1話 巻き込まれた…………
此処は、何処だろう? ぼくは、子供達を助けてトラックに跳ねられて死んだはずだけど…………ってか、生きてる??
ぼくは、見知らぬ場所で目覚めた。 そして、一番最初に身体があるか確認した。
身体は、死ぬ前と一緒のようだ。 違いがあるとすれば、頭に輪っかがついているくらいだ。
「本当に、死んじゃったんだなおれ。」
何て考えてしまった。
「ってか、死んで頭に輪ができるなんてアニメやゲームのはなしかよ。」
なんて笑ってしまった。
「それより。マジで此処どこだ?」
辺りを見渡すと、そこは戦場のような荒れた場所だった。
「てか、ここ本当に戦場じゃんか。 なんだよこの折れた武器にボロボロの甲冑まるで古代アテネじゃねーか。」
何て叫んでしまった。
しかも現に向こうで、どんぱちしてますよ。
「どうしよう、逃げようかな。」
何て言ったものの、正直気になってしょうがなかった。 この丘の向こうでやってるから向こうに行かなけりゃまきこまれないよね。
何て思いながら、丘に登って向こう側の景色を見た。
(あれ?何かおかしいぞ。)
とぼくが見たのは、左側で戦っている兵士の格好と背中にある翼。頭の上にある輪。
(あれ、どう見ても天使と堕天使よな?)
それに、右からコウモリのような翼を生やした人間(?)が天使を助けるようにしてきた。
(あれは、悪魔か? 何で天使助けてんの、普通天使を倒すがわじゃないの?)
なんて、疑問がポンポン出てきていた。
向こうの方では、紅色をした玉と白い玉、黒い玉がぶつかり合っていた。
衝撃波は、ここまで来ていた。
「あれは、ドラ●ンボールの気孔波か?」
なんて、某有名な漫画出してしまったけど。
何て言ってる暇もなく、玉は合体してこちらに飛んできた。
(あれ、これ死んだ? てか、死んでからまた死ぬってどう言うことだ!!)
と、目を閉じようとしたとき
『大丈夫……君は死なない。』
と声が聞こえた。
「誰だ?」
と、逆に目を開かせてしまった。
そして目の前に、飛んでもない光景が見えた。
ぼくの目の前で、玉は止まっていたのだ。
「どうなっているんだ。」
ぼくは、何も考えずその玉を触ってしまった。
すると、玉は突然光出した。 ぼくは、目をつぶっていて次に目を開くと玉がぼくを包んでいた。
そしてぼくは、気を失ってしまった。
次に目が覚めると。ここは、ベットの上だった。
周りは暗いので、夜だということがわかった。
「おれ何時間寝てたんだろう。」
あの戦いがあったときは、昼だと思うから4、5時間ぐらいかな?
すこし、外の空気を吸いたいと思いベランダに出てみた。
空には、赤い月があった。
「俺たちの世界の月とは、全く違うんだな。」
そうつぶやくと、
「此処は、魔界だから人間界とは全く違うんだよ。」
と隣から声がした。
そちらの方に振り向くと、誰も居なかった。
「どこにいるんだ?」
「ここだよ。ここ」
声が聞こえたのは、手すりの方からだった。 そっちを向くと小さな少年がちょこんと座っていた。
「君が話しかけてくれたのか。」
ぼくが訪ねると。
「僕以外誰もいないじゃん。」
と少年が言った。
「僕の名前は、ルナ君の中にいる妖精さ。」
彼が教えてくれた。
「ぼくの中に妖精。 何か、中二病っぽいんだけど」
なんて、苦笑いしていっていると。
「目の前にいる僕が、そうなんだけど。」
と反論してきた。 その後「傷つくな」とつぶやいていた。
「ごめんごめん。少し信じられなかっただけなんだ。」
「これでも、僕女の子なんだからね。 傷つきやすいんだからね。」
ごめんごめん、と謝っていたがふと気ずく。
(女の子、あいつ女の子って言わなかったか。)
ぼくは、もう一度聞いてみた。
「君、女の子だったの。」
「うん、そうだけど」
と首を傾げながら答えた。
そして直ぐ解ったような顔をしてニヤけた。
「もしかして、僕を男の子と思ったの」
「うん。そうだけど。」
「即答されちゃったよ。やっぱり傷つくな。」
何て言われてしまった。
どうやら本当に、女の子のようだ。
「ごめん、本当にごめん」
「謝らなくてもいいよ。 なれてるし。」
とルナが言った。
「それに、僕の方が謝らなくちゃいけないんだ。」
申し訳なさそうにルナが言った。
「君を、呪われた身体にしてしまった。」
………っえ、今なんて? 呪われた身体?禁書目録に出てくる 上条当麻や血界戦線に出てくるエイブラムスさんみたいになったの?
これから不幸がバンバンおこるの?
「違うよ、不幸になるかもしれないけど君の言った2人みたいにはならない。」
苦笑いされながら言われた。
「君は、半不老不死になったんだ。」