とある科学の出来損ない。   作:レモネードOR

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久しぶりに投稿した様な気がします。
お気に入りが何と40を越しました〜〜本当に嬉しいです。
これからもこの出来損ないをよろしくお願いしまーす。


ステイル=マグネス

信号機や駐車場があるなか、赤髪の魔術師と俺は道路でしばらく睨み合っていた。

 

「お前達の目的って何なんだ?」

 

「君には関係ないね」

 

「インデックスが、関わってんのか?」

そう聞くと魔術師は眉をピクリと吊り上げたがすぐに戻し、こう言い放った。

 

「僕の役目は彼女の回収だ。その為なら目的に障害になるものがあるなら、君達を殺してでも達成しなければいけない!」

 

「生憎簡単に殺される訳にはいかないな」

 

「そうかい、なら消えてもらうまでだよ」

そう言うと、魔術師が何かを呟き、呪文の様なものを唱え始めた。

 

「Fortis931(我が名が最強である理由をここに証明する)灰は灰に塵は塵に吸血殺しの紅十字!」

そう唱えると炎の形をした矢が手から作り出していた。

それは、どこか、俺の能力に似ている様な感じがした。

 

「今回は、イノケンティウスを作れなかったからね少々戦い方を変えさせてもらうとしよう」

イノケンティウス?聞きなれない名前が出た。もしかしたら、何かの魔物なのか、若干気になった。

 

「イノケンティウスって何だよ?」

 

「君には教える必要はない」

 

「自分で言ったくせに」

俺は、皮肉を込めたように言った。

 

「とにかく、君には死んでもらう!!」

炎の矢を俺に向けて放った。それを俺は、右手で熱を吸収し受け止める。

 

「消えた……いや吸収された…!学園都市には珍しい能力があるんだね」

 

「そういうお前は、炎中心の魔術かよ」

 

「ルーンを書けば他の魔術も使えるけどね…さぁおしゃべりの時間は終わりだ」

互いの簡単な情報交換を済ますと、魔術師は今度は左に矢を放った。

 

 

それを、右手同様左手で受け止めようと左手を前に出した。

その時、ブシュッという音と同時に激痛がした。

「ッ!!」

慌てて左手を確認するとそこには、何かが手の中心に刺さっていた。それを右手で引っこ抜くと

それが、止血代わりになっていたのか、血がドクドクと流れてきた。

(これは、ダーツの矢かっ!)

 

 

左手の表面温度を下げて傷口を氷で止血する。そうとう痛いが雑菌が入るよりマシだろう。

魔術師は、続けて、矢を放つ。それを俺は、右に避ける。

続けて、高速で何十本の矢が上から降ってきた。

それを、両手で氷の盾を作って防ぐ。

 

「……すごいね君の能力でも、それじゃダメだよ」

 

「それってどういう…ッ!」

右足に激痛が走った。足を見ると、足に矢が刺さっていた。

左からヒュンという音がして、後ろに後退すると。俺がいた場所に矢が高速で飛んできた。

 

「余所見をすると危ないよっ!」

声が聞こえて前を見ると矢が飛んできた。それを、左手で氷を作りそれを止める。

(どうなってやがる!こいつ能力は、炎を操る能力のはず!)

続けざまに、矢が放たれる、それを右手の水流を発動しておし流す。

炎が無くなると、矢も簡単に押し流された。

(そうか、この矢の速度の元は炎による爆風!)

 

「氷に次いで水も操れるなんて、凄いねでも、もう終わりだ!」

魔術師が手を前に出すと、自分の周りが火で囲まれた。

そして、無数の矢が四方八方に放たれた。そこに紙の様なものが目に入った。

俺は左手の水流を使って上に跳ぶと魔術師が俺の目の先にいた。

 

「見えているよ!」

魔術師の手から矢が放たれる。それを、俺は手で氷を作り受け止める。

 

「なっ!同時に2つも!」

 

「どうやら、俺が一種類の事しか出来ないとでも思ってたのか?」

 

「確かにそう思ってたよでも、この勝負僕が有利な事に変わりはない!」

 

「魔術師……それは、死亡フラグってやつだぜ」

俺は、そう言って水流を解除して地上に戻る。片手では奴を倒す事が出来ないからだ。

 

「俺に両手を自由にさせた。この時点でお前の負けは決定した」

 

「何を言っているん…ッ!」

魔術師も気づいた。俺の左手には炎の球が作られている事に。

 

「炎。まさか、君には、こんな能力もあったとはね少し驚いたよ」

 

「それだけじゃねぇよ」

右手で氷の矢を作り矢を炎に近づけると、バンっ!という音とともにその矢は、高速で魔術師の元へと飛んで行った。

 

「っ!」

魔術師はそれを、炎で溶かして俺の方を睨んだ。

 

「僕の、とった爆風と同じことをしたんだね」

 

「ご名答、でも目的はお前をこれで、攻撃することじゃない」

 

「どういうことだ!」

 

「こういうことだよ」

再び矢に炎を近づける。そうすると、氷の矢はあちこちに飛んでいき。白い紙の様なものに刺さる。

 

「まさか!」

 

「そうお前の魔術の元になるものを破壊した。そうすればお前を無力化することなんて簡単なんだよ」

 

「どうして!気づいたルーンだって、気づかない位置に置いといたはず!」

 

「確かに、お前のルーン?ってやつは、見えなかったし分からなかった。でも、お前は最初らへんでこう言った。ルーンを書けば他の魔術も使えるって」

 

「まさかその時からっ!」

 

「ルーンってやつを探してたよ、見つけれたのが結構遅くなって炎に囲まれた時だったけどな、それを温度を感知でカードを見つけて氷の矢でカードを切ればもうおしまいってことだ」

氷の矢が四方八方に放たれて、カードを破壊していった。瞬く間に全てのルーンが書かれたカードは消滅した。

 

「終わりだ!魔術師」

 

「まだだ!僕は、諦めるわけにはっ!」

 

「ステイルっ!」

女の人の声が遠くから聞こえそちらを見る。そこには、倒れている上条とそれをしたであろうポニーテールの女の人が立っていた。

 

「あとは、私がやります。下がりなさいステイル」

どうやら、戦っていた魔術師の名はステイルというらしい。

ポニーテールは、ステイルに指示をしている。多分この女はステイルの上司なのだろう。

 

「だが、神裂僕はっ」

 

「下がりなさい」

 

「くっ!」

ステイルが何か反論しようと口にした途端、神裂の一喝によって素直にステイルは引き下がった。

この男を素直に引き下がらせる位この神裂という女は地位が高いか、ステイルよりも遥かに強いのだろう。

 

「あそこにいる少年を連れて早くここから立ち去りなさい」

 

「お前達の目的はなんだ?」

 

「ステイルが言った様にあの子の回収です」

ステイルが言っていることと同じことを言っている。それが、おかしいステイルと俺が話していた時には、神裂は上条と遠くにいたはず、なのにあの距離からステイルの声を聞くなんておかしいのだ。

 

「聴力強化の魔術か?」

 

「あなたに答える義理はありません。早くそこから立ち去ってください」

取り敢えず、情報収集のために聞いてみたが、簡単には口を割らない。

神裂はそのまま刀の柄に手を置いた。いかにも、戦闘体勢って感じだ。

 

「嫌だね」

 

「そうですか…」

神裂は悲しそうに言って刀の柄を掴んだ。

 

「やるしかないんですね?」

 

「ああ」

 

こうして、一人の聖人と能力者の戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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