度書き直させていただきます。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます
シャルロットside
「・・・いいんだね?こんな僕で・・・」
『ええ。私は貴女を選んだ。だからここに来てもらったのよ』
そう言ってオレンジの鎧を身に纏った少女・・・
ラファールが笑う。
「・・・何時もごめんね・・・ムリさせて・・・」
『気にしないで。私は貴女の駒として、ここにいるから』
ラファールは空を舞いながら歌う。
『《貴女が居てくれて・・・私が居て・・・それでいて友達が居て・・・。
私は気付く。
そんな当たり前のことに、今更。
Always with you.
my Dream with...
Infinite stratosphere!》』
ーーー付いてきて、
ーーーどこまでも、my lord
千冬side
「・・・もう来ないと、決めたのだがな・・・」
氷漬けにされた、巨大な1本の桜。
その中央に、桜色に光る何かがある。
「・・・ノコノコとやって来て、なんだと思うだろうが・・・」
少しずつ前に出て、気づけば眼の前に氷の壁が迫っていた。
その所で光っているものの正体も分かる。
ひと振りの刀、その柄が鈍く光っていた。
「・・・何も守れない・・・弱い私に・・・今1度、力を貸してくれ・・・
『・・・その言葉を、待っていた・・・』
「っ!?」
聞こえてきた声に、私は驚く。
同時に、凍結処理されていたはずの暮桜の周りの氷に多量の罅が、轟音を立てて入っていく
『私は待ちわびた・・・貴女が私を呼ぶ日を』
罅はいつしか氷全体に渡り、表面からボロボロと崩れ去って行く。
『貴女は2度と力を手にしないと思った・・・でも、もう一度私を求めた。それなら・・・』
すべてが崩れ去った後、残ったのは満開の桜と・・・
『私が、力を貸さない道理はない!』
淡々ととてつもない威圧を放つ、一人の武士・・・暮桜がいた。
「・・・ありがとう・・・!」
『なに、大切な者がキケンなのだろう?』
私は目尻に涙を浮かべると、暮桜はニヤリと笑いながらそう言った。
『なら、一刻も早く戻らないとな。新しい力、目が覚めたら期待しておけ!』
「・・・頼む、『暮桜・妖姫』・・・!」
ーー任せてください、主!
『Laaaaaaaaaaaaaaaaa!!!』
「はぁぁぁぁあ!!」
白と黒、ふたつがぶつかり合うと同時に、世界を揺るがすほどの衝撃波が起こる。
『!!』
「シっ!」
槍と槍、力と力のぶつかり合いで轟音が轟く。
そこに
「千春兄ぃぃっ!!」
もうひとつの白い弾丸が、白銀の機体を襲った。
『Laaaaaa!?』
慌てたように回避する白、銀の福音とその横を掠める白、白式弍型。
それと、驚く表情の黒、黒き騎士王、僕。
『千春!助けに来たよ!』
それに伴って聞こえる、みんなの声。
『千春!』
『千春さん!』
『千春くん!』
「・・・みんな・・・!」
青が、赤が、黄が、緑が、桃が、灰が、白が、黒が・・・
それぞれのISが、空に綺麗な光を放ちながら一度に集結した。
そこに、
『アラクネ!FOX2!』
聞いたことのある声が響き、刹那の内に福音が爆発した。
「この声は・・・!」
『お兄様ァァァァっ!!』
「ぐはっ!?」
僕のお腹に何か黒い物体が突っ込んできた。
「・・・タックルはやめようね、マドカ」
『〜〜♪』
oh・・・聞いちゃいない・・・
「ほら、福音を助けてから、ね?」
何とかなだめて再び福音に向き合う。
方や銀色に輝く光を放ち、
方や虹色に煌めく光線を靡かす。
「・・・終わらせよう!」
光と光はぶつかり、やがて銀色の光が宇宙から下へと堕ちて行った。
「・・・終わった・・・」
波打つ海が少ししたに見える海岸の岩場。
そのどがった岩の先に、僕は立っていた。
「・・・長かった戦いが終わった・・・ね、束さん」
「うん、そうだね・・・」
後ろも見ずにそう問うと、返事が返ってきた。
束さんだ。
「・・・心配、したんだよ?」
震える声で束さんは言う。
気がつけば、束さんから後から抱きつかれてた。
「・・・ごめんなさい・・・」
僕は首に回された束さんの腕を軽く握りながら、目を閉じて謝る。
心配をかけた、その謝罪を。
そして、その回した手を見て気がついた。
手の色が、透けて見える。
「・・・過ぎた力は身を滅ぼす、か・・・」
「・・・え・・・?」
僕のつぶやきを束さんは聴き逃したのか、疑問視してたけど僕はすぐになんでもない、と言うと空を見上げた。
「・・・束さん・・・この世界は、楽しい?」
「・・・楽しくは無い、かな・・・少し、見てて気分が悪い・・・自分で作っておいてなんだけど・・・こんな世界、私は望んでなかった・・・」
悲しげな目をしてそう告げる束さん。
「・・・そっか・・・」
「はるちゃんは・・・どうなの?」
そう問われた僕は、見上げてた月を背中に向け、言い放った。
「ーーーーーーーーー。ーーーーかな・・・」
月が照らす海岸線。
一人残った僕は、
「・・・やり過ぎた、か・・・」
この現象・・・とある世界で『非在化』と呼ばれる現象で、素質がない人には視認すらできずに消え去ってしまうもの。
本来は世界が書き変わる時に起こるものだが、何事にも例外がある。
それは、
・女性形悪魔が魔力を行使しすぎた結果
なのだが、僕の場合はそれに当てはまらない。
それでも非在化してると言うことは・・・
「・・・機巧魔神・・・
『・・・ごめんなさい、千春さん・・・』
結論に達すると、聞きなれた声が聞こえた。
「・・・大丈夫だよ、ルカ」
言わずも知れた僕を転生させてくれた神、ルカ。
『・・・特典渡した後に気がついた事なんですが・・・特典に悪神が改造を加え・・・あいつ、どう有っても千春さんを殺したいのね・・・っ!!』
怒りに震えるルカの声に僕は
「・・・なら、さーーーーーーーーー」
ひとつの提案を出した
『そ、それだとあなたは・・・人間ではいられなくなりますよ!?』
「それでも、もうこれはあなただけの問題じゃないんだよ、ルカ」
『・・・・・・』
そういうと黙ってしまったルカに、僕は言い放った。
「・・・僕も、決着をつける!!」
『・・・わかりました。とりあえず、次に会う時は・・・非在化で貴方が世界から認知されなくなった時、ですね・・・かなり進行が早いので、後数時間ほどで来てしまいますが・・・重ね重ね申し訳ございません、千春さん』
「気にしないで。そろそろ僕の堪忍袋の緒ははち切れんばかりだけどそれは全て悪神とやらにぶちまけるから」
僕の声を最後に、海岸にはまた静寂が残った。
僕の左手は、もう手首まで見えなくなってきている。
「・・・千春・・・?」
3度ほかの人の声に、流石の僕も驚いて後ろを振り向く。
「・・・簪・・・」
そこには、なにか決意を秘めた目をした簪がいた。
今回はここまで。
次回で一度終了だ!!
本当に遅くなって申し訳ございませんでした!!