嬉しい限りです。今後とも出来損ないをよろしくお願いします。
「あんたここで、何してんのよ!」
「そりゃあこっちのセリフだよ御坂」
レベル5の第3位電撃姫が立っていた。
「レベル5の第3位御坂美琴か…」
木山が御坂を見ているその隙に俺は、水流を放出して御坂の隣に移動した。
「あんた…そんな能力の使い方できんのね」
御坂が驚いた顔でこっちを見ている。
多分水を作ったことや、それを高速で放出させたことを驚いているのだろう。
「今はそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ」
「そうね」
俺たちは、木山を改めて見る。
「レベル5も参戦だと、少々厄介だな」
木山は手を顎に当てて少し考えている。
「あんたは、取り敢えず初春さんを起こして、安全な場所に逃がしておいて」
「だが、御坂あいつは」
「大丈夫。私は、レベル5の第3位よどんな奴でも、どんとこいよ」
「分かった。初春を助けたらすぐに向かうからな、後あいつは、沢山の能力を使うから気をつけろよ」
「分かったわよ、じゃあ頼むわね」
そう言って、御坂は木山のところへ向かった。
俺も、走って初春の元に走っていった。
青いスポーツカーの場所へ向かいドアが開くか確認する。
幸いドアは、開いている。ドアを開け初春の顔手のひらで、ペチペチと叩く。
初春がゆっくりと目を開けた。
「あれ玲さん?私、木山先生に捕まってそれから、警備員と木山先生が戦って、あれ?」
初春は、突然の俺の登場に驚いているようだ。そりゃあ驚くだろう起きたら、ジャッジメントの仲間が目の前にしかも、男と来たらな。
「落ち着け初春、俺は、お前を御坂と助けに来たんだ」
「はっそうです。木山先生は?」
「今、御坂と戦っている。俺も、今から向かうつもりだ」
「でも、これ……」
初春が手に持っているののを俺に見せてきた。
それは、小さなICチップだった。
「それは何だ?」
「幻想御手の使用者のための治療用ワクチンです。」
「それは、本当か!」
「はい、木山先生が渡してくれました」
「だと、したら木山の目的は、何なんだ……」
考え込んでいると後ろから大きな音が聞こえた。びっくりして、後ろを振り返ると橋が崩れていた。
これが、木山と御坂の戦いの余波かだとしたら、御坂が危ない!
「取り敢えず初春は、その治療用ワクチンを警備員に届けに行ってくれ!俺は、御坂の援護に向かう」
「でも、木山先生が」
「大丈夫だ!!」
俺は、初春を見てはっきりとそう言った。
初春は、真剣な表情の俺を見て目を見開いて驚いている。
「俺を信じろ!!」
「……分かりました」
そう言うと、初春は警備員のところへと走っていった。
「よし、じゃあ俺も行くとするか」
俺は、水流を使い高速で、木山の元へ、向かって行った。
橋が壊れたところから顔を覗くとそこには、倒れている御坂と立っている木山がいた。
いや、よく見ると御坂はこっそりと木山に近づいている。
どうやら、不意打ちを仕掛けるようだ。なら、俺が出来る行動は、
「木山ぁぁぁ!!」
木山が御坂が気絶しているか、後ろを向こうとしていたのを叫んで止める。そう、俺が出来る行動は木山の意識をこっちへ、ずらす事。
「ん?何だ君か、見ての通りレベル5の第3位は、倒れてしまっ……何!」
木山が後ろを向いたが、もう御坂は木山に手が届く距離にある。
「隙あり!」
御坂は、木山に抱きつき電撃を木山に放った。
ゼロ距離での、電撃なのだ。かなりのダメージを受けただろう。
その直後だった、御坂と木山が頭を押さえ呻き始めた。
「おい御坂!」
呼びかけるが御坂は反応しない。
「どうなってんだよ」
俺は、取り敢えず御坂の元へと向かおうとすると、後ろから声が聞こえた。
「おい玲!!」
後ろを見るとそこには、黄泉川が立っていた。
黄泉川は警備員用の装備をしているがところどろこ汚れていた。
「お前、こんなところで、何してんじゃん!?」
「俺は、ジャッジメントですから、現場に来ました」
「ジャッジメントでも、危険で来させないじゃん。そもそも、お前はもうジャッジメントをやめてんじゃん」
「俺は、今日をもって正式なジャッジメントになります。俺は、試験は合格してるんで後は、書類にサインすればいいんすよね」
「それでもここは、学生が来ていいところじゃ」
「友達!!」
「えっ?」
「人は、守りたいものがあれば強くなれるじゃん。それは、黄泉川が言った。だから、俺は友達を守りたい!
初春を守りたい!だから、ここに来たんだ!!」
「……玲には、負けたじゃん」
黄泉川は笑ってそう言った。
「じゃあ、木山を逮捕しに行くじゃん」
黄泉川は、真剣な顔をして木山のいる橋の下に向かおうとした時だった。
黄泉川が、消えた。
「なっ」
俺は、横を向いたするとそこには、胎児の様な化け物がいた。
その化け物は、触手を生やしておりそれが、黄泉川に当たったのだと、すぐに俺は、予想できた。
「てめぇ!」
化け物は、俺を見て触手で攻撃してきた。俺は、触手を手を出して触手を凍らせた。
後ろを見ると黄泉川は、コンクリートの壁にぶつかってはいるが背中に背負っていた盾のおかげで無事のようだ。
改めて化け物を見る今度は、殺意を込めてだ。
「ぶっ倒してやる」
殺意を込めて俺はそう言った。
次回は、バトルです。