三村かな子に双子の兄がいたら。   作:ラムネ色

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1.2ヶ月ぐらいのペースで更新って言ったけど、5ヶ月もかかってしまった。


しかも、アニメ9話の話ではなくオリジナルの話です。


すいません。


息抜き程度に書いたのでそんなに長くはないと思います。


よかったらどうぞ。


アイドルも恋愛事情には興味があるようです。

「ねぇねぇープロデューサー」

 

 

ある日の昼下がり、俺はシンデレラプロジェクトの部屋で静かに本を読んでいると、未央ちゃんがプロデューサーさんに声をかけた。

 

 

プロデューサーさんはみりあちゃんと莉嘉ちゃんと話をするのを止め、未央ちゃんの方に顔を向ける。

 

 

「どうしました本田さん」

 

 

「いやーちょっとプロデューサーに聞きたいことあってさー! あ、りっくんにも聞きたいんだけどさ!」

 

 

「え、俺にも?」

 

 

「そうそう!」

 

 

「まあ、答えられる範囲ならいいよ」

 

 

「プロデューサーもいい?」

 

 

「はい。 構いません」

 

 

「じゃあ聞くけどさ、プロデューサーとりっくんって告白されたことある?」

 

 

未央ちゃんがそういうと、シンデレラプロジェクトの部屋は静まり返った。

 

 

さっきまで楽しそうに騒いでいたみんながこっちに意識を向けてることが分かる。

 

 

ちなみに今日の分の仕事やレッスンは終えているから、メンバー全員部屋に残っている。

 

 

「えっと、なんでそんなこと聞くの?」

 

 

「あたしの友達がさ、学校で告白されたんだよね。それを聞いてプロデューサーとりっくんはどうなのかなって気になったちゃった!」

 

 

それを聞いたみんなは俺とプロデューサーさんに目を向ける。

 

 

多くの目が輝いていた。

 

 

そりゃアイドルでも年頃の女の子だもんなぁ。

 

 

色恋沙汰には敏感だし、興味があるのも当然か。

 

 

「○○……ちょっと気になります」

 

 

「プロデューサーと陸っていうのが面白いかも」

 

 

「いいじゃんいいじゃんー! あたしも気になるー!」

 

 

「みりあも気になるー!」

 

 

アーニャちゃん達がそう言うと、みんなこっちに寄って来た。

 

 

あ、杏ちゃんだけ寝ようとしたけど、きらりちゃんに連行されてこっち来た。

 

 

「プロデューサーと陸チャン早く教えるにゃ!」

 

 

「なんだかドッキドッキだよぉ〜☆」

 

 

「ドキドキはいいから杏降ろしてぇ〜」

 

 

俺とプロデューサーさんは顔を見合わせる。

 

 

プロデューサーさんはとても困った顔をしていた。

 

 

まぁ、それは俺もか。

 

 

「ちなみに黙秘権ってのはある?」

 

 

そう聞くと多くの人間が×マークを作る。

 

 

特に李衣菜ちゃんの×マークが大きい。

 

 

いつもロックロック言ってる李衣菜ちゃんだけど、やっぱりこういう話題は気になるんだな。

 

 

後、卯月ちゃん今日一番の笑顔だね。

 

 

やっぱり華の女子高生なんだね。

 

 

「はぁ……分かった教えるよ」

 

 

そう言うとアイドルのみんなは嬉しそうに笑い、プロデューサーさんも困った時の仕草をしたが首を縦に振った。

 

 

この状況で逃げるのは難しいもんね。

 

 

「俺は告白したこともされたこともないよ」

 

 

そう言うとみんな『意外ー!』、『可愛い顔してるのに』と言ってくる。

 

 

可愛い顔は関係なくない?

 

 

「なんだかちょっとビックリです」

 

 

そんなことないよ智絵理ちゃん。

 

 

「年上に好かれそうなタイプに見えるけど……」

 

 

美波さん。年上のお姉さまと関わる機会なんてそうそうないです。

 

 

「若き乙女達にも人気がありそうだが……」

 

 

蘭子ちゃん。 年下の女の子とも関わる機会そうそうないよ。

 

 

「兄さんだからね」

 

 

かな子。 それはどういう意味? お兄ちゃん怒らないから言ってみなさい。

 

 

「プロデューサーはどうなの?」

 

 

みんなきゃっきゃ騒いでいたけど、凛ちゃんがプロデューサーさんに聞くと、みんな騒ぐのを止める。

 

 

こういう時の女の子って行動早いよね。

 

 

「えっと、その……」

 

 

「プロデューサーさんどうなんですか?」

 

 

俺はプロデューサーさんに話しかける。

 

 

すると、プロデューサーさんは頬をポリポリ掻きながらこう言った。

 

 

「告白されたことは何度かあります」

 

 

それを聞いた瞬間、アイドルのみんなはキャー!っと言って、テンションを上げる。

 

 

きらりちゃんなんてテンション上げすぎて杏ちゃんモフモフしてるよ。

 

 

杏ちゃん暑そうだなぁ。

 

 

「ねぇねぇどんな人に告白されたのー? お姉ちゃんみたいなギャル? それとも美波ちゃんみたいな大人っぽい人ー?」

 

 

「わ、私そんな大人っぽくないわよ」

 

 

「美波チャンが大人っぽくないならみく達はどうなっちゃうニャ」

 

 

「自信持ってくださいミナミィ」

 

 

なんだかカオスな空間になってるなぁ。

 

 

これが恋に飢えた女の子の怖さか……。

 

 

「どんなタイプだったのかは言えません」

 

 

そう言うプロデューサーさんに向けて、何人かが教えてーと言うが、プロデューサーさんはなかなか口を開こうとしない。

 

 

結局、美波さんがみんなに声をかけ、かな子がおやつを配ったことで、教えてと言う人はいなくなった。

 

 

しかし、プロデューサーさんは『告白してくれた女性は、全員笑顔が素敵な方でした』と言うと、みんな『また笑顔か〜』と言って笑った。

 

 

その後は、未央ちゃんやみくちゃんがプロデューサーさんに『あたし達の笑顔も素敵〜?』と聞いたりして、プロデューサーさんの反応を楽しんでいた。

 

 

俺はそんな微笑ましい様子を見ながらこう思った。

 

 

……プロデューサーさんって案外モテたんだな。羨ましいなぁ……。

 

 




次はもうちょっと早く書けるように頑張ります。
次ももしかしたらオリジナル話かもです。
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