それは、身体検査の終わった後のことだった。玲《レイ》は身体検査が終わりかなり暇をしていた。道路を歩きながら今後の事を考える。
うーむこれからどうするか、本屋であの本買うか。いやその前に夕食の用意しねぇと
冷蔵庫になんかあったけ?いや何もなかったじゃあ買い出しってやべぇ財布に何もないうーむよし銀行に行こう。と考えをまとめ近くの銀行を見つけそこに行こうとすると。
何故か銀行のシャッターが下りていた。……これはもしやと嫌な予感が走った。その直後銀行のシャッターがドォン!という爆発音のせいでシャッターを内側から壊された。そして、銀行のドアからいかにも悪党やってますと言わんばかりの男達がでてきたざっと3人いる。
この状況を見て玲はこう思った。よし逃げようと…多分上条当麻ならばすぐさまこの状況を何とかしようとするだろう。そして能力を持っている勇敢な奴も何とか出来るだろう。だが、能力を持っていたとしても所詮は人間。銃を撃たれたら死ぬし車にはねられたら死ぬ。人間なんてこの程度なのだ。俺は一番知っている人間の脆さをそして恐ろしさを。だから俺は、面倒ごとには関わらない。その行動に強い意志がないかぎり。
少し遠回りだが次の銀行へ行こうと足を進めようとしたその時だった。
「風紀委員《ジャッジメント》ですの!!」
ツインテールの髪型をした女の子の声が聞こえた。あれはジャッジメントだこの人達がいれば俺が遠回りをすることがないと静かにガッツポーズをする。
風紀委員《ジャッジメント》とは、能力者の学生たちによる学園都市の治安維持機関の事だ。
多分事件を解決するだろうと思い足を止める。
どうやら強盗達は、ジャッジメントを中学生と見て舐めきっているようだ。太い身体をした強盗1がジャッジメントに襲い掛かる。だがあっさりと倒されたジャッジメント用に戦闘訓練もされているので当然と言えば当然なのだ。
強盗達は油断しずに襲い掛かる。強盗2は手に球状の炎を作った。あの炎の大きさからして、Level3か2の発火能力者《パイロキネシス)だろう。だが彼等は知らないらしい、あの制服は常盤台中学だろう。
Level3以上しか入れないという超名門中学そこの中学の生徒で風紀委員《ジャッジメント》ならば必ず勝てるだろう。
やはり、倒せたようだ安心して金を下ろせると胸を撫で下ろす。
……そう言えばもう一人いたようなと思い周りを見回す。その時、女の子の声が聞こえた。
「離して…くださいっ!!」
と強盗3を必死に止めているようだ。
強盗3は子供を人質にしようとしてそれに気づいた女の子が止めようとしたらしい。ふと疑問に思った何故彼女は能力を使わない?まさかと思ったもしや彼女は能力を使えない!?
そういうことにすれば納得がいく。だが、呆れと同時に嬉しさが込み上げてきた。俺はそんなことをする奴は上条当麻だけと思っていた。上条以外にいるとは思ってなかったから。
ならば助けるしかない彼女を救う為には、能力を使うしかない彼女には事件を解決したいという。強い意志があるから。俺は能力を使った。