三村かな子に双子の兄がいたら。   作:ラムネ色

19 / 27
アスタリスクのオリジナル話。


アニメ11話に陸くんを入れて進めるのが難しかったのでオリジナル話にしました。


アニメ11話から数日経っているお話です。


よろしければどうぞ。


猫アイドルとロックアイドルと一緒に猫カフェに来ました。

「にゃ〜ネコチャン可愛いにゃ〜♪」

 

 

「ま、まあまあいいんじゃない?……へへへ」

 

 

「まあまあの割には李衣菜ちゃん顔緩々だよ?」

 

 

「そ、そんなことないよ!!」

 

 

落ち着いた雰囲気のカフェにいるのは多くの猫とお客さん。

 

 

それぞれが思うように好きな事をしている。

 

 

猫を膝の上に乗せながら雑談する主婦。

 

 

スマホを構えてキャーキャー言いながら写真を撮る学生。

 

 

猫じゃらしを使いながら猫と遊ぶ子ども。

 

 

みんな楽しそうだ。

 

 

初めて猫カフェに来たけど、これはハマりそうだなぁ。

 

 

「にゃ〜まさか仕事の合間にネコカフェに来れるなんて予想外にゃ!!」

 

 

「これもプロデューサーのおかげだね」

 

 

初めてやったアスタリスクのライブから数日。

 

 

あれから少しずつアスタリスクの知名度が上がり、仕事も増え始めている。

 

 

今日もお仕事を何個か終えて、今は次のお仕事まで猫カフェで休憩している状態だ。

 

 

「でもプロデューサーさん来れなくて残念だね」

 

 

「しょうがないにゃ、Pちゃんもお仕事で忙しそうだからにゃあ」

 

 

「どうせなら猫と戯れるプロデューサー見たかったなぁ」

 

 

「ネコと戯れるPチャンかぁ……なんだか凄い絵面にゃ」

 

 

「そう? 俺は猫を優しく撫でながら微笑むプロデューサーさん想像できるけど」

 

 

「私は猫にニゴッって感じの固い笑顔を見せて、猫に逃げられるプロデューサーが想像できるよ!!」

 

 

「りーなチャンのは酷いにゃあ……」

 

 

俺たちはランチを食べながら会話をする。

 

 

うん、このパスタ美味しいなぁ。ケーキとかデザートもあるみたいだし、次はかな子と来てみようかな。

 

 

「りーなチャン。 ごはん食べながら視線はネコチャンに向いてるにゃ」

 

 

「そ、そんなことないよ!」

 

 

「ええ〜さっきからこっちに来て欲しいなぁって感じで見つめてるのにぃ?」

 

 

みくちゃんがニヤニヤしながら李衣菜ちゃんをからかう。

 

 

李衣菜ちゃんは少し頬を赤くしながらそっぽを向き、反論をした。

 

 

でも、実際はみくちゃんが言ってたみたいに猫に来てもらいたいんだろうな李衣菜ちゃん。

 

 

チラチラ寝ている猫見てるし、猫見ながら溜息ついてる時もあったしね。

 

 

「もう素直じゃないにゃありーなチャンは。しょうがないからみくがネコチャン連れてきてあげるにゃ!!」

 

 

そう言うと、食べ終わったみくちゃんは立ち上がり猫の方に向かう。

 

 

狙うのは日向ぼっこをしている猫みたいだ。

 

 

「ほ〜ら猫ちゃんこっちおいでー。 みく達と遊ぼー」

 

 

みくちゃんは猫と目線を合わせながら猫じゃらしを振る。

 

 

日向ぼっこしていた猫はみくちゃんの持ってる猫じゃらしに気づくと、猫パンチをしながら猫じゃらしに触った。

 

 

「にゃ〜可愛いにゃあ♪ ほらほらこっちおいでー」

 

 

みくちゃんは猫パンチをしている猫をキラキラした目で見つめる。

 

 

凄くいい笑顔だ。でも、猫パンチはするけど猫はなかなか動こうとしない。

 

 

それでもみくちゃんは少しだけ粘る。

 

 

でも、結局猫は猫じゃらしに飽きたのかパンチをやめ、また日向ぼっこを始めてしまった。

 

 

しかし、みくちゃんはホクホク顔で帰ってくる。

 

 

気のせいか肌がイキイキしている気がするよ。

 

 

「にゃ〜やっぱりネコチャンは可愛いにゃあ!! あの猫パンチをする姿とか、結局遊ぶだけ遊んでこっちに来ない素っ気無さとかがたまんにゃいにゃ〜」

 

 

みくちゃんは席にすると手で頬を包み、身体をクネクネさせる。

 

 

どうやらさっきの猫とのやり取りが、みくちゃんにとって良いものだったらしい。

 

 

「なんかみくちゃんご満喫してるけどさ、結局猫こっちきてないじゃん」

 

 

「そんなこと今はどうでもいいにゃ」

 

 

猫をこっちに連れてくるために近づいたのに、言ってることが今は全然違う。

 

 

「ちぇー1人だけ満足してずるいや。 陸もそう思うよねー?」

 

 

「そうだね。 みくちゃんだけ満足そうなのは釈然としないね」

 

 

「なんだか2人ともみくに当たりキツくないかにゃあ!?」

 

 

「「そんなことないよ」」

 

 

1人だけ満足してるから羨ましいとか思ってないし。

 

 

「2人もネコチャンのとこに行ってみればみくの気持ちがわかるはずにゃ!! ほら善は急げにゃ!!」

 

 

みくちゃんは俺たちの反応に少し不貞腐れながら、俺たちを立たせる。

 

 

そして、俺たちの背中を押しながら猫の近くまで連れてきた。

 

 

「ほら今いる2匹のネコチャンなら、りーなちゃん達と遊んでくれるかもしれないにゃ!!」

 

 

みくちゃんが指をさした先にはオモチャで遊んでいる2匹の子猫がいた。

 

 

確かに遊んでる猫なら俺たちと遊んでくれるかもしれないな。

 

 

「こっちおいでー」

 

 

俺は猫じゃらしを2匹の子猫の前で振り、声を掛ける。

 

 

すると興味を示したのか2匹とも遊ぶのをやめて俺の方を向いた。

 

 

猫じゃらしに近づいて来る2匹の子猫。

 

 

気付いたら2匹とも俺の近くに来ていた。

 

 

「ほらリクチャンが2匹とも連れて来てくれたにゃ! りーなちゃん今がチャンス。 その猫じゃらしで1匹連れてくるにゃー!!」

 

 

みくちゃんが1匹の猫を抱きながら李衣菜ちゃんに声を掛ける。

 

 

みくちゃんいつの間に猫を……

 

 

「う、うん!! ほらこっちおいでーおいでー」

 

 

李衣菜ちゃんが猫じゃらしを振る。

 

 

すると1匹の猫が李衣菜ちゃんの方へ向かった。

 

 

それを見て嬉しそうに笑う李衣菜ちゃん。

 

 

良かった。これで猫が李衣菜ちゃんの方に行かなかったらどうしようかと思ったよ。

 

 

「へへ……可愛いなぁ」

 

 

李衣菜ちゃんは猫じゃらしで遊ぶ猫を恐る恐る撫でる。

 

 

猫は怒る様子も見せず李衣菜ちゃんに撫でられたままだ。

 

 

「りーなチャンもやっと猫の魅力に気づいたにゃ。だから、猫をアイドル活動でもっと押してくべきだと思うにゃ」

 

 

みくちゃんが膝に猫を乗せながらそう言う。

 

 

猫はみくちゃんの膝で気持ち良さそうにしていた。

 

 

……猫が羨ましいなぁ。

 

 

「うーん……別に嫌じゃないけど、やっぱり私はロックの方が良いかな」

 

 

「……ま、りーなチャンならそう言うと思ったにゃ」

 

 

みくちゃんが胸元に猫を寄せながら言う。

 

 

前までなら「なんでにゃ!?」とか言ってちょっとした喧嘩になってたのに、デビューしてから少し変わった気がするな。

 

 

まあ、それでもよく「解散にゃ!!」とか言って解散芸してるけどね。

 

 

ってか、猫ちょっと羨ましいぞ。

 

 

みくちゃんの胸に顔を埋めてる。

 

 

やっぱり俺も男の子だから羨ましいって思うのはしょうがないと思うんだ。

 

 

「ありがとねみくちゃん」

 

 

「別にりーなチャンならそう言うと思ったにゃ。 ちょっとした冗談にゃ」

 

 

李衣菜ちゃんが胸元に猫を寄せながらみくちゃんを見て言う。

 

 

みくちゃんはそっぽを向いてたけど、ちょっとだけ耳が赤かった気がする。

 

 

ってか、みくちゃんに続いて李衣菜ちゃんまで。

 

 

今回の猫は顔を埋めていないけど、胸をペチペチ叩いている。

 

 

さっきも思ったけど、猫羨ましいぞ。

 

 

「にゃ〜にゃ〜」

 

 

みくちゃんと李衣菜ちゃんを横目で見ていると、俺と遊んでいた猫がよじ登ろうとしてくる。

 

 

俺が抱き抱えると胸元に寄ってきた。

 

 

そして、俺の胸をペチペチ叩く。

 

 

ごめんな。李衣菜ちゃん達みたいに柔らかくない固い胸でごめんなぁ。

 

 

そんなことを思いながら猫を撫でる。

 

 

すると、猫は胸をペチペチ叩くのをやめ、俺の胸元に顔を擦り始めた。

 

 

顔を見ると少しだけ気持ち良さそうに見える。

 

 

そして、猫は丸くなると俺の腕の中で寝始めた。

 

 

これは……!!

 

 

「あらあらネコチャン寝ちゃったにゃ」

 

 

「きっと陸の腕の中が気持ちいいんだろうね」

 

 

みくちゃんと李衣菜ちゃんが俺たちを見て笑いながら言ってくる。

 

 

俺はそれを聞きながら猫を撫でた。

 

 

……ごめんな。みくちゃん達の胸に触れて猫羨ましいとか思ってごめんなぁ。

 

 

こんな俺の腕の中で寝てくれるなんてお前は可愛いな。

 

 

そんなことを思いながら腕の中で寝ている猫を抱きしめる。

 

 

抱きしめたことで猫の体温が伝わる。

 

 

とても暖かくて気持ちいい。

 

 

「……もうこの子可愛すぎ!!」

 

 

「「!?」」

 

 

俺が猫の身体に顔を埋めると、みくちゃんと李衣菜ちゃんがビックリする。

 

 

寝ている猫もビックリして起きてしまった。

 

 

しかし、猫はビックリする原因が分かるとまた寝始めた。

 

 

……この猫、人間慣れしすぎじゃない?

 

 

俺はそんなことを思いながら猫を撫でる。

 

 

次の仕事の時間まで俺たちは各々猫カフェを楽しんだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「にゃ〜楽しかったにゃ!! これでまだ仕事頑張れるにゃ!!」

 

 

「なかなか良かったね」

 

 

「次はかな子と来ようかな」

 

 

「「陸(リク)チャンはハマりすぎ(にゃ)」」

 

 

「ぐっ……しょうがないじゃん可愛いんだし」

 

 

「むふふ〜リクチャンもネコチャンの可愛さにやっと気づいたにゃ!! また一緒にこよーね!!」

 

 

「え、それってデートのお誘い?」

 

 

「にゃ、にゃに言ってるにゃりーなチャン!! みく達アイドルなんだよ!? デートとかじゃないにゃ!!」

 

 

「そんなに否定されると悲しいんだけど……」

 

 

「にゃ、別にリクチャンとデートがしたくないってわけじゃないからそんなにショック受けないで欲しいにゃ!!」

 

 

「あーあみくちゃんが陸を悲しませたー」

 

 

「元々はりーなチャンのせいでこうなったんでしょー!!」

 

 

みくちゃんと李衣菜ちゃんがああだこうだと言い合う。

 

 

そして、ある程度話が進むと2人ともそっぽを向いて「解散(にゃ)!!」と言って、安定の解散芸をしていた。

 

 

相変わらず仲が良いな。

 

 

「はいはい解散芸してないで次の仕事場に向かうよ」

 

 

「「解散芸じゃないよ(にゃ)!!」

 

 

「はいはいわかってるよ」

 

 

「「ぐぬぬぬぬ……!!」

 

 

李衣菜ちゃんとみくちゃんが唸る。

 

 

今日もいつもと変わらない元気な2人。

 

 

これから2人がどんなアイドルになるのか楽しみだ。

 

 

そんなことを思いながら、俺たちは次の仕事場へと向かった。

 




猫カフェ行ったことないので、おかしな点があるかもしれませんがあまり気にしないでもらえると嬉しいです。


次はアニメ12話ではなく、CPのみんなが合宿に行っている間、陸くんはなにをしていたのか書こうと思うので、オリジナル話になります。


流石にアイドル達の合宿に男1人だけ参加するのは難しいと思ったので。


あと、これで今年の更新は本当におしまいです。


みなさん良いお年を。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。