深海棲艦が居なかった世界 作:グーン線
ーある日、アメリカ西海岸にある1つの地方都市が突如深海棲艦に襲撃された。米軍は深海棲艦に攻撃した。しかし、攻撃は通用するが、深海棲艦の数が多すぎ、いくつもの軍艦が沈められ、何人もの兵士が散っていった。深海棲艦によって人類が絶望に浸っていた時にそれは現れた。それは、日本近海で第1護衛隊群が深海棲艦と戦闘中に発生した。それは1隻の護衛艦に所属している1人の男性自衛官が、体の不調を訴えた事だった。暫くし、その自衛官は頭の不調も訴えた始めた。それは、自分の記憶ではない記憶が突如、頭の中に浮かんできたのである。暫くすると、男性自衛官の身体全体が光り始めた。そして、その男性自衛官は・・・
艦娘の電になっていた。ー
「うーん、これで大丈夫かな・・・。」
1人の男性が携帯を見ていた。彼の名は「松本 大智」艦これと電車が大好きな普通な男子高校生である。彼は今、電車の中で艦これの小説を小説サイトで書いていた。彼は電車の先頭車両にいる。
「やっぱり、男性自衛官が艦娘になるより女性自衛官がなった方がいいのかなぁ・・・・・・。」
大智は1人でブツブツ呟いていた。彼はリュックを背負い、片手にビニール袋を持っている。もう片手には携帯を持っており、大智は運転席との壁に寄りかかっていた。
『この電車は、京葉快速、蘇我行です。次は、新木場、新木場に止まります。新木場の次は舞浜に止まります。』
車掌の声がスピーカーから聞こえる。ステンレス製の脆そうな車両は暗いトンネルを抜けて電車を渡り始めた。
タタンタタンダタンタタンと言う音を出しながら鉄橋を電車は渡っていく。
電車は駅を一つ飛ばし、次の鉄橋を渡っていった。
『間もなく、新木場〜、新木場です。お出口は〜右側ですっ!りんかい線、地下鉄有楽町線はお乗り換えです。』
車掌の声が聞こえた。
その時、
キュ、キュ、キュ、キュキュキュキューーーーーーゥ!!!
「うわぁ!!!」
携帯とビニール袋の中身が床に落ち、大智は床に倒れ込んだ。
「何だ!?何だァ!?」
乗客が騒いでいる。
電車が急ブレーキかけ、橋の上で停車したのだ。
「イタタタタ。」
大智はゆっくり立ち上がり、ビニール袋から落ちた物を取りに行った。
「大丈夫ですか?はい、これ。」
「あ、ありがとうございます。」
ビニール袋から落ちた物は近くの乗客が拾ってくれた。
「しかし、何で止まったんだ?」
大智が運転席を見た。運転手は輸送指令と話していたようだ。大智にとってはとても気になることだったが、大智は会話よりも前方の方が気になっていた。
「輸送指令!!!こちら・・・M運転士です!!!大変です!!!線路上に駆逐イ級が!!!」
その光景は、この世に存在しないはずの駆逐イ級が電車の目の前にいた後継だった。