黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ 作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ
どうも、鎌寺正一です。
この小説、そろそろダメかもしれないなぁ・・・。
亀更新にも程がある(^_^;
例のごとく文法行方不明や誤字・脱字が目立つと思いますが、どうか目を瞑っていただけると幸いです。
あ、でも誤字報告等は受け付けてますので待ってますね〜
「・・・はぁ・・・」
どうも、千春です。
クラス代表戦から数日が経過しました。
え?なんで時間が飛んでるのかって?
・・・実は・・・
僕とセシリアさんの攻撃がぶつかった時、凄まじい爆発が起きて試合は中止、最終的にジャンケンで負けた一夏がクラス代表になった。
それで、僕の持つビット・・・『モドキ』に関しては会社から説明が入った。
・・・会社って言っても束さんが作った架空会社なんだけどね。
『これはビットではなく、子機です。
稼働可能時間が短く、AIによる補助操作が無ければ機能しない代物ですのでまだ開発段階にあります。』
と言う謎の説明。
・・・いや、どう考えても無理があるよねそれ(^_^;
まぁ、そういう説明が入ったからか、僕に説明を求める人は一人もいなかった。
・・・その辺も操作されてそうだけど・・・
今日は学校はおやすみ。
久しぶりにゆっくり出来る。
僕と簪の2人きり。
・・・なんか字面だと行けない感じがする・・・
・・・いけない、ちゃんとしないとな・・・
そんな事考えてたら、少し眠くなってきた。
僕はベッドに倒れ込み、ゆっくり瞼を閉じる。
そして、ゆっくり眠りに落ちていった。
簪side
私は隣で眠りに落ちた千春を見ながら、物思いに耽っていた。
勢いでついつい追いかけてきちゃったこの世界。
どうしても、消滅する彼を諦められなくて、神様に頼み込んで送って貰った世界。
"私"が【私】に成り代わってしまった、そんな世界。
「・・・はぁ・・・」
私は罪の意識が消えず、思わずため息をつく。
私の自分勝手で潰した"私"の人生。
もしかしたら、違う生き方があったのかもしれない。
そう思ったら、私は"他人"を殺したも同義なんじゃないか。
・・・そんな、負の連鎖に駆られてしまう。
「・・・」
気がつけば右手にバススロットにしまってあるはずの護身用の拳銃が握られてた。
勿論、意図して出したわけでもなく。
黒光りする鋼鉄の光沢は、正しく今の私を撃ち抜くかのように。
・・・私を、照らしてた。
「・・・ごめんなさい、私・・・あなたの分まで、私は生きるから・・・」
小さく、小さくそう呟いた私は、また拳銃・・・コルトM1911をバススロットへしまい、ベッドに仰向けで寝転がる。
これから、頑張っていけばいいんだよね・・・前みたいなことが起こらないために。
だから、あなたの命、使わせてもらうね。
そう独りごち、私は目を閉じた。
【・・・】
その様子を、打鉄弐式が見ているとも知らずに。
千春side
さて、クラス代表も決まったので授業を受けていく。
前にもやったところだから、なんの問題もなくスイスイ覚えられる。
そうしてまた一日、授業が終わる。
夕暮れ、日の堕ちる空を僕はただ何も考えずに見上げる。
水平線に伸びるオレンジの光。
その日を背に、僕はとぼとぼと短い帰路に着く。
ありうるはずのない、ISの世界に2巡目。
これから起こる出来事は、1巡目のように通るのか、はたまた全く違う歴史を刻むのか・・・僕には分からない。
また明日から、やり直し。
今度こそ、生き抜こうーー