初めてパソコンで書いたので色々読みづらいかもしれません。
よかったらどうぞ。
「ありがとうございましたー!! またのご来店お待ちしております!!」
俺は店員の声を聞いてコンビニから出る。
外は暗く、仕事終わりであろう社会人や塾帰りの学生が俺の目に入った。
「まあこんな時間だしな...」
俺は自分の腕時計を見る。今の時刻は21時30か...この時間にしてはいつもより人がたくさん居る気がする。
やっぱり明日が休みだから外に出ているのかな?
俺はそんなことを思いながら家に向かう。
明日はバイトも休みな最高の休日だし、なにして過ごそうかな?
俺はコンビニで買ったジュースを飲みながら考える。
まあ時間はたくさんあるし、とりあえず帰って風呂入って決めようかな。
そう決めた俺はジュースを袋に入れて、家に向かって走った。
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「ただいまー」
俺は息を整えながら玄関に着くと靴を脱ぐ。
リビングから光が漏れ、テレビの音が聞こえるから誰かいるのだろう。
俺はそう思いながら靴を並べようとする。そこで靴がいつもより多いことに気付いた。
...この靴は女性の靴だよな? しかも二人分ある。
靴の感じから母さんの友達ってのはないな。父さんも今まで女性を二人も家にあげたことがないからあり得ない。
ということはかな子の友達が来たのかな?
なら俺はどうしようか。かな子の友達が家に来たときは基本的に部屋に籠ってるからなぁ。
俺はどうしようか考える。
もし、かな子の友達が今日家に泊まるなら、俺は家にいない方が良いだろうな。
相手の子にとっても、俺にとっても年が近い異性がいる空間は落ち着かないだろうし。
そうなったら俺はいつも通り友達の家に泊めてもらおうかな。ついでに城ケ崎美嘉のライブのチケットのお礼もしておこう。
俺は今後のことを考えながら、リビングの方に向かう。
さて、どんな子が遊びに来てるのかな?
俺はドアの隙間を覗く。
中にいたのはソファーでぐてーとしている小さな女の子と、かな子の横でなにかを作っているツインテールの女の子だった。
...あれ? 凄く見覚えがある女の子達なんだけど。
てか......
「杏ちゃんそれ俺の部屋にある漫画じゃん! なに勝手に読んでんの!?」
「おお~お帰り陸。そしてお邪魔してまーす」
「お帰りなさい陸さん。今日のご飯はかな子ちゃんと私で作りました。味は大丈夫だと思います」
やっぱり杏ちゃんと智絵理ちゃんじゃないか!!
「お帰り兄さん。手洗ったらご飯にしようね」
「それは分かったけどさ、なんで二人が家にいるの? 俺聞いてないいんだけど」
俺は鍋を持っているかな子に聞く。
すると、かな子は少し悪い顔をしながらこう言った。
「今日は二人とも家に泊まるんだよ! 兄さんには内緒にしてたけどね!」
......いや、それはいけんでしょ。
アイドルが同い年の異性の家に泊まるのはいけないでしょ。
妹目的で来たとしても、やっぱりいけないって!俺も心がもたない気がするし!
いや、ちょっと待てよ...そうだ、さっき考えたばかりじゃないか。
かな子の友達が泊まる時は俺も友達の家に泊まればいいって。なら、問題がないはずだ。
俺は少し落ち着く。
友達に連絡とって風呂に入った後、かな子と智絵理ちゃんが作ってくれたご飯を食べて家を出ればいい。
うん。これなら問題ないな。
そう思っていたが、かな子は俺の考えを読んでいたのか、俺のプランを壊していく。
プロデューサーさんには俺がいる状態での泊まりの許可は貰っているから、俺が家から出る必要はないし、杏ちゃんも智絵理ちゃんも俺がいることに反対はないらしい。
しかし、流石に同い年のアイドルが同じ空間にいると緊張するから、それとなく家を出るプランを考えてかな子達に提案する。
かな子達と話し始めて約十分で決着がつく。
結果は俺も家に居ることになった。決め手は智絵理ちゃんの涙目&上目使いだった。
......智絵理ちゃんを使うなんてかな子はなんて卑怯なんだ!
悪魔! 鬼畜! お菓子! かな子!
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「...隣に杏ちゃんと智絵理ちゃんがいるのか。ああやっぱり落ち着かない!」
俺はあの後風呂に入って、かな子達とご飯を食べた。
かな子と智絵理ちゃんの作ったご飯は美味しく、アイドルが作ったご飯を食べれる嬉しさを噛み締めた。
その後は杏ちゃんと漫画の感想を言い合ったり、かな子達のお手伝いをして過ごした。
今はかな子の部屋にはキャンディーアイランドの三人が居り、俺は自分の部屋に帰っている。
「それにしても、杏ちゃんと智絵理ちゃんのパジャマ可愛かったなぁ」
俺は二人のパジャマ姿を思い出す。
杏ちゃんのパジャマは可愛らしいウサギが描かれているパジャマで、それを着た杏ちゃんはお人形さんみたいな可愛さがあった。
智絵理ちゃんはピンクの長袖長ズボンのパジャマで、星が描かれていた。それを着ている智絵理ちゃんは可愛さと少しの色気があったように思う。
......パジャマ姿の女の子の破壊力凄いな。俺の思考がどんどん悪い方へと流れていく。
あ、ちなみにかな子はショートパンツとタンクトップを着て、髪で小さなお下げを作っていた。いつも通りの可愛さで兄さんは安心したよ。
トントン
「はーいどうしたのー?」
俺は心の中でみんなのパジャマ姿を思い出していると、ドアをノックされた。
父さんは出張で今日と明日いないし、母さんもご近所の奥様達と温泉旅行に行っている。
なら、かな子達の誰かだな。
俺はドアに近づいて開ける。
するとそこにはぬいぐるみを持った杏ちゃんがいた。
「どうしたの杏ちゃん? なにか用?」
「人生ゲームするんだけど一緒にどう?」
人生ゲームか...別にやってもいいけど。
「どこでやるの?」
「かな子ちゃんの部屋。ちなみに陸に拒否権はありません」
「なんで!?」
「これはなんだと思う?」
そう言って杏ちゃんは一冊のノートを見せてくる。
そ、そのノートは...!!
「いや~陸にもこんな時期があったんだね。まあ、こんな物書いてたから蘭子ちゃんの言葉が少しは分かるのかな。ねえ、『リク王』」
「どうしてそれ持ってんの!? かな子さえその存在をしらないのに!!」
「さっき漫画借りる時に見つけたよ。 なかなか面白かった」
「読んだの!?」
「読んだよ。 なかなか考えられてる設定じゃん。必殺技もいい感じに厨二ぽいし、蘭子ちゃんに見せたら喜ぶんじゃない?」
「喜ぶだろうけど、俺が精神的にやられる!!」
「おっそれは『リク王』の必殺技の一つ『破壊の眼(ディストラクションアイ)』でやられるの!?」
「杏ちゃんの言葉の刃でやられるよ!! 分かった人生ゲームやるから早く部屋に行こう。そしてこのことは内緒にして!!」
そう言うと、杏ちゃんは満足したのか俺にノートを渡してきた。
あっ...ちゃんとノートは返してくれるんだ。そこは優しいんだね。
俺はノートを自分の部屋に置き、杏ちゃんと一緒にかな子の部屋に向かった。
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「連れてきたよー」
「杏ちゃんありがとー」
「お疲れさま杏ちゃん」
俺はかな子の部屋に入る。
相変わらず可愛らしい部屋だな。ピンクを基調にしたベットやタンス、マカロン型のソファーが置いてあって、壁には脱いだ制服が掛けられている。
いかにも女の子って感じの部屋だ。
「もう人生ゲーム始める準備はできてるから、後は順番を決めよう」
俺達はジャンケンをして順番を決める。
順番は杏ちゃん→智絵理ちゃん→俺→かな子の順番だ。
「じゃあ杏から始めるぞ--!! とりゃ!!」
杏ちゃんはルーレットを回す。
人生ゲームの開始である。
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「か、勝ちました!!」
「だぁー負けたーー!」
「あとちょっとだったのに」
「みんな強いなぁ」
人生ゲームは凄い戦いだった。俺以外は結婚し、みんな収入が高い仕事に就いて、ゴールまで三人で最後の最後まで競争していた。
それに対して俺は結婚することができず、安定した仕事に就くこともできず、ぶっちぎり
の最下位だった。
しかし、神は俺を見捨てていなかった。
人生ゲームをしている最中、みんな夢中になっているのかいつもより大胆だった。
杏ちゃんは俺の近くにいたから身体が時々触れ合っていたし、智絵理ちゃんとはルーレットを回す時、お互いの手が触れ合った。
まさか男なら一度は想像するであろう、図書館で本を取ろうとすると女の子と手を取り合うみたいなシュチュエーションが現実に起こるとは思わなかった。
智絵理ちゃん顔真っ赤にして可愛かったなぁ。
まあ、俺も顔真っ赤だったんだけどね。
...智絵理ちゃんの手、柔らかかったなぁ。
ちなみに、かな子は俺のすぐ隣にいた。かな子の大きなアレが時々腕に当たっていたが、妹なのであまり気にならなかった。
これが美波さんやみくちゃんなら俺はやばかったかもしれない。
「あ、もうこんな時間かぁ」
俺がそんなことを思っていると、かな子が時計を見た。
時間は12時を周り、日付が変わっていた。
明日は休みだけど、夜更かしは美容の敵だっていうし、今日はこれでお開きかな?
俺の予想は当たり、かな子と智絵理ちゃんが人生ゲームを片付ける。
杏ちゃんはまだゲームで遊びたいと言っていたが、諦めたのか口を尖らせた。
「じゃあ今日はこれでお開きにしよっか」
「かな子ちゃん。もう日付変わってるよ」
「あ、忘れてた」
キャンディーアイランドの三人が楽しそうに笑う。
あのテレビ出演から三人の仲は良くなったな。
俺は三人を見ながら嬉しい気持ちになる。
かな子はアイドルを楽しそうにしてるし、友達も増えた。
前よりも積極的になったし、明るくなったと思う。
本当に魅力的な女の子になったなぁ。
「じゃあ、俺は部屋に戻るとするよ」
俺は立ち上がり、三人に告げる。
三人とも俺に「おやすみ」と言ってくれた。
さて、部屋に戻るか。
でも、その前に...
「俺、ホットミルク飲もうと思うけど、誰かいる?」
俺がそう言うと、杏ちゃんとかな子はいらないと言ったが、智絵理ちゃんが遠慮がちに手を挙げた。
どうやら智絵理ちゃんは寝る前にホットミルクを飲むのが習慣らしい。
でも、怖い夢を見て目を覚ますことがよくあるそうだ。
それを聞いてかな子が三人で寝ようと提案したが、流石に一つのベットで三人が寝るのは無理だ。
杏ちゃんが潰れてしまうかもしれないしね。
「じゃあホットミルク持ってくるから待ってて」
「あ、兄さんやっぱり私も欲しい」
「杏ももらおうかな」
俺が部屋を出ていこうとすると、かな子と杏ちゃんがお願いしてくる。
...まったくしょうがないなぁ。
「ちょっと待ってな」
俺は部屋を出て、ホットミルクを作る。
そして、かな子の部屋でみんなホットミルクを飲んだ。
ホットミルクを飲んでる途中、みんなでたわいのない話をした。
みんなの学校生活はどんなのか、成績はどうか、最近駅前にできたお店がお洒落らしいなど、本当にたわいのない話。
でも、そんな話をみんな楽しそうに笑いながら話した。
穏やかな時間が流れる。
気付いたらキャンディーアイランドの三人は寝ていた。
俺はみんなをそれぞれの布団やベットに移動させて、毛布をかける。
そして、かな子の部屋を出た俺は、自分の部屋である願い事をして眠りについた。
それは『みんながこれからもっと輝けますように...』という願いだった。
余談
朝起きると智絵理ちゃんが顔を真っ赤にしていた。
どうやら俺に寝顔を見られたことと、布団まで運んでもらったことが恥ずかしかったらしい。
杏ちゃんとかな子は特に反応しなかったから、智絵理ちゃんの反応はとても新鮮で可愛らしかった。
杏ちゃんのパジャマはオリジナルです。
智絵理ちゃんのパジャマは【パジャマパーティー】を参考にしました。
かな子はデレステのSSR【ドルチェ・クラシカ】の部屋とパジャマを参考にしました。
見てみるとどんな部屋かパジャマ姿か分かりやすいかもです。
次は多分凸レーションの話です。
それではまた。