黒き小さな男の娘は仲間と共に空を飛ぶ   作:鎌寺正一@D-Alderz/神咲ハルカ

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束さんから、呼び出し、です。

 

僕は二度目の小学校生活を堪能していた。

 

 

現在昼放課。

僕は本を読んでいた。

 

「千春兄、何読んでるんだ?」

 

一夏が寄ってきて問いかけた。

最近になって呼び方がアニメと同じになった。

千冬お姉ちゃんの事を千冬姉、僕を千春兄と。

っとと、先に一夏の疑問に答えないと。

 

「・・・某・・・ラノベ・・・。」

 

「いやそれ何だよ!?」

 

僕が読んでいるのは某ラノベ。

黒衣の剣士がデスゲームで頑張るあの本。

 

「・・・読む・・・?」

 

「いや・・・そういうのわかんないから・・・。」

 

誘いを断られた。

やっぱまだ難しいよね、SAOは。

とか思ってたら五時間目の予鈴が鳴る。

一夏たちは席に戻って授業の準備。

さて、僕も頑張りますか。

 

 

 

 

 

 

 

という訳でとくに面白いことないから放課後。

 

「千春、ちょっといいか?」

 

家に帰った僕は千冬お姉ちゃんに呼び出された。

 

「・・・ど・・・したの・・・?」

 

「いや・・・その・・・あの・・・だな・・・」

 

千冬お姉ちゃんが珍しく言い淀んでいる。

・・・もしかしたら白騎士事件関係かもしれない。

 

「・・・お姉ちゃん・・・らしくない・・・よ?」

 

「・・・!?そうか・・・済まない、時間をくれ。」

 

僕が指摘すると驚いた顔をしてから謝った。

なんだか千冬お姉ちゃんらしくない。

 

「・・・あのな・・・千春。明日の午後、束の家に行くのだが・・・来れそうか?無理に着いてくる必要はないが・・・。」

 

僕の予感は当たったようだ。

 

「だぃじょぉぶ。何も・・・予定無いよ・・・?」

 

「そうか・・・。」

 

なんだかどんどん千冬お姉ちゃんの顔が険しくなってきている。

俯き加減も凄い。もう斜め45度に近い。

・・・やっぱ巻き込みたくないんだろうね・・・。

僕の顔も釣られて陰気になる。

 

「!?千春!そんな顔をしないでくれ!」

 

千冬お姉ちゃんが気付いた様だけど僕はその顔を辞めることが出来ない。

 

「・・・千春・・・?」

 

僕の様子がおかしいことに気付いた千冬お姉ちゃんが顔を覗き込んできた。

でも僕は他の事を考えていた。

 

ーー自分は何故ここにいるのかーー

 

ーー姉にここまで辛い顔をさせている人間が何故生きているのかーー

 

僕の頭は疑問で一杯になって・・・

 

「お、おい千春!?」

 

そのまんま気を失ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千冬視点

 

私は織斑千冬。今私は絶賛混乱中だ。

さっきまで千春と話していたんだが突然倒れてしまったのだ。

 

「お、おい!千春!しっかりしろ!」

 

ゆすっても起きる気配がない。

むしろ・・・呼吸が浅くなっているような・・・。

私は途端に青ざめた。

このまま呼吸が浅くなり続けて、いつか呼吸しなくなってしまいそうで・・・。

 

「千春!頼むから・・・返事してくれ!」

 

その時、

 

「ケホッ!ケホッ!」

 

千春が噎せて、元の呼吸を取り戻した。

 

「あぁ・・・千春・・・よかった・・・。」

 

心底安心した・・・。

だが・・・

 

「・・・一体何が・・・?」

 

私はさらに混乱した。

いつもは儚げながらに笑みを浮かべて接してくれた千春が・・・さっきはとても辛そうな顔になって・・・。

何か我慢しているのではないか・・・そう思えて仕方がない。

 

「・・・お前は・・・何を・・・堪えているのだ・・・千春・・・。」

 

千春をその場で寝かして、私は誰に問いかけるでもなく呟いた。その声は小さく、儚く、そして誰にも聞かれること無く消えていった。

 

 

 

 

 

 

千春視点

 

あの後直ぐに僕は気を取り戻したが、心底千冬お姉ちゃんを心配させてしまった。

お姉ちゃんは抱き着いて頬をスリスリして来た。

なんだか擽ったいような、そんな感じがした。

 

で、

 

「やっほー!皆のアイドル、篠ノ之束さんだよぉ!ぶいぶい!」

 

やってきてしまった。束さんのラボに。

 

「・・・ぶいぶい・・・!」

 

僕も束さんにノる。

意外とこのネタ好きなんだよ。

 

「あは!はるちゃんありがとぉ!」

 

束さんの笑顔が見られただけよしとする。

 

「束!そんなののために呼んだ訳ではなかろう!」

 

「そうそう!私の発明を見て欲しいの!まだ完成じゃないけど、2人なら理解してくれるかなって。」

 

もしかして・・・いや、多分そうだろう。十中八九そうだろう。

て言うことは・・・

 

「それ・・・名前・・・決まってる・・・?」

 

「もちろん!さ、早く中に入って!」

 

言われるがままにラボの中へ。

入ってすぐに布で覆われた大きな何かがあった。

 

「・・・もしかして・・・あれ・・・?」

 

「そう!これこそが!」

 

束さんが布を捲る。そこにあったのは・・・

 

「宇宙での活動を目的として作ったパワードスーツ、その名も、インフィニット・ストラトス!」

 

白めの塗装を施した全身装甲のIS・・・白騎士だった。

 

「そしてこれがその試作第一号!白騎士!」

 

いかにも、ジャーンっていう効果音が聞こえてきそうな顔で束さんが言った。

 

 

これが僕のISとの最初の接触になった。

これからどうなるのかなんて・・・今の僕には知るよしもなかった。

 




はい!後書きです!
皆さんお疲れ様です、鎌寺正一です!
なんか終わり方が雑い気がしますが・・・お許し下さい!
ケータイで学校生活をしながら書くのは難しいんですよ・・・(;´д`)トホホ・・・。
でも、小説書くのは好きなので、問題なし!
次回も期待して待っててください。
なるべく早めに原作突入します!

ではまた次回!お会いしましょう!
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