三村かな子に双子の兄がいたら。   作:ラムネ色

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アニメの2話が終わった後の話です。





妹は仲間と出会ったようです。

「今日もバイトも疲れたー」

 

 

いやーバイト始めて結構経つけどやっぱり大変だ。

 

 

お昼時なんて職員の人や芸能人が集まるから目が回るくらい忙しい。

 

 

お昼時を過ぎた頃は人は減ってくるが、仕事の資料をまとめる為に来る職員の方や、レッスン終わりのアイドルなどが休憩がてら休む為にくるので結局は忙しい。

 

 

そして夜はレッスン終わりのアイドルなどがドバッと押し寄せてくるし、職員の方などが打ち合わせや軽い打ち上げの為に来るので忙しい。

 

 

いやーきついっすわ。これは時給が高いのも納得。むしろ低かったら所謂ブラックだと思うわ。

 

 

俺は部屋に戻って部屋着に着替えた後、リビングに降りてお茶を飲みながらテレビをつけた。

 

 

すると、ちょうどスポーツニュースで野球の話をしていたので見ることにした。

 

 

「いやーやっぱり野球はいいね」

 

 

今日の試合結果、リーグの順位を見ながらそう思う。

 

 

すると、ちょうどスポーツニュースの司会者が気になることを言った。

 

 

「いやー今日はアイドルのあの方が始球式に現れたので盛り上がりましたねー」

 

 

「本当にそうですね。フォームも綺麗で力強い球を投げていたので僕驚いちゃいましたよ!」

 

 

ん? アイドルでフォームが綺麗で力強い球を投げれる人なんてあのアイドルぐらいじゃないか?

 

 

「いやー姫川友紀さんは凄いですね! 可愛くて筋金入りの野球ファン! 男性の野球ファンの心をガッチリと掴んでますよ」

 

 

やっぱり姫川友紀さんか。

 

 

「姫川さんが投手として投げて、男性ファンの皆さんが捕手として姫川さんのボールを捕る。まさにバッテリーですね」

 

 

「?? よく分かりませんが、姫川さんと男性ファンは相性が良いっていう理解で良いですか?」

 

 

「そんな感じです。まぁ、自分でも何言ってるかよく分からないんですけどね」

 

 

「でもなんとなく伝わりましたよ?」

 

 

「えー嘘でしょう」

 

 

「嘘じゃないですよ!」

 

 

「本当ですか?」

 

 

「本当ですよ!」

 

 

「「……あははははは」」

 

 

……なんだこれ。

 

 

よく分からない言い回ししなくていいじゃないか。

 

 

もうど真ん中ストレートでいいじゃん。

 

 

姫川さんが可愛いから男性野球ファンに人気あるってことだろ?

 

 

しかもにわかじゃなくてガチの野球オタク。下手したらファンクラブとかのおじさんとかよりも詳しいかも知れない。

 

 

そりゃ人気でるわ。

 

 

でも、なんとなくイメージだけど、語り合ったらマニアックすぎることとか言ってきそう。

 

 

まあ、だとしても俺は姫川さんと野球について語り合ってみたい。

 

 

かな子は運動があんまり好きじゃないからスポーツ観戦とかはあまりしない。

 

 

だからスポーツで語れる人と知り合いになりたいんだ。

 

 

女性の意見も気になるしな。

 

 

まあ、会うことなんて一生ないんだろうけどね。

 

 

「ただいま〜」

 

 

俺がそう思っていると、かな子が帰って来た。

 

 

今日からシンデレラプロジェクトが本格的に始まるらしい。

 

 

今日はメンバー全員の顔合わせと宣材写真が目的だそうだ。

 

 

「おかえりかな子。 メンバーのみんなとの顔合わせどうだった?」

 

 

「うん、みんな良い人そうで安心したよ〜」

 

 

「そうかそれは良かった。 持っていったお菓子はどうだった?」

 

 

「あ、みんな美味しいって言って食べてくれたよ! 兄さん、作るの手伝ってくれてありがとう」

 

 

「どういたしまして」

 

 

良かった良かった、みんな喜んでくれたなら頑張った甲斐があるってもんだ。

 

 

「でも、宣材写真は緊張したなぁ」

 

 

「へぇー」

 

 

俺はソファーに座っているかな子にお茶を差し出す。

 

 

かな子はお礼を言いながら少しずつお茶を飲み始めた。

 

 

「やっぱりこの写真で私をアピールするって考えると緊張して……」

 

 

「まあ緊張するだろうなぁ、結局は写真撮れたの?」

 

 

「うん、なんとかOKもらったよ」

 

 

「なら良いじゃないか、これから慣れていけば良い」

 

 

「慣れるかなぁ?」

 

 

「なんなら俺のカメラで写真撮られる練習する? 俺も写真撮る練習になるし」

 

 

「うん、必要だと思ったらお願いしようかなぁ」

 

 

「了解了解」

 

 

「じゃあ私着替えてくるね」

 

 

そう言ってかな子はソファーから立ち上がり部屋に戻ろうとした。

 

 

あ、そうだ。

 

 

「ねぇ、かな子。今日撮った写真貰ってるなら見せて欲しいな」

 

 

「写真? みんなで最後に撮った集合写真なら貰ったけど……」

 

 

「それ見せて大丈夫なやつ?」

 

 

「うん。これは記念にどうぞって渡されたやつだから大丈夫だよ」

 

 

「なら見せて欲しいな。 かな子の仲間がどんな人か見てみたい」

 

 

「良いよぉ〜でも、私が着替えてからね」

 

 

「了解了解」

 

 

「じゃあ、私着替えてくるね。お茶ありがとう」

 

 

「はいはーい」

 

 

さて、どんな人がかな子の仲間なのかな? 楽しみだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「兄さん持ったきたよ」

 

 

「お、見せて見せて」

 

 

あれからちょっとしてかな子はリビングに戻って来て、写真を机の上に置いた。

 

 

それを見る俺とかな子。

 

 

どれどれどんな子達だ?って!?

 

 

「え、人数多くない!?」

 

 

「私入れて14人だよ〜」

 

 

「14人もいるの!? 凄いな!」

 

 

「私も驚いたよ〜」

 

 

はあ〜しかもみんな個性的だなぁ。

 

 

「じゃあ、紹介していくね」

 

 

「お願いします」

 

 

「まず最初は写真の真ん中でダブルピースしてる子からね。名前は島村卯月ちゃん、私達と同じ年だよ」

 

 

「なんか髪型が少し気になるけど可愛い子だね」

 

 

 

「その横にいるパーカーの子が本田未央ちゃんで、反対にいるのが渋谷凛ちゃん。 二人とも15歳だって」

 

 

「本田さんは活発そうだね。リーダーシップありそう。逆に渋谷さんは落ち着いてそう。年の割には大人びて見えるね」

 

 

「で、本田未央ちゃんの隣にいる子が前川みくちゃん。 15歳だって」

 

 

「なんか猫の手になってるね」

 

 

「ネコキャラなんだって」

 

 

「おおー徹底してるなぁ」

 

 

「語尾にニャってつけるぐらい徹底してるよ。 そんな前川みくちゃんの前にいるのが赤城みりあちゃんと城ヶ崎莉嘉ちゃん! 城ヶ崎莉嘉ちゃんの方が金髪だよ」

 

 

「こんな小さな子達もアイドルなのか……赤城ちゃんは人懐こそうだね。 城ヶ崎莉嘉ちゃんってもしかして城ヶ崎美嘉の家族?」

 

 

 

「そうだよー妹だって」

 

 

「へぇ、あのカリスマギャルの妹か。確かにギャルっぽいや」

 

 

「でも、木に登ってカブト虫とか取ってたみたいだよ」

 

 

 

「ははは、まだまだ子どもだなぁ」

 

 

「まだ中学1年生だしね。 じゃあ、続けて紹介するね。 私の隣にいる女の子が緒方智絵理ちゃん、16歳だって」

 

 

「なんか気が弱そうだなぁ、守ってあげたくなるタイプか。 かな子とは相性良さそうだね」

 

 

「うん!すぐ仲良くなれたよ!」

 

 

「良かったね」

 

 

「えへへ……その緒方智絵理ちゃんの横にいる女の子が多田李衣菜ちゃんで17歳だよ」

 

 

「TシャツにROCKって書いてあるけど、ロックが好きなのかな? ヘッドフォンもしてるし」

 

 

「そうらしいよ、休憩中にもヘッドフォンで音楽聞いてたもん」

 

 

「へぇー意識高いのかな? まあこれからアイドルになるんだし、意識高い方が良いか」

 

 

「私も見習わなくちゃね。 ロックが好きな多田李衣菜ちゃんの隣にいるのが新田美波さん。みんなよりちょっと年上な19歳」

 

 

 

「じゃあ、この人がシンデレラプロジェクトのリーダーになるのかな? 優しそうな人だ」

 

 

 

「それは分からないけどとっても優しい人だったよ。その隣にいるのはアナスタシアちゃん。15歳だって」

 

 

 

「この子はハーフなのかな? とても15歳には見えない……」

 

 

「ロシア人と日本人のハーフで北海道出身らしいよ。 私も初めて見た時はお人形さんみたいって思ったよ。 15歳って聞いた時は私も驚いたなぁ〜」

 

 

「ちゃんと意思疎通できるの?」

 

 

「時々ロシア語が混じるけど大丈夫だったよ」

 

 

「へぇー」

 

 

「アナスタシアちゃんの横にいる子は双葉杏ちゃんと諸星きらりちゃん。二人とも17歳だって。抱き抱えられてる方が双葉杏ちゃんだよ」

 

 

「これは……また対照的な二人だな」

 

 

「でもとっても仲良しなんだよぉ」

 

 

「そうなのか……双葉さんのTシャツなんだあれ?ちょっと欲しい」

 

 

「あのTシャツには『働いたら負け』って書いてあったよ」

 

 

「ならなんでアイドルになったんだ……」

 

 

「そこは私にも分からないなぁ。 でも、きらりちゃんがちゃんと引っ張っていってくれると思うよ」

 

 

 

「とりあえずキャラは二人とも濃いな」

 

 

 

「確かにそうだね。 そして最後の一人は神崎蘭子ちゃん。14歳だって」

 

 

 

「この子は服装といい外見といい目立つな。後、なんで室内で日傘さしてるんだろ?」

 

 

 

「肌が光に弱いとかじゃないかな? 難しい言葉を話してたけど良い子だったよ」

 

 

 

「難しい言葉? この子も外国人?」

 

 

 

「ううん違うよ。 なんていったっけ……確か厨二病が影響しているから難しい言葉で話してるって聞いたよ」

 

 

 

「…………」

 

 

 

なんだろう、厨二病と聞くと凄く俺の心にくるものがある。

 

 

 

「この14人でシンデレラプロジェクト開始するんだぁ」

 

 

 

そう言って麦茶を飲み干すかな子。 ずっと喋りっぱなしだったもんね、お疲れ様ありがとう。

 

 

 

「へぇーこの14人がかな子の仲間か……誰が一番最初にデビューに近付くかな」

 

 

「あ、それなら島村卯月ちゃんと渋谷凛ちゃん、本田未央ちゃんが一番デビューに近付くと思うよ」

 

 

「え? なんでそう思うの?」

 

 

「この3人、次のライブで城ヶ崎美嘉ちゃんのバックダンサーやるんだよ。本人に頼まれたんだって」

 

 

 

「本人に頼まれるって凄いな」

 

 

ってか、もう一歩前進してるのか。凄いな。

 

 

「そのライブっていつあるの?」

 

 

「え、確かもうちょっとしたらあったはずだよ。 私はプロジェクトのみんなと一緒に応援に行く予定だよ」

 

 

「なら俺も応援に行くか。 かな子の仲間が晴れ舞台に立つんだ。しかとこの目で確認しないとな」

 

 

 

「えええ!? 兄さんも行くの!? でも、兄さんライブとか行ったことあったっけ?」

 

 

「ないけど友達にアイドル好きな奴がいるから色々と教えてもらうよ。 でも、まずはそのライブのチケットを手に入れないといけないな」

 

 

「でも兄さん。お金とか大丈夫なの?」

 

 

「大丈夫大丈夫。 無駄にお金はあるしね」

 

 

「なら良いけど……でもなぁ……」

 

 

なんか歯切れ悪いな……あ、もしかして。

 

 

「かな子のライブよりも先にアイドルのライブに行くから寂しがってたりする? 勿論かな子がデビューしたりした時もちゃんと行くからな。 グッズとかも出るならちゃんと買うから大丈夫だって!」

 

 

そう言うと、かな子は嬉しそうに笑う。

 

 

「……えへへ、なら良いよぉ〜」

 

 

……かな子は可愛いなもう!

 

 

「じゃあ、そういうことだから。 俺は早速部屋に戻って情報を手に入れるよ」

 

 

「うん、分かったよ。じゃあね兄さん」

 

 

「おーう」

 

 

俺は自分の部屋へと向かう。

 

 

さて、どこでやるんだろ? お金もどれくらいかかるかな。ちゃんと情報を手に入れないと。

 

 

 

その日の晩、俺はネットサーフィンをしまくって情報を集めた。

 

 

よし、次のライブ楽しみだな!

 

 

 

 

 

 

 




キャラの紹介難しい。
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