ライブとか行ったことないので変な点とかあるかもしれません。
今日の天気は晴れ。 絶好のライブ日和だ。
そして、周りを見渡すと人がたくさんいる。
そんなわけだから……
「暑っいなクソタッレ」
まだ夏じゃないのにこの暑さはなんだ。
友達から人が集まるから暑いよと聞いてはいたが、まさかこんなに暑いとは思ってなかった。
飲み物たくさん持ってきていて良かった。小まめに水分補給しよう。
「こちらの列に並んでくださーい」
そう思っていると、スタッフがお客さんを誘導する。
さて、スタッフの言う通りに動いてグッズを買おうかな。
俺は目当てのグッズを買うために列に並ぶ。 先が全く見えないな。
俺はチケットを無くさないように財布へと閉まう。
いやーそれにしてもチケット手に入れることができて良かった。
友達にチケットを持ってないかとダメ元で聞いてみたら、アイドル仲間などを通して余ってるチケットがないか聞いてあげると言ってくれた。
そして、偶然にも都合が悪くなって行けなくなった人のチケットを譲ってもらうことができたのだ。
俺は友達にお礼を言ってチケット代を渡して無事チケットをゲットした。
しかし、次からはもっと早く準備をするように、行けなかった人の分もしっかり楽しむようにと、友達にちょっと怒った様子で言われてしまった。
確かにそうだよな。行きたくても当選できなかった人達とかがいるんだ。 本当に今回は運が良かっただけ。
次からはもっと早く行動しよう。
そう心に決めた瞬間、遂に俺の番が巡ってきた。
「いらっしゃいませーなにをお探しですか?」
「えっと……小日向美穂さんの団扇下さい。 後、えっとなんて言うんでしたっけ……?あの光る棒の名前」
「サイリウムのことでしょうか?」
「そうそうそれです! それを2本と団扇を一つ下さい」
そうだそうだサイリウムだった。 何故か頭の中ではビームサーベルって認識してたんだよな。
「ご購入ありがとうございましたー!!」
俺はスタッフにお金を渡して目当てのグッズを手に入れた。
へへ……アイドルグッズなんて初めて買ったけど凄いな。 色々な種類があってクオリティも高いや。 買いたくなる気持ちも良く分かる。
俺は買ったグッズをカバンの中へと仕舞う。
良かった、小日向さんのグッズを買うことができて。
俺が一番アイドルで好きなのは小日向美穂さんだ。
今回のライブでも出てくる。
好きな理由としては、正統派アイドルだからだ。
時々テレビや346カフェとかで見たりするけど、凄く素朴そうで可愛らしい女の子だと本当に思う。
でも、俺はそこまで小日向さん、いや、アイドルについて具体的に知っているわけではない。
知ってるとしても一般的な知識しか知らないのだ。
でも……
「今回のライブでアイドルってものがもっと深く分かるのかな?」
俺は少しドキドキしながらライブ会場へと入って行った。
ーーーーーーーーーーーーー
ザワザワ、ザワザワ……
「凄い……なんて熱気だ」
さっきよりも人がたくさんいる。
なんて人数だ。 しかもこの狭さ。サウナみたいなもんじゃないか。
「っと、席を探さないと」
まだ開演時間まで少し時間がある。
早く自分の席に行って今回のライブのパンフレットを見よう。
俺は人の波を掻き分けながら前へと進む。
くそ〜かな子は関係者席とかに座るのかな?
座るならこんな辛い思いしなくて済むんだろうな。
そんなことを思っていると、自分の席に到着した。
ふぅ……とりあえず一安心。
汗かいたから水分補給したらパンフレット見よ。
俺はカバンからペットボトルとパンフレットを取り出す。
どうやら今回のライブは城ヶ崎美嘉だけのライブじゃないらしい。
川島瑞樹、佐久間まゆ、日野茜、小日向美穂など、346プロダクションの人気アイドル達も一緒にライブをするそうだ。
うん、とても楽しみだ。
「おっ! そろそろ始まるのかな?」
パンフレットを見ていると、隣の人がそんなことを言うので周りを見てみると、さっきまでのざわめきが少しずつ収まってきた。
照明も少しずつ暗くなってきている。
おおお……遂に始まるのか……! なんか緊張してきた。
そう思っているとメロディーが流れてきて、ステージの幕が開く。
そして、そこから少しずつ姿を現わすアイドル達。
お、やっとこの曲がなにか分かってきたぞ。
この曲は……
「お願い!シンデレラだ!」
「「「うおおおおおおお!」」」
遂にライブが始まる……!!
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「みんなーありがとー!」
「「うおぁぁぁぁぁ!」」
「うわぁぁぁぁぁ!」
川島さんの歌が終わる。お客さん達のテンションは高まるばかりだ。
俺もテンションが高まっている!アイドルのライブってすげぇ! みんなキラキラ輝いてる!
もう最高だよ! 川島さんまじで美人ー! 小日向さんまじプリティー! もう最高だぁぁぁぁ!
どんどんアイドル達が歌っていく。 それと一緒にお客さんのテンションも上がっていく。 これがライブか! みんながアイドルに嵌る理由がよく分かったよ!
川島さんの歌が終わったけど、俺のテンションもお客さんのテンションも高いまま。
さあ、次は誰の曲なんだ!?
そう思っていると、すぐに新しいメロディーが流れてくる。
これは……!!
「キターーー!!」
俺がこのライブにくる理由となった城ヶ崎美嘉の『TOKIMEKIエスカート』。
ってことはあの3人も出てくるってことか!
頑張れよー! 応援してるからなー!
そう思っていると、城ヶ崎美嘉の後ろから3人がいきなり現れた。
ちょっと着地に失敗してダンスがずれたけど問題なく初ステージ開始だ。
「「ハイ! ハイ! ハイ! ハイ!」」
「うおおおおーうおおおおー」
ここにいるお客さんのほとんどが城ヶ崎美嘉のことを見ているだろう。
バックダンサーの3人なんて目にないかもしれない。
でも、同じステージに立ってることには変わりないんだ。
精一杯頑張って楽しめ!
そんな気持ちも込めて俺はコールをする。
そして、城ヶ崎美嘉のTOKIMEKIエスカートは終わりへと向かっていった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「みんなーありがとねー!」
「「ワァァァァア!!」
やった! 3人とも踊りきったぞ! カッコ良かった!
俺が喜んでいると、城ヶ崎美嘉はお客さんみんなに声をかける。
内容はバックダンサーの子たちが新人であること、誘ったらステージに立ってくれたことを言っていた。
こういうところであの3人をアピールしてくれるなんて良い先輩だな。
「「「最高ー!!!」」」
そう思っていると、城ヶ崎美嘉に感想を聞かれた3人は両手を挙げながらそう言う。
3人とも良い笑顔だ。 本当に最高だったんだろう。
かな子もあの3人みたいに輝くのかな……。
俺は楽しそうに笑う3人を見ながらそんなことを思った。
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『全プラグラム終了致しました。 忘れ物がないよう、お気をつけてお帰り下さい』
「いやー今日のライブまじ最高だったな」
「まゆちゃん可愛かったねー!」
「茜ちゃん見てると元気貰えたよ! 明日からの仕事頑張れそうだ」
ライブが終わってみんなボチボチ帰って行くのが目に入る。
さて、俺も帰るか。
俺は席から立ち上がりステージの方を向く。
いつかかな子やシンデレラプロジェクトのみんなが同じようなステージに立てますように。
俺はそう願いながら、ライブ会場を出た。
……ライブ会場から出たら、今回ライブに出たアイドルのグッズ買いまくろう。
この後、陸くんは沢山のアイドルグッズを買った模様。
一番多かったのは小日向美穂さん。 他のアイドルグッズの約2倍の量を買ったようです。 帰りは荷物が多くて重かったが、財布は反対に軽かった模様。
次の話はオリジナルになる予定です。