絶望を与える決闘者   作:咲き人

25 / 36





23.「六回戦!幻影のデュエル!上」

『Cブロック第二回戦!今日の戦いを締めてくれるデュエリストたちはこの四名だーーー!!』

 

 

そう言って、司会の後ろのスクリーンに光が点り、画像が映し出される。最新鋭の技術使ってんのかい。

 

 

 

『虎丸 星&ナズーリンチームVS鬼人 正邪&ファントムチームだああぁ!』

 

「「「「「ウオオオォォォー!!(ノ・ω・)ノ」」」」」

 

 

アイエェェェ!?『ファントム』!?『ファントム』ナンデ!?

 

 

いやいやまじで『ファントム』?だって、漫画の『榊 遊矢』だぜ?主人公だぜ?そんなやつが正邪と組むわけがないぞ……

 

 

 

 

 

「……やるか」

 

「そうだね。お互い特に話すこともないだろう」

 

「おうおうお前らあんまり調子こいてると後で痛い目に会うぜ!ヒャハハ!」

 

「(ゴツン)」

 

「いった~!」

 

「……悪いな」

 

「いえいえ大丈夫ですよ……では、始めましょう」

 

 

「「「「デュエル」」」」

 

 

先行はナズーリン。

 

 

「先行は私だ。私はモンスターを伏せて、ターンエンドする」

 

「おいおい、その程度でいいのかよ」

 

「ああ、私はこれでターンエンドだと言っただろう」

 

 

 

星&ナズーリン 手札4

 

   セットモンスターDEF???

 

 

 

 

「俺のターン……俺はフィールド魔法『スフィア・フィールド』を発動」

 

 

え?ま、待ってそれはオリカだけど……

え、ええ!?

 

 

嵯峨は驚きを隠せずにいた。そのためか、隣の霊夢はあの男(ファントム)への警戒を強める。

 

 

 

 

 

「……このカードがある限り、手札の同じレベルのモンスターで『No(ナンバーズ)』エクシーズモンスターをエクシーズ召喚できる」

 

「『No』……3日に鬼の人が使っていたカードと同じタイプですか」

 

「そしてこの時、エクシーズ召喚される『No』はランダムに決められる。そのため、召喚条件を無視する……俺は手札の『グローアップ・バルブ』と『アノマリリース』でオーバレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!『No.93希望皇ホープ・ガイザー』!」

 

 

『No.93希望皇ホープ・ガイザー』ORU2 ATK2500

 

 

「『ホープ・ガイザー』の効果を発動!このカードのORUの数だけランク9以下で攻撃力3000以下の『No』をエクストラデッキから特殊召喚する!出でよ!『No.30破滅のアシッド・ゴーレム』!『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!」

 

 

『No.30破滅のアシッド・ゴーレム』ORU0 ATK3000

『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』ORU0 ATK3000

 

 

完全にファントムじゃねぇ……だが、遊馬先生でもアストラルでもねぇぞ。一体……誰だ……?

 

 

「その後、『ホープ・ガイザー』のORUを1つ取り除く。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、このターン、特殊召喚することはできず、戦闘で相手に与えるダメージは半分になる。その代わり、『ホープ・ガイザー』は他に『No』がいるとき、破壊されない」

 

 

『No.93希望皇ホープ・ガイザー』ORU2→1

 

 

「……バトルだ。『ホープ・ガイザー』でセットモンスターを攻撃」

 

「ふ、セットモンスターは『おジャマ・ブルー』だ」

 

「な、何だそのカード!?なめてんのか!」

 

 

鬼人正邪はそう叫ぶが、ファントムは何も言わない。

 

 

「見た目で判断すると痛い目を見るぞ。破壊された『おジャマ・ブルー』の効果を発動。デッキから『おジャマ』カードを2枚手札に加える。『おジャマ・カントリー』と『おジャマジック』を手札に」

 

「『アシッド・ゴーレム』と『ビヨンド』でダイレクトアタック。だが、戦闘ダメージは半分だ」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP8000→6500→5000

 

 

 

 

 

「……ターンエンド」

 

 

 

ファントム&正邪 手札3

 

   『No.93希望皇ホープ・ガイザー』ORU1 ATK2500

   『No.30破滅のアシッド・ゴーレム』ORU0 ATK3000

   『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』ORU0 ATK3000

 

 

 

「では、私のターンですね。ドロー……私は『昇華する魂』を発動します。そして、儀式魔法『機械天使の儀式』を発動します。手札の『サイバーエンジェル―弁天―』をリリースし、『サイバーエンジェル―韋駄天―』を儀式召喚」

 

 

『サイバーエンジェル―韋駄天―』ATK1600

 

 

「この時、召喚に成功した『韋駄天』とリリースされた『弁天』、そして『昇華する魂』の効果が全て発動します。まず、『昇華する魂』の効果で儀式の素材である『弁天』を手札に戻します。そして、リリースされた『弁天』の効果でデッキから『サイバー・プチ・エンジェル』を手札に加えます。更に『韋駄天』の効果で墓地から『機械天使の儀式』を手札に戻します。そして『サイバー・プチ・エンジェル』を召喚」

 

 

『サイバー・プチ・エンジェル』ATK300

 

 

「効果を発動します。デッキから『サイバーエンジェル』か『機械天使の儀式』を手札に加えます。私は『サイバーエンジェル―美朱濡―』を手札に……『機械天使の儀式』を発動。場の『韋駄天』と手札の『弁天』をリリースし、降臨せよ」

 

 

『サイバーエンジェル―美朱濡―』ATK3000

 

 

「リリースされた『弁天』と『韋駄天』の効果を発動!まずは『韋駄天』から自分のフィールドの儀式モンスターの攻撃力守備力を1000ポイントアップさせる!『弁天』の効果!『サイバーエンジェル―茶吉尼―』を手札に加えます!」

 

 

『サイバーエンジェル―美朱濡―』ATK3000→4000

 

 

「そして『美朱濡』の効果を発動!エクストラデッキから特殊召喚された相手モンスターを全て破壊し、その数×1000ポイントのダメージを与える!破壊は同時なので、『ホープ・ガイザー』も破壊です!」

 

 

 

 

 

ファントム&正邪 LP8000→5000

 

 

 

 

 

「更にこのターンのバトルフェイズに『美朱濡』は2回攻撃できます!」

 

「な、何ぃ!?二回目の攻撃を喰らったら私らの負けじゃねぇか!」

 

「バトル!『美朱濡』でダイレクトアタック!」

 

「手札から『バトルフェーダー』の効果を発動。このカードを特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる」

 

 

『バトルフェーダー』DEF0

 

 

「なら、これでターンエンドです」

 

 

 

星&ナズーリン 手札4

 

   『サイバーエンジェル―美朱濡―』ATK4000

 

   『昇華する魂』

 

 

 

「……私のターンだ!ドロー!……チィ……」

 

(何だ……?)

 

「『モンスターゲート』を発動!『バトルフェーダー』をリリースし、通常召喚できるモンスターが出るまでデッキのカードをめくり、そのモンスターを特殊召喚する。違うなら墓地に送る……と言っても、私のデッキに存在するモンスターは10枚もないんだけどな!だから、そいつらの内の1体が出るまで墓地に送らせてもらうぜ!1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18枚目!『ユベル』!」

 

 

『ユベル』ATK0

 

 

「そして『黄泉ガエル』を召喚し、カードを3枚伏せて、エンドフェイズ時に『ユベル』の維持コストとして『黄泉ガエル』をリリースする」

 

 

 

ファントム&正邪 手札1

 

   『ユベル』ATK0

 

   『スフィア・フィールド』

    伏せ3

 

   

 

「私のターン……(何ださっきの天邪鬼の反応は……)」

 

 

ナズーリンは疑問を胸にしまい、取り敢えずドローした。

引いたカードをそのまま発動させたということは最初のドローカードは『モンスターゲート』。この状況では恐らく使わない手はないだろう。だが、明らかに正邪は『モンスターゲート』を引いて悔しがった。

 

 

「私はフィールド魔法『おジャマ・カントリー』を発動……(望んでいたカードを引けなかったからか?いや、あそこで引くべきカードは博打の可能性があるとはいえ、『モンスターゲート』は良かったはず……ならなぜ)」

 

 

だが、この程度の情報だけでは解決しないとナズーリンは敵のモンスターである『ユベル』を見る。攻撃力0……明らかに攻撃を誘っている。

 

 

「『おジャマ・カントリー』の効果を発動!手札の『おジャマ』カードを捨て、墓地の『おジャマ』を特殊召喚する!私は『おジャマジック』を捨て、甦れ!『おジャマ・ブルー』!」

 

 

『おジャマ・ブルー』ATK0

 

 

「そして『おジャマ・カントリー』の更なる効果!フィールドに『おジャマ』モンスターが存在する場合、全てのモンスターの攻撃力守備力を入れ替える!」

 

 

『サイバーエンジェル―美朱濡―』ATK4000→3000

『おジャマ・ブルー』ATK0→1000

 

 

「『入れ替える』だァ!そこは『ひっくり返す』だろうが!」

 

「てめーじゃねぇんだ」

 

「あいた~!おま、今日2回目だぞ!」

 

「すまない。続けてくれ」

 

「あ、ああ……墓地に送られた『おジャマジック』の効果でデッキから『おジャマ・イエロー』、『おジャマ・グリーン』、『おジャマ・ブラック』をそれぞれ手札に加え、それらを『融合』のカードで融合させる。融合召喚。『おジャマ・キング』」

 

 

『おジャマ・キング』ATK0→3000

 

 

「そして『おジャマ・キング』がいる限り、君達のフィールドのモンスターゾーンを3箇所を使用不可にする」

 

「けっ!名前どうりなお邪魔っぷりだな!ならさっさと退場してもらおうか!永続トラップ発動!『召喚制限―猛突するモンスター―』を発動!こいつがある限り、特殊召喚されたモンスターは攻撃表示になり、特殊召喚されたターンに攻撃しなければならない!」

 

「……ならバトル『おジャマ・キング』で『ユベル』を攻撃!」

 

「ヒャハハハ!永続トラップ『革命―トリック・バトル』発動!こいつは戦闘での上下関係を『ひっくり返す』!」

 

 

本来ならば攻撃力3000のモンスター(おジャマ・キング)攻撃力0のモンスター(ユベル)を攻撃した場合、攻撃力0(ユベル)の方が、破壊されるはずなのに、無残に壊れたのは攻撃力3000(おジャマ・キング)の方であった。

 

 

「何!?これは……」

 

「ヒャハハハ!言ったろ!戦闘での上下関係を『ひっくり返す』ってな!『革命―トリック・バトル』の効果で、攻撃表示同士の戦闘が行われる場合、攻撃力の高い方が破壊される!」

 

「そういうことか……だが、戦闘ダメージは君が、」

 

「勿論、『ユベル』の効果で戦闘ダメージを0にしているぜ。そして更に更にぃ!『ユベル』の効果を発動!このカードが攻撃された時!攻撃してきたモンスターの攻撃力分のダメージをてめぇらに与える!」

 

「何だと!?ぐっ……!」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP5000→2000

 

 

 

 

 

「さぁさぁ、その『ブルー』も攻撃してきなよ!」

 

「くっ、『おジャマ・ブルー』で『ユベル』を攻撃……」

 

「ヒャハハハ!『ユベル』と『革命―トリック・バトル』の効果はつど~う!『ナイトメア・ペイン』!」

 

「ぐうぅぅ!」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP2000→1000

 

 

 

 

 

『なんということだーーー!まさかのカウンターコンボにより、一気に虎丸 星&ナズーリンチームのライフポイントが1000ポイントになってしまったーー!』

 

「フィールドに『おジャマ』モンスターがいなくなったので『美朱濡』の攻守は元に戻る」

 

 

『サイバーエンジェル―美朱濡―』ATK3000→4000

 

 

「だ、だが、戦闘破壊された『おジャマ・ブルー』の効果でデッキから『おジャマ・デルタハリケーン!!』と『おジャマジック』を手札に……加え、速攻魔法『神秘の中華鍋』を発動し、『美朱濡』をリリースして、攻撃力か守備力のいずれかの数値分、自分はライフを回復する」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP1000→5000

 

 

 

 

 

「……え?なんで4000も回復してんの?」

 

「はぁ……『神秘の中華鍋』の効果はフィールドを参照する効果だからだ」

 

「え、あ……そ、そうなんだふーん……あ、った~!?なんで殴った!?」

 

「……悟れ」

 

「そして、メインフェイズ2に入り、私は魔法カード『おジャマンダラ』を発動。1000のライフポイントを支払い、墓地の『おジャマ・イエロー』、『おジャマ・グリーン』、『おジャマ・ブラック』を特殊召喚」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP5000→4000

 

 

 

 

 

『おジャマ・イエロー』ATK0→1000

『おジャマ・グリーン』ATK0→1000

『おジャマ・ブラック』ATK0→1000

 

 

「そして魔法カード『おジャマ・デルタ・ハリケーン!!』を発動!私のフィールドに『おジャマ』三兄弟がいるとき、相手モンスターを全て破壊する!」

 

「何だとぉ!?……な~んてな!ヒャハハハ!『ユベル』が破壊されたので、デッキから進化した姿で特殊召喚するぜ!出でよ!『ユベル―Das Abscheulich Ritter(ダス・アプシェリッヒ・リッター)』!」

 

 

『ユベル―Das Abscheulich Ritter』ATK0

 

 

「第二形態だと!?……カードを伏せて、ターンエンドだ」

 

 

 

星&ナズーリン 手札2

 

   『おジャマ・イエロー』ATK1000

   『おジャマ・グリーン』ATK1000

   『おジャマ・ブラック』ATK1000

 

   『おジャマ・カントリー』

   『昇華する魂』

    伏せ1

 

 

 

「俺のターン……ドロー……『スフィア・フィールド』の効果を発動。手札の『光の住人クレパール』と『魔族召喚師(デビルズ・サモナー)』でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!出でよ『No.92偽骸神龍Heart―eartH Dragon』!」

 

 

『No.92偽骸神龍Heart―eartH Dragon』ORU2 ATK0

 

 

「『Heart―eartH Dragon』はこいつが戦闘で発生するダメージを俺の代わりに相手に与える効果を持つ……『ユベル』とは違い、こいつは自身が攻撃しても効果を発動できる。いつまで耐えられるかな、バトル『Heart―eartH Dragon』で『おジャマ・イエロー』を攻撃」

 

「くっ!」

 

 

 

 

 

星&ナズーリン LP4000→3000

 

 

 

 

 

「……このままターンを終了する。だが、『ユベル第二形態』の効果を発動。このカード以外の全モンスターを破壊する!」

 

「なっ!」

 

「この時、ORUを持った状態の『Heart―eartH Dragon』は復活する」

 

 

『No.92偽骸神龍Heart―eartH Dragon』ORU0 ATK0

 

 

「更にORUととして墓地に送られた『光の住人クレパール』の効果を発動。『人造天使トークン』を2体特殊召喚する」

 

 

『人造天使トークン』ATK300

『人造天使トークン』ATK300

 

 

 

ファントム&正邪 手札1

 

   『ユベル―Das Abscheulich Ritter』ATK0

   『No.92偽骸神龍Heart―eartH Dragon』ORU0 ATK0

   『人造天使トークン』ATK300

   『人造天使トークン』ATK300

 

   『スフィア・フィールド』

   『召喚制限―猛突するモンスター』

   『革命―トリック・バトル』

    伏せ1

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。